( ^ω^)ブーン系小説完結作品集('A`) 〜( ^ω^)ブーンがクラスメイトのツンを痴漢してしまうようです 前編〜

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130 名前: ( ^ω^)ブーンがクラスメイトのツンを痴漢してしまうようです[] 投稿日:2007/04/17(火) 00:23:26.30 ID:gNxUlOLi0
〜〜〜〜
 前置き
〜〜〜〜

痴漢は決して許されない犯罪です
この話の行為を実際に行うと刑法により罰せられます
この話は犯罪を助長させるものではなく、むしろ抑制の一助となることを願っています

まぁそんな感じで投下いきます


132 名前: ( ^ω^)ブーンがクラスメイトのツンを痴漢してしまうようです[] 投稿日:2007/04/17(火) 00:24:41.70 ID:gNxUlOLi0
 人生とは豆腐のようなものだ。
 それを崩さずに保ちつづけるのは難しい。

 僕は諦めてしまった。
 微妙にぷるぷる揺れる豆腐にはらはらどきどきするのに疲れてしまった。

 いっそ全てを投げだせば。
 そのきっかけをくれたのは、とある一つのブーン系物語だった。


【( ^ω^)ブーンがクラスメイトのツンを痴漢してしまうようです】


  〜〜前編〜〜


134 名前: ( ^ω^)ブーンがクラスメイトのツンを痴漢してしまうようです[] 投稿日:2007/04/17(火) 00:26:29.91 ID:gNxUlOLi0
 ガタンゴトンと揺れる電車。
 昔とある2ちゃんのスレで「"ガタンガタン"と描いてある痴漢漫画が許せない」
 というのを見たことがあるが、それには僕も納得した。
 やはり電車はガタンゴトンだろう。

 時間は8時より少し前。
 僕が電車に乗ったのは30分以上前だ。
 最初はぼーっとしていられるが、そのうちそれが苦痛になる。
 座っていれば眠れるが、あいにく僕が乗る電車はいつも満席だ。
 高校生なので優先座席を譲れと言うこともできない。

(;^ω^)(おっおっおっ……今日も人がいっぱいだお……)

 電車に乗ってから20分ほどすると、人がどっと乗り込む今北駅に到着する。
 たちまち身動きが取れなくなり、はげ散らかしたおっさんと密着ランデブータイムに突入だ。
 この状況に幸福を見いだせることができたらどれほどバラ色な日々だろうと考えるだけで虚しい。

 せめて二十歳をそこそこすぎたスーツ姿のOLか、
 春らしい華やかな服に身を包んだ女子大生と密着できたら。
 たまにそんな日もあるが、いつも緊張してしまい気疲れする。
 もし触れようもんなら何を言われるか分からない。
 鞄が当たっただけでも訴えられることがあるというから電車というのは怖い乗り物だ。

 ちなみに高校生は無理だ。ピザヲタの僕が女子高生に密着などできるわけがない。
 もちろん向こうが避ける。こっちも避ける。
 僕自身が高校生だから尚更だろう。中学生が相手なら全然オッケーだ。
 何故かは分からない。そんなもんなんだ。
 環境を共有していると拒否反応が出てしまうんだ。仕方ない。

 その状況を20分ほど我慢して、ようやく目的地に到着する。
 別府駅。他線との乗り換えができるため降りる人は多い。
 この駅のすぐそばに、僕の通っている別府高校はある。


135 名前: ( ^ω^)ブーンがクラスメイトのツンを痴漢してしまうようです[] 投稿日:2007/04/17(火) 00:28:49.61 ID:gNxUlOLi0
 いつものように教室へ行って鞄を置いた。
 人はまだ多くない。朝の空気が教室には満ちている。
 この時間はまだ、安らげていた。

 やがて始業時間が近くなると騒がしくなってくる。
 商業高校であるため女子が多い。甲高い騒ぎ声が耳を突く。
 全員黙れ、と叫んだ。心の中で。

 トイレを済まして席についた。
 極力身を小さくして椅子を引く。
 もちろん実際には小さくなっていないが気持ちの問題だ。
 ややピザと周りに言われるだけあって、僕は微妙に肥えていた。

 先生が教室に入ってきて出席を取った。
 点呼を取るが、ある一人の女のところで声が止まる。

(先6〜6)「……ツンデレは休みか?」

 ツンデレという名の女の子がいる。
 僕の隣の席だが、今日はいなかった。
 珍しいことだった。

(先6〜6)「ホライゾン、何か知ってるか?」

(;^ω^)「ぼ、僕ですかお? 知りませんお」

(先6〜6)「そうか。また後で確認とらなきゃな」

 先生が出席簿に何かを書きこんでいく。
 その間、周りを飛び交っていたのは、ささやき声だった。


136 名前: ( ^ω^)ブーンがクラスメイトのツンを痴漢してしまうようです[] 投稿日:2007/04/17(火) 00:30:49.03 ID:gNxUlOLi0
女1*゚∀゚)「隣がキモすぎて耐えきれなくなったんじゃない?」

女2*゚∀゚)「ぎゃはは、ありえるありえるw」

女3*゚∀゚)「四大公害の一つに加えるべきだよねーw」

女1*゚∀゚)「アジアで例えるなら北朝鮮w」

女2*゚∀゚)「韓国も捨てがたいってーw」

( ´ω`)「…………」

 散々言われたことだ。今さら気にしてもしょうがない。
 しかし、何度聞いても慣れないのだ。いつも落ち込んでしまう。

 周りが勝手に言っているだけなら、まだ良かった。
 問題は、当のツンデレも、僕を嫌っているということだった。

 名は体を表すという。
 つまり、ツンデレという名の彼女が、ツンデレだったら。
 嫌われているように見えて、実は好き、なんて三次元を通り超えて
 四次元の世界でしか起こり得ないこともありうる。

 だがそれはなかった。
 聞いてしまったのだ。彼女の言葉を。

 ある日、忘れ物を教室に取りに戻ったところ、数人の女子が話をしていた。
 その中に、ツンデレは混じっていた。

女1*゚∀゚)「ツンさー、マジ最悪だよねー。ホライゾンの隣なんてw」


137 名前: ( ^ω^)ブーンがクラスメイトのツンを痴漢してしまうようです[] 投稿日:2007/04/17(火) 00:32:58.00 ID:gNxUlOLi0
女2*゚∀゚)「隣の男がキモすぎで死んだら死因は何になるのかなw」

女3*゚∀゚)「中毒死じゃない? ぎゃははははw」

 それだけなら言われつづけていることだ。
 だが、そのあとのツンデレの一言は、他のどれよりも辛辣だった。

ξ゚听)ξ「ホンット最悪。死んでくんないかなアイツ」

 脳髄を1トンハンマーで直接ぶっ叩かれたような衝撃があった。

 実は、密かに好きだったのだ。
 他の人間紛いな女たちとは違う。彼女は純美さを持っていた。
 美しいプラチナブロンドの髪。ふわりとしていて吸い込まれそうな縦ロール。
 テレビの中に混じっていても違和感ない顔立ち。あまりに理想的なスタイル。

 この学校の他の男がそうであるように、僕もまた、彼女に恋してしまっていた。
 しかし、打ちのめされた。希望に唾をかけられ、踏みつけられた。

( ´ω`)「…………」

 思い出してまた、鬱に入り込んでしまった。

 それ以来、ずっと学校に来るのが憂鬱だった。
 ツンデレは隣の席だ。蔑みの視線を送られていることは間違いない。
 怖くて怖くて、逃げだしたかった。

 それでもツンデレを好きでいてしまうのが、もっと苦しかった。
 会いたいと思ってしまう。視界に入れたいと思ってしまう。
 嫌われているのに。


139 名前: ( ^ω^)ブーンがクラスメイトのツンを痴漢してしまうようです[] 投稿日:2007/04/17(火) 00:34:46.40 ID:gNxUlOLi0
( ´ω`)(……もう……イヤだお……辛いお……)

 塞ぎこんだまま、学校での授業を終えた。


 家に帰って、いつものようにパソコンを起動し、VIPでスレを見ていた。
 今日もバカが溢れている。愛すべきバカたちだ。
 自分もこの中なら違和感なく溶け込めるのに、学校では浮きまくりの存在だった。

 安価スレでkskを繰り返していたそんなとき、ある一つのスレを見つけた。
 ブーン系スレだった。

( ^ω^)「おっおっおっ、また新しいお話が読めるお」

 クリックして開いた。

 ブーン系スレは大好きだった。現実を忘れてのめりこめるからだ。
 新しいスレがあればすかさずチェックする。今まで読んだ数は二百を超えるだろう。
 この日もまた新しい話にwktkしていた。

 そのブーン系スレの名は、『('A`)ドクオの策略がとんでもない方向に向かうようです』だった。

( ^ω^)「……なんかこの主人公、僕と立場が似てるお……」

 高校生であること。毎朝電車に乗っていること。周りからは嫌われていること。
 そして何より、同じ学校の女の子と、毎日同じ電車に乗っていること。

 そう、ツンデレは毎朝同じ電車に乗っていた。
 いつも隅っこで一人、音楽を聴いて立っている。
 僕が乗る駅の二つ後から乗り、定位置を確保しているのだ。


143 名前: ( ^ω^)ブーンがクラスメイトのツンを痴漢してしまうようです[] 投稿日:2007/04/17(火) 00:37:28.14 ID:gNxUlOLi0
 ドクオの策略〜を読み進めた。
 相手を自殺に追い込むために告白することを決意するというのが第一話の内容だ。
 なるほど大した勇気だ。相手に深い十字架を負わせるためとはいえ、
 そこまでできるのは普通じゃない。

 そこまで読んで、ふと、ある考えが浮かんだ。

( ゚ω゚)「……!!」

 そうだ、何故もっと早く気付かなかったのか。

 こうやって、全てを投げだす気になれば、何だってできる。
 告白どころじゃない。もっともっと凄いことだって。

 命を捨てなくてもいい。自主退学するだけでいい。
 何かあれば退学する。それだけで、何でもできるんだ。

 興奮を抑えきれなくなった。

( ゚ω゚)「……やってやるお……」

 電車の中でツンデレを見るたびに思っていた。
 あの体に、触れたいと。

 痴漢してやる。

 四肢を撫でまわし、秘部へと指を這わせてやる。
 僕だとバレないように後ろからだ。もしバレたら退学する。
 いや、恐らくさせられるだろう。それでもいい。


144 名前: ( ^ω^)ブーンがクラスメイトのツンを痴漢してしまうようです[] 投稿日:2007/04/17(火) 00:39:41.57 ID:gNxUlOLi0
 あの至高極まる肉体に、触れてやるんだ。
 いつも隣の席から見ていた、あの体に。
 学校中の男が触れたいと願いつつ、叶わない肢体に。

 しかし、そこまで考えて、あることを思い出した。
 確か一週間ほど前のことだ。

 いつものように壁際で佇んでいたツンデレが、突然声を上げた。
 後ろのサラリーマンが汗をリットル単位で流していたことを覚えている。

ξ#゚听)ξ「この人痴漢です!!」

 サラリーマンの弱々しい右手を握り潰しながら、ツンデレが掲げた。
 周りの男たちに問い詰められ、次の駅でサラリーマンは鉄道警察に引っ張られていった。
 きっとあいつの名は『田中山 吉兵衛』だ。何の根拠もないが。

 ツンデレは痴漢に対して黙って我慢するタイプではなく、はっきりと拒絶するタイプだった。
 よほどの勇気がなければできないことだが、ツンデレの性格からすれば当然だとも思えた。

(;^ω^)(……これはマズイかも知れんお……)

 指一本でも触れようもんなら、即座に腕を掴まれて、駅長室へ直行させられるかも知れない。

 いや、恐れるな。
 退学すればいいだけの話だ。違う学校で生まれ変わるチャンスだ。
 その前にせめて、あのツンデレの体を少し触るくらいはやっておかないと、悔いが残る。

(#^ω^)「くくく……僕をバカにしまくった罰を下してやるお!」

 高笑いを響かせ、母親に叱られ、それでも興奮は抑えきれずに、でもやっぱりすぐ眠りに就いた。


145 名前: ( ^ω^)ブーンがクラスメイトのツンを痴漢してしまうようです[] 投稿日:2007/04/17(火) 00:41:39.78 ID:gNxUlOLi0
   〜〜翌日〜〜

 今日もガタンゴトンと電車は揺れる。
 電車に乗り込んだばかりのときはあまり混んでいないが、席は埋まっている。
 しかし今日は、例え空席だらけだったとしても、座るわけにはいかない。

 二駅を過ぎたとき、ツンデレが乗ってきた。
 今日も休みかと思ったが、無事に来れたようだ。
 病気をしていたわけでもなさそうで、安心した。

( ^ω^)(ふっふっふ……作戦開始だお)

 さりげなく、少しずつ、ツンデレに近づいていく。
 もうすぐ人が多く乗ってきて満員電車になる。
 そのとき、スムーズに彼女の後ろに陣取らなければならない。

 ツンデレはいつものように壁に向いていた。
 痴漢されやすいのも頷けるというものだ。
 僕が彼氏ならちゃんと注意してやるのになどと妄想していたら、
 いつの間にか今北駅に到着していた。

 人がどっとなだれ込む。
 あたかも流れに身を任せるかのように、移動した。
 さりげなく、さりげなく。

 ツンデレの後ろに、何とか移動することができた。

 体はほとんど密着に近い状態だが、あまり感触は分からない。
 息苦しさのほうが先行している。

( ^ω^)(……すげーいい匂いだお……)



146 名前: ( ^ω^)ブーンがクラスメイトのツンを痴漢してしまうようです[] 投稿日:2007/04/17(火) 00:43:43.15 ID:gNxUlOLi0
 彼女の髪からはフローラルの香りがする。
 ちなみに僕が本物のフローラルの匂いを嗅いだことなどあるわけがない。
 あくまでそんな気がするだけだ。
 そもそもフローラルってなんだ? 花か? 多分花だろう。
 家に帰ったらググってみよう、と心に決めた。

(;^ω^)(……それにしても……実際、こうなってみると……)

 ツンデレはこちらに気づいていないようだ。
 いつもと同じように壁とFace to Faceで音楽を聴いている。
 その体は、完全に無防備だ。

 指が、震えていた。
 彼女の体に、触れる。それが、スターリン執政よりも恐ろしいものに感じた。
 これで全てが終わりなのだ。悲鳴を上げられ、退学への道を邁進することになる。

 構うか。
 やるしかない。やってしまえ。
 こんな女、こんな女!


 中指一本で、彼女の太腿に、触れた。


ξ゚听)ξ「ッ……!」

 そして瞬時に、彼女に腕を掴まれた。
 やはり握り潰すような力が込められている。思わずこちらが悲鳴を上げそうになった。


148 名前: ( ^ω^)ブーンがクラスメイトのツンを痴漢してしまうようです[] 投稿日:2007/04/17(火) 00:45:27.43 ID:gNxUlOLi0
 彼女の大腿は、柔らかく、温かかった。
 それだけで充分だ。最後に、いい思い出ができた。
 ふっと、力が抜けた。

(;^ω^)(……え?)

 力が、抜けた。
 僕の体からではなく、彼女の手からだ。

 握り潰さんばかりの勢いだった力が、ただ触れる程度のものになっている。

 いったい、どういうことだ。

ξ )ξ「…………」

 ツンデレは全く動きを見せない。
 こちらを向くことはない。僕だとバレてはいないはずだ。
 彼女が見たのはせいぜい僕の手くらいだが、特徴的な傷や黒子があるわけではないのだ。
 どこにでもある一般的な手。特定はできない。

 同じ学校の生徒だ、というのは分かっただろう。
 しかし、分かったところでどうしようもないはずだ。
 服の袖から人物の特定などできない。

 それよりも、何故彼女は何も言わないのか。
 同じ学校の生徒だからなのか。しかし、一度声を上げかけて、やめた理由にはなりそうもない。
 分からない。いったい、どうして。

( ^ω^)(……分かったお!!)


150 名前: ( ^ω^)ブーンがクラスメイトのツンを痴漢してしまうようです[] 投稿日:2007/04/17(火) 00:47:19.74 ID:gNxUlOLi0
 きっと彼女は、電車を降りてから駅長室に連れていくつもりだ。
 別府駅では別府高校の生徒が多く降りる。そこでみんなに見せつけるつもりだ。
 私に痴漢を働いたクズピザだ、と。

(#^ω^)(くっくっく……お前の考えなどお見通しだお……)

 いまさら逃げるつもりはない。
 退学などとっくに覚悟しているのだ。

 それなら、別府駅まで、触りまくってやる。
 思わず口元が緩んだ。


 掴まれている右腕を、動かした。
 彼女は僅かに抵抗を見せるが、遮るほどではない。
 強引に突き進む。

 太腿に手のひら全体を当てた。
 滑らかな肌。あまりに柔らかい。
 こんな至福があってよいのだろうか? よい。どうせ今日が最後だ。

 しばらく太腿を撫でまわしつづけた。
 腕はずっと掴まれているが、ほとんど抵抗らしい抵抗も見せない。
 されるがままだ。

 手を、大腿の内側に、滑り込ませた。
 閉じられた足の間をこじ開ける。何と心地よいことか。
 もう一度自分に問う。こんな至福があってよいのか?

 答えは当然、イエスだ。


160 名前: ( ^ω^)ブーンがクラスメイトのツンを痴漢してしまうようです[] 投稿日:2007/04/17(火) 01:05:43.61 ID:gNxUlOLi0
(*^ω^)(き、気持ちよすぎだお……僕のマイサンまで彼女のお尻に痴漢しちゃってるお……)

 そうだ、こんどはお尻だ。
 ふくよかな丸みを持った臀部。ミニスカートに覆われているそれを、触ってやる。

 手を引いて、彼女のお尻にまわした。
 言葉で表現できない快楽に襲われる。

 何度も何度も撫でまわした。
 手を押しこむと、それが戻されるほどの弾力がある。
 恐ろしいほどの中毒性を持っていた。

(;^ω^)(……次は、どっちにしようかお……)

 スカートの中か、胸か。
 どちらも非常に魅力的だ。
 思わず迷ってしまう。

 スカートの上からの感触で、中は下着であることは間違いない。
 それに直に触れられるとあれば興奮は急上昇だ。

 また、決して小さくはないその胸。
 制服の上からでもはっきり膨らみが分かる。
 去年の夏は透けている下着に毎日興奮させてもらったものだ。

 どちらも捨てがたい。
 いったいどうすべきか……。

( ^ω^)(……あ、簡単なことだお)


165 名前: ( ^ω^)ブーンがクラスメイトのツンを痴漢してしまうようです[] 投稿日:2007/04/17(火) 01:10:08.11 ID:gNxUlOLi0
 右手でスカートの中、左手で胸を襲えば良いのだ。
 まさに一挙両得。下の息子も称えるかのように激しく上下している。

(*^ω^)(うひひひひwwwwいただきま『別府駅〜、別府駅〜、お出口は右側です』

(;^ω^)(……あれ?)

 電車が止まった。
 いつの間にか、別府駅に着いてしまっていたのだ。

 夢の時間は、呆気なく終焉を迎えた。

( ^ω^)(……まぁ、もう充分楽しんだお……ツンデレ、ありがとうだお。君は最高だったお)

( ^ω^)(ツンデレ……さよなら、ツンデ……)


(;^ω^)(ん!?)


 何と、ツンデレが電車から降りてしまった。

 いや、降りること自体は当然だ。ここが降車駅だからだ。
 問題は、僕より先に降りてしまったことだ。

 掴んだ手を離し、僕を駅長室まで引っ張っていくこともなく、先に行ってしまった。

(;^ω^)(な、な、な……なんで……?)

 閉まりかけの扉を慌ててくぐり抜け、半ば呆然としたまま学校へ向かった。


171 名前: ( ^ω^)ブーンがクラスメイトのツンを痴漢してしまうようです[] 投稿日:2007/04/17(火) 01:14:07.31 ID:gNxUlOLi0
 もしかしたら学校で、クラスで言われるのかも知れない。
 そう思っていたが、結局ツンデレは何も言わなかった。

 考えてみれば当然だ。彼女は痴漢したのが僕だとは知らない。
 もし知っていた真っ先に他の女子に言うだろう。

 しかし何故、ツンデレは何も言わなかったのか。
 授業中ずっと考えていたが、答えは出なかった。


 昼休み、机に伏していたら、ツンデレと他の女子が近くで話しているのが聞こえた。
 また何か言われるのか、と思っていたが、僕の話題は出てこない。

 本格的に眠りに落ちかけたとき、気になる単語が出てきた。

女1*゚∀゚)「あたし今朝さー、電車でオッサンに痴漢されちゃったー」

女2*゚∀゚)「ホントにぃ〜? 最悪じゃーん」

女1*゚∀゚)「めっちゃ脚触ってくんのー。もちろんすぐに大声出したけどねーw」

女3*゚∀゚)「うわー、オッサンの人生オワタねーw」

女1*゚∀゚)「痴漢するようなクズだもん、それくらい当然だってw」

女2*゚∀゚)「ま、別に冤罪じゃないしね〜。確かに当然の報いw」

女3*゚∀゚)「ツンは最近どーなの? 痴漢、大丈夫?」

ξ゚听)ξ「……私?」


177 名前: ( ^ω^)ブーンがクラスメイトのツンを痴漢してしまうようです[] 投稿日:2007/04/17(火) 01:18:03.82 ID:gNxUlOLi0
 その声は、どことなく憂いを秘めていた。

ξ゚听)ξ「私は大丈夫。一週間くらい前にもされたけど、すぐ声出したし」

女1*゚∀゚)「だよねー。ツンは怖がらずにちゃんと言えるもんね〜」

女2*゚∀゚)「あたしだったらちょっと怖いな〜……二人とも凄い!」

女3*゚∀゚)「ホントホント!」

 やはり、今日のことは何も言わない。
 何事もなかったかのように。

 いったい、何故なんだ、ツンデレ。
 本人に直接聞きたい気分だったが、とても喋りかけることはできない。
 嫌われていると分かっていながら喋りかけるくらいなら、退学したほうがマシだ。

 結局納得できる答えはでずに、次の日を迎えることとなった。


   〜〜翌日〜〜

 今日もツンデレは同じ位置に立った。
 昨日、僕に痴漢されまくった場所だ。

 何故だ。
 何度考えても分からなかった。

 おそらく、僕に導き出せる答えではないのだと思う。
 人の本心など、本人の口から聞かない限り分からないのだ。


179 名前: ( ^ω^)ブーンがクラスメイトのツンを痴漢してしまうようです[] 投稿日:2007/04/17(火) 01:20:51.58 ID:gNxUlOLi0
 それならば。

 こころゆくまで、彼女に痴漢しつづけよう。
 彼女がそれを受け入れつづける限りは。

( ^ω^)(……遠慮はしないお)

 そして今日も、彼女の後ろに立った。















  前編終了

    〜後編へ続く〜




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