174 名前:VIP足軽ktkr[] 投稿日:2006/11/25(土) 21:28:57.34 ID:Lv2MJJzl0
第五話、終焉! さようなら……ドクオ
(´゜ω゜`)「ウワァアアアアアア!」
ショボンを渦巻くオーラは周りの本やパソコンを吹き飛ばし、客をも飛ばしていく。
(;゚∀゚)「一体なんだってんだ!? コレも杖のせいだって言うのかよ!」
(*゚ー゚)「わ、分かりません。杖が第三者にまで影響を及ぼすなんて、
協会の歴史にはまったく!」
烈風を両腕で庇いながら、一同はショボンの変化に驚愕する。
川 ゚ -゚)「チィ! やるしかないと言うのか」
( ゚∀゚)「まってくれ! アイツはなにかに操られてるんだ!」
川 ゚ -゚)「なにか?」
(*゚ー゚)「ブーンさん、何か心当たりは!?」
慌てる三人。
175 名前:VIP足軽ktkr[] 投稿日:2006/11/25(土) 21:30:37.03 ID:Lv2MJJzl0
( ^ω^)「あ〜無いお。ドクオは?」
('∀`)「ないない。あるわけないじゃん」
( ^ω^)「だよね〜」
二人は飛び散った本の中からエロ本を探し出し、一緒になって読んでいた。
(;゚∀゚)「ど、どうすりゃいいんだ!」
(´゜ω゜`)「う……ぅう」
ゆっくりコチラに歩み寄ってくるショボン。
176 名前:VIP足軽ktkr[] 投稿日:2006/11/25(土) 21:33:26.05 ID:Lv2MJJzl0
( ゚∀゚)「ショボン! 正気に戻れ!」
(´゜ω゜`)「アハァン!」
( ゚∀゚)「……?」
ショボンの腕を掴んだ瞬間、彼から喘ぎとも取れる声が漏れ出た。
( ゚∀゚)「ほ〜れ、ツンツンツン、ツツンガツン」
(´゜ω゜`)「アンアンアン、アアンノアン」
別に乳首や股間といって急所を突いたわけではないのに、ショボンは身悶えをする。
( ^ω^)「こ、これは! 全身性感帯現象!」
ブーンはハッと閃いた。
178 名前:VIP足軽ktkr[] 投稿日:2006/11/25(土) 21:38:21.09 ID:Lv2MJJzl0
(*゚ー゚)「全身……」
( ^ω^)「そうだお!
これは、僕がしぃさんに飲ませようとしていたコーヒーに入れてた媚薬の効果だお」
一瞬、空気が止まった。
( ゚∀゚)「もう一回言ってみ?」
( ^ω^)「だから、しぃさんに飲ませようとしていた媚薬の……」
ブーンも事の重大さに気づいた。
181 名前:VIP足軽l[] 投稿日:2006/11/25(土) 22:01:20.00 ID:Lv2MJJzl0
( ゜ω゜)「しまったぁ―――――!!!」
この後、ブーンはタイーホされました。
183 名前:VIP足軽l[] 投稿日:2006/11/25(土) 22:08:34.72 ID:Lv2MJJzl0
( ^ω^)「だが断る!!」
何とか捕まりませんでした。
(;^ω^)「クッ、ドクオめ……ショボンをこんな目に遭わせるなんて!」
( ゚∀゚)「コイツ……無かったことにする気だ!」
川 ゚ -゚)「しかし、ショボン君はどうする?」
(*゚ー゚)「私に任せてください!」
バッと前に出たしぃ。そして、腰を軽く落とすと、
(*゚ー゚)「牙突・零式!」
(´゜ω゜`)「オジャパメ――――ン!!!」
ショボンは色んな意味で果てた。
184 名前:VIP足軽l[] 投稿日:2006/11/25(土) 22:13:03.35 ID:Lv2MJJzl0
( ^ω^)「ショボン……安らかに眠れ。
ドクオ、お前だけは許さないお……」
(;'A`)「え? オレはまったく関係ないだろ」
( ^ω^)「うるさいお! すべての元凶はお前なんだお! 死ねぇ!」
ブーンはスーパーサイヤ人になって、とてつもない光弾を撃ちだした。
光弾はドクオに直撃のコース。
最早、異次元に飛ばされた相棒を助けるためという目的は覚えているようで忘れている。
川 ゚ -゚)「ムッ?」
光弾は何もなかったかのように消え去った。
ドクオの目の前にはスターロッドがあり、それがバリヤーとなったのだ。
185 名前:VIP足軽l[] 投稿日:2006/11/25(土) 22:15:43.02 ID:Lv2MJJzl0
(;^ω^)「な、なんだお?」
(*゚ー゚)「……目覚めてしまった」
( ゚∀゚)「目覚めた? どういうことだ!?」
(*゚ー゚)「あの杖だけは特別なんです。元々強力な魔法使いを封じ込めた杖ですから」
川 ゚ -゚)「その魔法使いが目覚めたと?」
(*゚ー゚)「……はい」
しぃが呟いた瞬間、スターロッドは輝きだした。
\・∀・/「ヌハハハハ! 久しぶりのシャバじゃい!」
スターロッドの先端に目と口を書いただけの物体が目の前にいた。
(;^ω^) (;゚∀゚) (;*゚ー゚)「うわぁ……」
正直な感想が漏れた。
186 名前:VIP足軽l[] 投稿日:2006/11/25(土) 22:18:09.61 ID:Lv2MJJzl0
\・∀・/「何だこの野郎! 文句あんのか!」
(♯^ω^)「大有りだこの野郎! ラスボスがこんなんじゃ、どうやって
終わればいいんだお!」
ブーンはスターロッドを持って、ブンブン振り回す。
\・∀・/「や、やめて! 目が回る!」
(♯^ω^)「僕のアソコを返せ―――!」
\・∀・/「いいよ〜」
( ^ω^)「……いいの?」
スターロッドは素直だった。
187 名前:VIP足軽l[] 投稿日:2006/11/25(土) 22:22:28.41 ID:Lv2MJJzl0
\・∀・/「ピーリカピリララポポリポペーペルトー(うろ覚え)
少年のアソコよ、元に戻れ〜」
スターロッドの頭から出た光りが、ブーンの股間を包む。
\・∀・/「確認したまえ、少年」
( ^ω^)「モロチンだお」
ブーンはズボンを引き下げた。
しぃは手で顔を覆ったが、クーは興味津々で見つめている。
188 名前:VIP足軽l[] 投稿日:2006/11/25(土) 22:25:24.97 ID:Lv2MJJzl0
( ゜ω゜)「ダイターン、カムヒア!!!」
189 名前:VIP足軽l[] 投稿日:2006/11/25(土) 22:28:58.76 ID:Lv2MJJzl0
と、叫びたくなるぐらいブーンはビックリした。
そこには、チチンではなく、本物のママンがあったのだ。
( ^ω^)「テンメェ! こんな付けられても困るお!! でも本物見れてラッキー!」
\・∀・/「す、すまん。やり直す。カメルクーラルクーラリロリポップン!」
また光りが股間を包む。
そして、
( ゜ω゜)「ヤッタ――――――!!! 戻った―――――!!!」
ついにブーンの相棒が在るべき場所に戻ってきた。
191 名前:VIP足軽l[] 投稿日:2006/11/25(土) 22:33:58.69 ID:Lv2MJJzl0
( ゚∀゚)「やったな! ブーン!」
( ^ω^)「ありがとうありがとう。正真正銘、僕のダイターンだお!
これで参議院議員にもなれるお!」
ブーンは拍手をしてくれる観衆に手を振る。
川 ゚ -゚)「フゥ……これで一安心だな」
( ^ω^)「須名さんもありがとうだお」
川 ゚ -゚)「いや、私も目的が達成できた」
( ^ω^)「目的?」
川 ゚ -゚)「あぁ、赤ん坊の頃にされたらしんだが……。
私も大切な所を異次元に飛ばされていてな」
( ^ω^)「それって……」
川 ゚ -゚)「さっきのだ」
( ^ω^)「…………」
192 名前:VIP足軽l[] 投稿日:2006/11/25(土) 22:35:11.44 ID:Lv2MJJzl0
( ゜ω゜)「アスべ―――――スト!!!!」
197 名前:VIP足軽mp3[] 投稿日:2006/11/25(土) 23:08:10.41 ID:Lv2MJJzl0
ブーンは思いっきり鼻血を吹いた。
その鼻血はヤムチャと対戦している(略)勝利した。
(*゚ー゚)「あの、杖さん。協会に帰ってくれませんか? 皆心配しているんです」
\・∀・/「お主も可愛いのう。まぁ、女の子の頼みは断れんわ」
(*゚ー゚)「ありがとうございます」
しぃはスターロッドを抱えて魔法協会への扉を開き、呆然としているドクオに声をかける。
(*゚ー゚)「ドクオ君、アナタも行きましょう」
(;'A`)「え? ヤダよ」
(*゚ー゚)「でもアナタはもう犬として、この世界では生きられないのよ」
('A`)「……大丈夫だよ。水木一郎として生きるから」
(*゚ー゚)「無理よ」
('A`)「じゃあ影山ヒロノ……」
(*゚ー゚)「無理よ」
ドクオはチラリとブーンを見た。
例え股間を突きつけられても、命を賭けた戦いをしても、ブーンは大切なご主人様なのだ。
198 名前:VIP足軽mp3[] 投稿日:2006/11/25(土) 23:10:55.64 ID:Lv2MJJzl0
( ^ω^)「ドクオ……大丈夫だお。また僕の家に来ればいいお」
('A`)「ブーン……本当にいいのか?」
( ^ω^)b「チョベリグだお」
(;'A`)「古っ!」
ブーンはドクオの頭を撫でてやった。
\・∀・/「勿体無い。協会にはAクラスの女の子が一杯いるのに」
('∀`)「行きます!」
(;^ω^)「チョ、このダメ犬! ってか僕も連れてって!」
(*゚ー゚)「部外者はダメなんです」
( ゜ω゜)「チョベリバ……」
ドクオはしぃの背中について扉をくぐる。
199 名前:VIP皇帝[] 投稿日:2006/11/25(土) 23:16:28.61 ID:Lv2MJJzl0
( ^ω^)「ドクオ……まぁ、お前といた何年か……楽しかったお」
('A`)「俺は楽しくなかった」
(;^ω^)「チョ!」
('A`)「やっぱり……それなりに楽しかった」
( ^ω^)「……帰ってくるんだお」
('A`)「その内な」
そして、扉が閉まりきった。
ブーンは消えた扉を眺めながら、一筋だけ涙を流す。
( ゚∀゚)「……なんか、訳の分からん数日だったな」
川 ゚ -゚)「でも楽しかった」
( ゚∀゚)「……だな」
( ^ω^)「うん。楽しかったお」
3人はマンガ喫茶に損害賠償請求されては敵わないので、ショボンを置いて逃げました。
201 名前:VIP足軽mp3[] 投稿日:2006/11/25(土) 23:20:31.96 ID:Lv2MJJzl0
翌日。
( ゚∀゚)「昨日、またほしのあきでやっちゃったよ!」
(´・ω・`)「僕はきんに君でやったよ」
( ^ω^)「僕は……」
( ^ω^)「僕は、いつも通り須名さんを想像しながらやったお!!」
教室中に響く声、クラスメイトのリアクションは相変わらずだった。
でも元から気にしていない。
202 名前:VIP足軽mp3[] 投稿日:2006/11/25(土) 23:23:10.26 ID:Lv2MJJzl0
ξ゚听)ξ「は〜い、ホームルーム始めるわよ〜」
いつも通りに、ツンの声で学校が始まる。
ξ゚听)ξ「今日は1stの日か……。
っと、その前に。また新しい友達がやってきました〜。入ってどうぞ〜」
( ゚∀゚)「なんか嫌な予感がするな……」
呼び声と共に、ドアが勢いよく開いた。
( ゜ω゜)「な……な……な……」
ブーンは目を見開いた。
( '∀`)「は〜い! ドクオっていいま〜す! 犬と人のハーフです。よろ乳首〜!」
\・∀・/「は〜い! スターロッドっていいま〜す!
キュポンキュポンと人のハーフです。喜びチンコー!」
203 名前:VIP足軽mp3[] 投稿日:2006/11/25(土) 23:26:38.96 ID:Lv2MJJzl0
( ゜ω゜)「南原バンバンバ―――――ン!!!!!」
207 名前:VIP足軽mp3[] 投稿日:2006/11/25(土) 23:34:33.51 ID:Lv2MJJzl0
(♯゜ω゜)「お前ら何やってんだお! 昨日感動の別れをしたばっかりだお!」
( '∀`)「協会抜け出してきちゃった」
\・∀・/「だって……女の子だもん」
(♯゜ω゜)「74回死ね!」
平然としていっている犬とキュポンキュポン。
ブーンはついスーパーサイヤ人になってしまった。
川 ゚ -゚)「まったく。また協会のヤツが来てしまうぞ」
( ゚∀゚)「いいんじゃねぇのか。おもしろくなりそうだし」
(´゜ω゜`)「またブーンの股間が……ウフフフフ」
黄金に輝く彼を見つめながら、各々が笑みを見せる。
208 名前:VIP足軽mp3[] 投稿日:2006/11/25(土) 23:36:42.61 ID:Lv2MJJzl0
(♯゜ω゜)「さっさと帰りやがれ!」
( '∀`)「そんなこと言っていいのかな〜? やっちまえ、スターロッド!」
\・∀・/「あいあいさ〜」
( ゜ω゜)「キャ―――――――!!!!!!」
また一騒動起きそうですね。
( ^ω^)ブーンと犬→('A`) おーわり
209 名前:VIP足軽mp3[] 投稿日:2006/11/25(土) 23:39:20.24 ID:Lv2MJJzl0
完結です。
読んでくれた皆さん、ありがとうございました。
【関連】
一気読み
第一話 -
第二話 -
第三話
-
第四話 -
最終話