5 名前:VIP足軽i[] 投稿日:2006/11/24(金) 20:15:55.33 ID:K6jRye1L0
深夜。
周囲の家々に明かりはもうついていない。
そんな中、一軒だけ明かりのともった小さな家。
その一室、汚い男の子らしい部屋で少年は一人胸を高鳴らせていた。
目の前には雑種犬が一匹。犬は少年に股間を突きつけられている。
(;^ω^)「ハァハァ……な、舐めてミソ」
犬の前でチン○を露出しているブーン。
彼が飼い犬に何を期待しているのか……皆様にはもうお分かりだろう。
8 名前:VIP足軽i[] 投稿日:2006/11/24(金) 20:18:14.01 ID:K6jRye1L0
「クセェ……」
(;^ω^)「お!?」
今の声はどこから!? もしかしたら母親に見られた!?
振り返ってみるが、自分の部屋には誰にもいない。
きっと空耳アワーばりの空耳だったと納得して、
もう一度犬の前にチ○ポを突きつける。
('A`)「クセェって言ってんだよ! この短小包茎がぁ!……この短小包茎がぁ!」
(;^ω^)「ド、ドクオ……お前……」
ブーンはあまりに驚愕して声が出なかった。
9 名前:VIP足軽i[] 投稿日:2006/11/24(金) 20:19:26.24 ID:K6jRye1L0
何故、何で犬であるはずのドクオが……。
(;^ω^)「雄だったのかお?」
('A`)「……そこかよ」
ブーンの疑問は少しズレていました。
( ^ω^)ブーンと犬→('A`) 始まるよ〜
13 名前:VIP足軽i[] 投稿日:2006/11/24(金) 20:25:56.72 ID:K6jRye1L0
第一話、激動! 人生を賭けた戦いへ
流石にテスト期間ともなると、ブーンでさえ焦りを見せていた。
お陰で溜まりに溜まった白い液体は、
「出してくれ〜」「できれば可愛い子の中で!」と暴動を起こし続けた。
(;^ω^)「無理だお。『ツルシコ様でした』に反応する僕には無理だお」
今にも破裂しそうな下半身は勢力を増強し続け、さながら
ティターンズを結成し始めていた。
そして、突っ走ったティターンズがドクオの前に露出されたのだが……。
14 名前:VIP足軽i[] 投稿日:2006/11/24(金) 20:27:56.97 ID:K6jRye1L0
('A`)「お前……俺の事舐めてんだろ?」
(;^ω^)「いや、舐めてるって言うか、舐めてもらいたかったです」
('A`)「黙れ! この短小包茎がぁ!……この短小包茎がぁ!」
チンポコを露出したまま、ブーンは正座させられていた。
目の前にはワイングラスにピルクルを注ぎ、セレブの様に口付けるドクオがいた。
('A`)「いいか、少年。世の中にはやっていい事とダメな事がある。
君は明らかに後者をやったね?」
(;^ω^)「はぁ……」
('A`)「君はこの短小包茎を私に舐めさせようとした」
ドクオはおもむろに、ブーンのポコポコを踏みつけた。
16 名前:VIP足軽i[] 投稿日:2006/11/24(金) 20:30:41.69 ID:K6jRye1L0
(;^ω^)「あ、あう!」
('A`)「こんな臭いものを僕に舐めさせようとしてたのかい!? どーなんだい!?」
グリグリと踏みつけられる○ンポ。
何日も溜まりかねているソレは破裂しそうにビンビンになり、
(;^ω^)「らめぇ……もぉ我慢できらぃ……」
女の子のような喘ぎ声を漏らし、ブーンは身もだえする。限界が近いのだ。
それを足先で感じたドクオはさっと身を引く。
(;^ω^)「な、なんでぇ……やめないでぇ」
犬に媚びを売るブーン。
21 名前:VIP足軽i[] 投稿日:2006/11/24(金) 20:33:41.78 ID:K6jRye1L0
('A`)「まったく……」
ビクビク痙攣しているティムポを見下ろし、ドクオは閃いた。
('A`)「なるほど。君のお馬鹿な思想はコレが原因か」
ため息を吐いてピルクルを飲み干す。
('A`)「どうやら、君にはコレが無い方がいいらしい」
(;^ω^)「え? コレ=自分ですけど何か?」
('A`)「黙れ。ウウウウ!」
犬らしく牙を剥くドクオに恐怖し、ブーンは後ずさる。
22 名前:VIP足軽i[] 投稿日:2006/11/24(金) 20:34:42.37 ID:K6jRye1L0
(;^ω^)「ド、ドクオ!? どうしたんだお? 犬みたいだお!」
本能から、大切なモノを食べられる。との連絡を受け、咄嗟に両手で庇った。
('A`)「ガルルルル!」
(;^ω^)「さっきの足コキの方が良かったのに、いきなりお口ですか!?」
言ってはみるが、流石にそんな雰囲気ではない。
鋭い牙で、モノを食い千切られる。本能からの連絡は途絶えず、自然と体が震える。
('A`)「ウォオウ!!」
(;^ω^)「うっ!!」
恐怖からつい目を瞑ってしまった。
24 名前:VIP足軽i[] 投稿日:2006/11/24(金) 20:40:04.74 ID:K6jRye1L0
『カチャカチャスルリ……キュポン……』
間抜けな音がしたが、最初のはズボンを下ろす音か? ご丁寧にどうも。
しかし、それはどうでもいい。我が息子、我が相棒、我が永遠の友よ……ここでお別れか。
せめて……あぁせめて、可愛くて背は自分の頭一個ぐらい低くて、
胸はBかCぐらいで目は丸い感じ、髪は肩までぐらいでやっぱり黒髪が良いかな。
それで、いつもは友達みたいな感じだけど、二人きりになると甘えてくる彼女が欲しいです。
(;^ω^)「さ、作者の要望かお! 他のスレへ行きやがれ!」
25 名前:VIP足軽i[] 投稿日:2006/11/24(金) 20:41:56.12 ID:K6jRye1L0
心の中で叫んでから、ブーンはゆっくり目を開けた。
痛みはない。何故だろうか……?
と、完全に目を見開いて正面のドクオを見ると、
彼……と言っていいのか分からぬが、彼(雑種犬:雄)は変な器具を手に持っていた。
それが何か閃かなかったブーンは、ドクオの目標であったはずのポコチンに目を向ける。
(;^ω^)「な……な……な……」
28 名前:VIP足軽i[] 投稿日:2006/11/24(金) 20:43:42.91 ID:K6jRye1L0
(;゜ω゜)「な ん で す か こ れ は ー !(金八風)」
30 名前:VIP足軽i[] 投稿日:2006/11/24(金) 20:46:49.21 ID:K6jRye1L0
「なんじゃこりゃー」を期待していた人はごめんなさい。
あまりにも意外な光景だった。血が一滴も零れず、肉片すら見当たらない。
驚愕のあまり、中学生にして妊娠したという杉田かおるの演技を思い出していた。
('A`)「これでお前の煩悩も終焉を迎えた」
空になったワイングラスを残念そうに見つめながら、ドクオが呟く。
(;^ω^)「そんなバナナ……」
同様に呟くブーンだったが、バナナは無かった。そう、『無い』のだ
33 名前:VIP足軽i[] 投稿日:2006/11/24(金) 20:50:27.99 ID:K6jRye1L0
幼女の様なツルツルペタリンコ。
客観的に見るなら大興奮のブーンだが、自分がツルツルペタリンコリンコになるとは……。
(;^ω^)「一体どういうことなんだお?
ハンター×ハンターがいつまで経っても再開しないのは
どういうことなんだお?」
とりあえず、ブーンはドクオの持っている器具に注目した。
(;^ω^)「お?……あ、あれは……!
トイレが詰まった時とかに使うキュポンキュポンするヤツだお!
かの学園ドタバタコメディマンガのヒロインは、
ソレを使ってトイレ(確か3階ぐらい)から地上へ降りたと言う!」
ドクオはそのキュポンキュポン(正式名称不明)でブーンの股間部、
男の象徴を根こそぎキュポニングしてしまった。
キュポニングされたブーンの股間は先程言ったとおり
ツルツルペタリンコリンコリンコリンコ。
おしっことかどうすんの? というツッコミはやめて頂きたい!
37 名前:VIP足軽i[] 投稿日:2006/11/24(金) 20:55:34.64 ID:K6jRye1L0
(;^ω^)「ど、どうすれば治るんだお……?」
('A`)「治る? それは無理だよブーン……いや、ここはブーンと呼ばせてもらう!」
(;^ω^)「無理って……どういうことだお!」
('A`)「この杖はキュポ……スターロッドという名の魔法の杖だ」
(;^ω^)「テメェも正式名称知らないのかお!
自分をこんなにした原因の名前が分からんって恨むに恨めないお!」
知ってる人はレスください。
(;^ω^)「他力本願な作者め。トラックが跳ね飛ばしてきた小石で失明すればいいお」
40 名前:VIP足軽j[] 投稿日:2006/11/24(金) 21:01:04.87 ID:K6jRye1L0
ツルツルペタリンコ×4の下半身を撫でるが何の感触もない。
これで目を瞑れば色々なことが想像できるが、
それを吐き出してくれる相棒が目の前の犬っころに奪われた。
(;^ω^)「この悪魔め……」
込み上げる怒り。無意味に奪われた相棒の存在……。
この男(雑種犬:雄)が自分のすべてをさらって行った。
許せない……許せるはずがない。
しかし忘れてはならない。ブーンが飼い犬になにをさせようとしていたかを……。
42 名前:VIP足軽j[] 投稿日:2006/11/24(金) 21:06:10.93 ID:K6jRye1L0
(;^ω^)「で、そのスターロッドをどうしたらこうなるんだお!」
('A`)「簡単に言うと、このスターロッドの先(キュポニングする所)で
君のアソコを異次元へ飛ばしたのだ」
(;^ω^)「あん!? 異次元!?」
('A`)「そう……今頃はどっか流れてるだろ」
(;^ω^)「そこ曖昧にすんな!」
('A`)「フン。要するにだ。
拙者を倒し、スターロッド(正確にはキュポニングする所)を破壊しさえすれば、
君の股間は元通りになるのだ」
(;^ω^)「自分から解決案を提示するなんて、なんて作者に優しい犬なんだお!」
とにかく、この犬を倒してスターロッド(正確にはキュポニングする所)
を壊せばいいと判断したブーンはドクオに飛びつこうとした。
しかし、それは叶わなかった。
45 名前:VIP足軽j[] 投稿日:2006/11/24(金) 21:08:36.77 ID:K6jRye1L0
('A`)「さらばだ……股間を、いや相棒を返してほしくばおいどんを探すがいい」
(;^ω^)「さ、探すって……」
窓枠に飛び移っていたドクオ。
外では何故か雷音が響き、閃光がドクオとブーンを照らしつける。
('A`)「ミー達はきっとまためぐり会える……運命が我輩達を導いてくれる」
(;^ω^)「だったらこの場で返せやぁ!」
('A`)「無駄だ!」
(;^ω^)「う……」
また突進しようとしたブーンだったが、剥かれた牙にたじろいだ。
47 名前:VIP足軽j[] 投稿日:2006/11/24(金) 21:11:56.72 ID:K6jRye1L0
('A`)「君にはまだ力が足りない。そのままでは、アタイには勝てない。
十分、戦略を立ててきなよ、坊や」
そう言うと、ドクオは消えていった。
(;^ω^)「クゥ……」
愕然として、ブーンは跪いた。同時に流れ落ちる汗と涙。
俺のこの手に力があれば、アイツに勝てたんだ。
情けない。力が欲しい……ヤツに勝てる力が欲しい。
(;^ω^)「チクショォォオオオオ!!」
これが弱い自分への決別の咆哮だ。
ブーンはゆっくり立ち上がると、拳を握り締めた。
49 名前:VIP足軽j[] 投稿日:2006/11/24(金) 21:13:57.03 ID:K6jRye1L0
そして最後に、心に残ったもやもやを呟いた。
(;^ω^)「最後まで、アイツの一人称が分からなかったお」
やっぱりブーンの考えはズレていました。
第一話、おーわり(サブタイトルの突っ走りには謝ります)
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