( ^ω^)ブーン系小説完結作品集('A`) 〜( ^ω^)ブーンがクラスメイトのツンを痴漢してしまうようです 後編〜

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193 名前:後編 ◆azwd/t2EpE [] 投稿日:2007/05/13(日) 18:07:04.36 ID:A8u/zISg0
 たとえ この世に移り変わらぬものがあるとして

 美しさを保ちつづけるとして


 人はそれを永劫見続けることは敵わないのだ


 年年歳歳 花相似たり

 歳歳年年 人同じからず



 また それとは無関係な

 痴漢物語の続きが ここにだけ存在する

 散りゆくときも迫りながら



【( ^ω^)ブーンがクラスメイトのツンを痴漢してしまうようです】


  〜〜後編〜〜


195 名前:後編 ◆azwd/t2EpE [] 投稿日:2007/05/13(日) 18:08:57.35 ID:A8u/zISg0
 耳まで真っ赤にしたツンデレが淡い吐息を漏らす。
 胸部を局部を同時に攻め立てた。

(*゚ω゚)(素晴らしすぎるお……)

 まさにワンダフル。
 フランス語で言うと……何だろう。なんでもいいや。
 とにかく彼女の体は素晴らしい。

 右手でスカートの中に侵入した。
 毎日椅子の上、ベッドの上で妄想しつづけた彼女のスカートの中。
 そこにあったのは、夢と言われれば納得してしまうような、心地良さだった。

 下着の生地に直接触れている。
 学校中の男がお目にかかりたいと願っているものに、手で触れているのだ。
 できればこの手を永久保存しておきたい。後世まで伝えたい。本気でそう思った。

(*^ω^)(いいのかお、いいのかお?)

 左手では思う存分、彼女の胸を撫で続けていた。
 時には押し込むように、時には弄ぶように。
 豊満なおっぱいを完全に我がものにしていた。

 左胸から右胸に手を移し、再び揉みしだいた。
 制服の上からでは、感触が伝わりにくい。もっと布を通り越す必要がある。

 ブラウスのボタンを外して、直接触れる。
 それさえも可能なのが、現状だ。

( ^ω^)(いやいや、もっとじっくり楽しむお)


197 名前:後編 ◆azwd/t2EpE [] 投稿日:2007/05/13(日) 18:11:22.69 ID:A8u/zISg0
 お楽しみは最後に。
 そうでなければ、飽きが来てしまう恐れがある。
 これほどの極上ボディーならあり得ないとは思うが、念には念だ。
 武田信玄もびっくりの慎重っぷりにきっとツンデレも舌を巻くことだろう。

 局部の膨らみを指で突いた。
 ツンデレが、小さい声を出した。僕以外の誰にも聞こえないような声だ。
 これは、楽しい。さらに何度も突く。顔を真っ赤にするツンデレ。尚も突く。

 声を漏らしたり、体を小さく動かしたりと、様々な反応を見せるツンデレ。
 これは、気持ち良くなっているのだろうか。分からないが、拒否はしてこない。
 相変わらず右手で腕を掴まれてはいるが、全く力は入っていないのだ。

 足をくねらせ、ふとももの間に手を挟みこまれる。
 ツンデレの体は、全てが最高だ。足でも充分に満足できる。
 今の僕のエクスカリバーならきっと日本三大名山の仲間入りも可能なはずだ。

 その究極体となっているエクスカリバーを彼女のお尻にぐりぐりと押しつけ、再び胸に集中する。
 いつも横目で猛チェックしていたあの膨らみは、今や僕の手の中だ。
 しかも、自由にいじれる。揉むことも引っ張ることも思うがままだ。

(*^ω^)(サイコーだお……人生で初めて触ったおっぱいがこれなんて、僕は恵まれすぎてるお)

 アフリカの難民さえ救えそうなほどに恵まれている。
 この素晴らしさをみんなにも伝えたいくらいだ。いや、他の男には触ってほしくないが。

 この極上おっぱいは僕のものだ。
 心の中で所有権を勝手に定めた。


199 名前:後編 ◆azwd/t2EpE [] 投稿日:2007/05/13(日) 18:13:37.60 ID:A8u/zISg0
 僕のものだから、これは僕が守る。
 そんな自分勝手な思いすら生まれていた。

 左手の力を少し強めた。
 強く揉みしだく。彼女はまたピクッと反応を示す。
 乳首のあたりを中指で連打してみると、少し大きめの声が漏れた。
 しかし、周りは誰も気づいていないようだ。

 そろそろ直に触れてみようか。
 そう思ったとき、ちょうど電車は別府駅に到着した。

( ^ω^)(また明日にするお)

 ツンデレから手を離し、制服を整えてやってから、顔を見られないように
 こっそり奥のほうへ逃げた。



  〜〜学校〜〜

 学校でのツンデレはいつもと何ら変わりない。
 さっき、電車の中であれほど体を触り倒したというのに。

 もしや、別人だったのでは。
 そんな考えすら過ったが、ありえない。彼女だということはしっかり確認している。
 大体、こんな特徴的な縦ロールの髪型はそうそう居るものではなかった。

( ^ω^)(……今日も可愛いお)


204 名前:後編 ◆azwd/t2EpE [] 投稿日:2007/05/13(日) 18:16:05.12 ID:A8u/zISg0
 ちらちらと横目でツンの顔を見た。
 やはり他の女子とは比べ物にならない。可愛すぎる。
 僕が警官だったら可愛すぎる罪で逮捕して家にお持ち帰りするところだ。

 流麗な美脚を視界の端に入れた。
 続いて、その根元を覆っているミニスカートを。

 あの中身を、今朝は自由気ままに攻めてみた。
 まだ下着の中に指は入れていないが、実行する日も遠くない。
 ちょっとズラすだけでいいのだ。今日でもできたが、やはりお楽しみは後々だ。

 まだ両手には感触がはっきりと残っている。
 ツンデレの柔らかみ、温かみ。それら両方だ。
 まだまだ、触れたいところはある。感触を味わいたいところはある。

 学校に来る楽しみができた。
 それも、嬉しさの一部を構成していた。



  〜〜翌日〜〜

 今日は、人がどっとなだれ込んでくる前に、かなりツンデレに接近してみた。
 ツンデレはやはりずっと壁のほうを向いている。
 何か壁に書いてあるのだろうかと疑ってしまうほどだ。

 車内が人で充満してすぐ、僕は彼女の体に触れた。
 ツンデレもすぐに腕を掴んでくるが、もはや掴むというよりは、触れているだけの状態だ。
 その手を、ぎゅっと握ってみた。もはや気分は恋人同士。
 これはこれでアリかも知れない。


213 名前:後編 ◆azwd/t2EpE [] 投稿日:2007/05/13(日) 18:19:01.11 ID:A8u/zISg0
( ^ω^)(でも、今日は体を堪能させてもらうお)

 昨日と同じように、右手で足を、左手で胸を攻めた。

 やはり抵抗はなく、されるがままでツンデレは壁際に立っている。
 触られるのが、好きなのだろうか。そんなはずはない。
 痴漢されて声を上げたこともあるのだから。

( ^ω^)(ごちゃごちゃ考えるのはヤメだお、僕は欲望をぶつけるんだお)

 彼女は毎日痴漢されることを、受け入れている。
 ならば、思うがままに触りつづけるのが僕の役目だ。

 充分に胸を撫でまわす。
 相変わらず抜群の柔らかさだ。

 これを、直に触れれば、恐らく更なる高揚を味わえるはずだ。

( ^ω^)(……いくお)

 ブラウスのボタンを、ひとつずつ丁寧に外していく。
 二番目、三番目、四番目。
 ツンデレからの抵抗は、ない。

 手を入れるのに、充分なスペースができた。
 恐る恐る、左手を侵入させる。このタイミングで声を上げられたら、言い逃れできない。
 そういった恐怖もあったが、それよりも興奮のほうがはるかに大きかった。

 そして、中指と薬指が、最初に膨らみに触れた。


214 名前:後編 ◆azwd/t2EpE [] 投稿日:2007/05/13(日) 18:21:28.59 ID:A8u/zISg0
 吸い込まれそうな柔らかさ。
 そして、押し返すような弾力。

 "車を高速で走らせて窓から手を出すとおっぱいの感触を味わえるぜ!"
 なんてほざいたやつが居たが、そんなものとこれを比べては失礼千万だ。
 唯一無二の存在。決して代替品などありえない。

 至高の膨らみ。
 それがおっぱいだ。

(*^ω^)(ジョルジュ、今なら君の気持ちが痛いほどよく分かるお)

 病みつきにならないほうがおかしいとさえ思えた。
 現に、僕も無意識のうちに力強く揉みしだいている。
 まだブラジャーはあるが一部は指に触れているのだ。
 何と柔らかきことか。

(*^ω^)(間違いなくDはあるお)

 学校で見ていたときはCくらいだと思っていたが、実際触れてみると、思ったより大きい。
 揉み応え充分だ。もう完全に指は止まらなくなっている。

 そして、その指は自然と、ブラジャーの中へも滑り込んでいた。

 全体をしっかりと掴む。
 人差し指と中指の間で、乳首を挟みこんだ。
 間を狭める。ツンがまたも反応を示す。

 いま突然ポックリ逝ったとしても、何ひとつ悔いはない。
 心の底からそう思った。


216 名前:後編 ◆azwd/t2EpE [] 投稿日:2007/05/13(日) 18:23:40.50 ID:A8u/zISg0
 人差し指でアナログスティックのように乳首を弄り、ツンの体を何度も反応させる。
 ツンが腰を引かせて、いつもは僕から押しつけるモノを、
 今日はツンのほうからお尻に触れさせていた。

(*^ω^)(こんなエロイお尻は、こうしてやるお)

 右手をお尻に回して、撫で倒した。
 スカートをめくり、またも直に触れる。
 無論その間も左手は彼女の右乳をいじめたままだ。

 右手を再び前に回す。
 そして、躊躇なく下着の中に手を入れた。
 すぐに繁みが指に触れる。それすら気持ち良いと思ってしまうのは何故だ。

 侵入を深めさせ、割れ目に中指が触れた。
 しかし、どうしていいか分からない。このまま撫でればいいのか、中に入れればいいのか。
 既に湿り気を出している彼女の秘部。奥まで入れるのは容易だろう。
 だが、さすがにそこまではやりすぎな気もした。

 ツンデレが体をくねらせて、僕に密着してきた。
 おそらく、この心臓の高鳴りはうるさいほど彼女にも響いているだろう。

(;^ω^)(……いっちゃうお……)

 まずは、割れ目に沿うように中指を動かす。
 さすがに、右腕を掴む彼女の力は強くなっている。
 だが、行為を遮られるほどではない。

 割れ目を指で強く押して、穴を探った。
 焦りが出てきた。別府駅まで、あと二分もない。
 駅に着くまでに、何とか中指だけでも童貞を卒業させてやりたかった。


220 名前:後編 ◆azwd/t2EpE [] 投稿日:2007/05/13(日) 18:26:03.85 ID:A8u/zISg0
 ここか、ここか。
 童貞ではそれも分かるはずがない。
 手当たり次第に、指が入りそうな場所を探すしかない。

 しかし、それらしき場所がない。
 正確には、分からない。

 結局、別府駅までに彼女の奥まで侵入することはできなかった。

(;^ω^)(明日までお預けかお……)

 右手を引き抜いた。
 スカートの乱れを直してやり、左手も彼女の胸から離す。
 ブラウスのボタンを留めてあげようとしたが、それはツンデレが自分でやった。

 そして今日も、ツンデレはこちらを見ようともせずに、真っ先に電車を降りて行った。
 右手中指を濡らした僕は、なるべくツンデレから離れるために、
 扉が閉まるギリギリになってようやく車外に出た。


 そして、これまでを後悔する日はすぐにやってきた。



  〜翌日〜

 あまりに空虚な車内。
 振動の音が体中を啄むようだ。

 体が震えた。
 そして、視界が滲む。


226 名前:後編 ◆azwd/t2EpE [] 投稿日:2007/05/13(日) 18:28:15.46 ID:A8u/zISg0
 何故、何故僕は、痴漢などしてしまったのだ。
 最低だ。最低だ。史上稀にみるクズ男だ。
 こんな男は早く死んでしまえばいい。そうでなければ、ツンデレに申し訳が立たない。

( ;ω;)(ごめんだお、ツンデレ……ごめんだお……)

 ツンデレが、電車に乗ってこなかったのだ。
 ただの休みの可能性もある。しかし、現実的に考えれば、僕の痴漢行為のせいだろう。

 いったい、何を考えていたんだ、僕は。
 僕の欲求を満たすために痴漢しはじめた。毎日、体を弄び続けた。

 全て自分のためだ。ツンデレのことを、全く考えていなかった。
 痴漢されることなど、嫌に決まっている。
 しかも、そいつが同じ学校にいることは分かっているのだ。
 普通は耐えきれない。きっと今までは我慢してきたのだ。だが、限界を超えた。

 もし、もしこの痴漢が彼女のトラウマになっていたら。
 一生電車に乗れなくなるかも知れない。男と接触できなくなるかも知れない。

 めちゃくちゃにしてしまったんだ。
 ただ彼女の体に触れたいという、カス以下の欲求を満たすためだけに。

 ツンデレはきっと繊細な女の子だ。
 今まで声を上げなかったのは、男の手に怯えていたからに違いない。
 若い男の手となれば、それは尚更だろう。

 しかも、同じ学校の男だ。もし抵抗すれば学校で言いふらされる、
 と考え何も行動できなかったのかも知れない。
 勝手に受け入れていると解釈して好き勝手に痴漢しつづけた。最低だ。
 今すぐ罰せられるべきだ。
 だが、僕から何か償えるわけでもない。痴漢は親告罪だし、自首してもどうなるか分からない。


228 名前:後編 ◆azwd/t2EpE [] 投稿日:2007/05/13(日) 18:29:36.12 ID:A8u/zISg0
 結局、僕はただの臆病者で、卑怯者だ。
 バレないようにと怯えながら彼女の体を触り続けた。
 本当に彼女の体に触れたいなら、正々堂々、告白すれば良かったのだ。
 死ねばいいのに、と陰口を叩かれた相手であれ、それが人としての筋だったのだ。

( ;ω;)(本当にごめんだお……ツンデレ、学校には来てくれお……)

 しかし、切なる願いも虚しく、ツンデレはその日、学校を休んだ。



  〜〜翌日〜〜

(;^ω^)(……あれ?)

 ひたすら自責を繰り返して迎えた翌日。

 ツンデレは、いつもと同じように電車に乗り込み、いつもの位置に立った。

(;^ω^)(お、おかしいお……ただの休みだったのかお……?)

 もし痴漢を嫌がって昨日いなかったのだとしたら、二度とあそこには立たないはずだ。
 まさか、ただ休みだっただけなのか。

 どうするべきか迷った。
 昨日、あれほど後悔したことだ。今日も同じように、後ろに立っていいのか。
 だが、もし彼女が望んでいるとしたら――――。

 そんなはずはない。
 そう思いつつも、自然と足は彼女に近づいていく。


235 名前:後編 ◆azwd/t2EpE [] 投稿日:2007/05/13(日) 18:31:58.27 ID:A8u/zISg0
 結局、今北駅で人に押され、またツンデレと密着してしまった。

 僕は最低だ、最低だ。その思いが、今日は自制心を強めてくれる。
 さすがに彼女の体を痴漢する気にならない。

(;^ω^)(……で、でも……手を握るくらいなら……)

 垂れ下がった右手。僕の右手と、限りなく近い位置にある。
 握るくらいならきっと大丈夫だ。そう思った瞬間、ツンデレの右手を掴んでいた。

 指を絡ませる。恋人繋ぎというやつだが、さすがに向こうは握り返してはこない。
 だが、左手でツンデレの指を曲げてやると、それを元に戻すことはしなかった。

 その左手は彼女の体に回したまま、腹部のあたりを抱くようにして、くっついていた。
 ツンデレからは何の抵抗もない。むしろ、握っている手の力が強まっているほどだ。

 この状況が、今までの中で一番幸せかも知れない。
 そんな思いすら浮かんだ時間だった。



  〜〜学校〜〜

ξ゚听)ξ「うん、昨日はただの風邪。心配かけてゴメンね」

 女友達と雑談するツンデレ。
 こっそり耳を欹てて聞いていた。やはりただ体調が悪かっただけのようだ。
 当然ともいえるような、無理やりともいえるような解釈をしてしまったが、
 的外れだったということになる。


242 名前:後編 ◆azwd/t2EpE [] 投稿日:2007/05/13(日) 18:34:23.52 ID:A8u/zISg0
 いや、本当は悩んだ末に休んだのかも知れない。
 風邪だと偽って。

( ^ω^)(昨日は悩んで、今日は来てみて……)

 もしそうだったとしたら、やはり痴漢はやめたほうがいいのだろう。
 しかし、同じ場所に立つ理由は分からない。

( ^ω^)(もしかして……同じ場所に立たないと、後で脅されるって思ったんじゃ……)

 "お前の体を隅々まで知ってるぜ、あれこれ言われたくなかったら黙って痴漢され続けな。"
 そう言われると思って、怯えながらもあの場所に立っているのでは。

( ^ω^)(可能性は、ゼロじゃないお……)

 どれだけ嫌がっても、好きに弄ぶつもりだった。
 しかし、今は違う。彼女が嫌がるなら、やめようと率直に思っていた。

 いや、苦痛に思っているに違いないのだ。
 分かっていながら、もしかして望んでいるのではないか、と思いたいだけなのだ。

 結局あれこれ考えながら、最終的にはツンデレが痴漢されることを
 望んでいるという結論に至りたがる。
 これでは本当に彼女のことが好きなのか分かったもんじゃない。

(;^ω^)(……でも、そんなこと言ってたらどうしようもないお……)

 本人の口から答えを聞きださない限り分からない、というのは当然だ。
 だから結局、自分がどうしたいのかというところに行き着く。


245 名前:後編 ◆azwd/t2EpE [] 投稿日:2007/05/13(日) 18:36:26.77 ID:A8u/zISg0
 ツンデレの体に触れたい。
 やはり、そこに到達するのだ。

( ^ω^)(……受け入れつづける限りは……)

 そうだ、受け入れるのなら、痴漢すると決めた。
 結局はそこに行き着く。そうするのが最善だ。

( ^ω^)(拒むならいつでも拒んでくれお。そうじゃないなら、僕は好きなだけ君を貪るお)

 両手に力を込めた。



  〜〜翌日〜〜

 痴漢を再開した。
 さすがに慣れてきた感がある。手早く制服を乱した。

 今日は右手で胸を触ってみた。
 左胸を上下左右に動かし、ブラをズラして、直にも触れる。
 やはりほとんど抵抗はない。

 左手では下半身を攻めた。
 こちらも一瞬で下着の中に手を入れ、秘部に到達する。

( ^ω^)(今日はいくお)

 昨日、無修正動画で穴の位置はばっちり把握してきた。
 今日の僕は一味違う。


253 名前:後編 ◆azwd/t2EpE [] 投稿日:2007/05/13(日) 18:39:09.91 ID:A8u/zISg0
 中指を這わせてそれらしき位置に潜り込ませる。
 関節を折り曲げ、穴と垂直になるようにした。

 そして、指先が温かさに包まれる。

(;^ω^)(こ、ここなのかお……?)

 童貞ではそれが分かる由もない。
 だがもし尿道なら痛がるだろう。
 彼女はただ耳を赤くするだけで、特に痛がる素振りは見せなかった。

(;^ω^)(……やけくそだお)

 思い切って指を深く侵入させた。
 ツンデレの体がもぞもぞと動く。周りの乗客に気づかれるのではないか、とハラハラした。

 深く入れ、戻し、再び入れる。
 繰り返した。時には速く、時には遅く。
 中を掻き乱すかのように。

 ツンデレの吐息が、はっきり荒くなっていた。
 お願いだからもうちょっと抑えてくれ、と言ってやりたかった。

 これ以上すると、声まで出すかも知れない、と思って指を抜いた。
 濡れた指先。拭くわけにもいかず、手を握りしめた。
 アナウンスは別府駅の到着を告げている。

 いつも通り、ツンデレはこちらを振り向かずに電車を降りた。


254 名前:後編 ◆azwd/t2EpE [] 投稿日:2007/05/13(日) 18:41:20.25 ID:A8u/zISg0
  〜〜学校〜〜

ξ゚听)ξ「そうそう、あれはホントないよね」

 隣から聞こえてくる、可愛い声。
 何度でも言うが、ツンデレは外見や声の可愛さが半端じゃない。
 本物の天使って羽がないんだね、とまで言ってしまいそうなほどだ。

ξ゚听)ξ「え、そうなの? へぇー……」

( ^ω^)(……ん……?)

 ツンデレのテンションが、いつもと違うようだ。
 低い。毎日声を聞いている僕には分かる。ローテンションだ。
 今朝のことが影響しているのだろうか。

( ^ω^)(……今さら、やめられんお)

 今日もツンデレは強く拒まなかった。
 彼女の雰囲気を察することも必要かも知れないが、正しく読み取ることはできない。
 アクションがあれば、それを受け入れる。そのスタンスでいくしかないのだ。

('A`)「おいブーン」

( ^ω^)「お? どうしたんだお、ドクオ」

 唯一ともいえる友人、ドクオが近づいてきた。
 相変わらず覇気のない顔をしている。


258 名前:後編 ◆azwd/t2EpE [] 投稿日:2007/05/13(日) 18:43:39.06 ID:A8u/zISg0
('A`)「今日は夜遅くなるぞ。金持ってるか? コンビニで夕飯買えよ」

( ^ω^)「了解だお」

 ドクオは同じパソコン部に所属していた。
 今日は学校のサーバーメンテに付き合わされる日だ。
 帰る時間は九時か十時になるだろう。

( ^ω^)(そういえば、ツンデレは何時ごろに帰ってるのかお……?)

 帰りの電車が一緒だった記憶はない。
 ツンデレはテニス部に所属している。帰るとき、テニスコートの近くを通るのだが、
 ツンデレの姿を見るときがたまにあった。
 そのときの格好がまた制服とは違った良さを出しているのだ。
 テニスウェア万歳。スコート万歳。

( ^ω^)(今度あの姿で電車に乗ってきてくれないかお……)

 などと下らないことを考えながら、学校での時間は過ぎて行った。



  〜〜夜十時半〜〜

⊂二二二(;^ω^)二⊃「おおおおおおおおおお!!」

 終電間際。
 駅へと急ぎ、階段を昇り、電車に駆け込んだ。
 駆け込み乗車は危ないので絶対にやめましょう。

(;^ω^)(ふぅ、ギリギリセーフだお……)


264 名前:後編 ◆azwd/t2EpE [] 投稿日:2007/05/13(日) 18:45:58.18 ID:A8u/zISg0
 汗を拭いながら車両を移動した。
 二両編成の後ろに乗り込んだが、前のほうが駅で降りたときに階段が近い。
 てくてくと歩を進める。

(;^ω^)(……え?)

 前の車両。
 がらがらの車内に、一人、座る女の子。

 特徴的な巻き髪。
 ツンデレだ。

(;^ω^)(こ、こんな時間の電車に乗ってたのかお……?)

 どうしていいか、迷った。
 引き返すべきか。戻ろうとしない足を引きずって。
 近づくべきか。一人でに動き出しそうな足に任せて。

( ^ω^)(……でも、これは……)

 今までよりもっと、大胆なことをするチャンスだ。
 何せ、車内には誰もいない。
 誰か乗り込んできたらアウトだが、この時間に人が乗ってくることは考えにくかった。

( ^ω^)(……いくお……)

 右手に文字を書いて、すたすたと歩き出した。
 窓側に座っているツンデレの側に立つ。
 ツンデレは俯き加減だった。


270 名前:後編 ◆azwd/t2EpE [] 投稿日:2007/05/13(日) 18:48:17.65 ID:A8u/zISg0
 頭を抑えつけた。
 こちらの顔を見られないように。
 ツンデレは驚いただろう。さすがに抵抗を見せた。

 彼女の顔と足の間に右手を差し込んだ。
 騒ぐな、とだけ書いた手。ツンデレは、瞬時に大人しくなった。
 隣に座る。胸が高鳴ってきた。

 周りには誰もいない。やろうと思えば、何だってできる。
 本番だって可能だ。

(;^ω^)(……童貞……卒業しちゃうかお……?)

 いや、まだ早い。それに、急すぎる。
 ツンデレだってさすがに拒むだろう。
 しかしこの状況。何か、普段ではできないことでもしてやりたくなる。

 とりあえず、ツンデレの右手を掴んだ。
 それを僕のビッグマグナムへとエスコートする。
 制服の上から触らせた。

(*^ω^)(おっおっおっ……! これは……!!)

 思わず衝動に駆られた。必死で堪える。
 危うくトランクスの中に滅びのバーストストリームを放つところだった。

(*^ω^)(もっと楽しむお……)

ξ; )ξ「……お願い……」


273 名前:後編 ◆azwd/t2EpE [] 投稿日:2007/05/13(日) 18:51:11.93 ID:A8u/zISg0
 全身が、驚きで一瞬跳ねた。
 ツンデレが、声を出した。
 今まで痴漢をしていて、一度もなかったのに。

 体が微かに震えている。
 予想だにしていなかった。このまま口淫にでも持ち込もうと思っていた、矢先だった。
 しかし、震えているのは僕だけではない。ツンデレの声もだ。

ξ; )ξ「お願い……許して……私の体くらいなら、いくら触ってくれてもいいから……」

 何を、言っているのだ。
 許して? 何を?
 ツンデレは、何に対して許しを求めているのだ。

ξ; )ξ「許してくれるなら、私を好きにしてくれていいから……お願い……」

 勘違いしている。
 僕のことを、他の誰かと。
 でなければ、こんな発言はありえない。

 完全に下半身は冷静になっていた。痴漢する気分でも全くない。
 ツンデレが痴漢を受け入れていたのは、他の誰かだと勘違いしていたからだ。
 その可能性も、考えなかったわけではなかったが、何となく落ち込んでしまった。

 ツンデレの右手を引かせ、頭を押さえつけたまま、立たせた。
 こちらの顔はどうあっても見られないように。

 ドアの近くまで、連れていく。
 ツンデレがいつも乗り降りする駅に、もうすぐ到着するからだ。


279 名前:後編 ◆azwd/t2EpE [] 投稿日:2007/05/13(日) 18:53:26.75 ID:A8u/zISg0
 外の景色が暗いため、ガラスが鏡と同じ状態になっている。
 それさえ見えないようにツンデレの頭を押さえ続けた。
 ツンデレは体を若干震わせている。

 駅に着き、ドアが開いた。
 ツンデレに鞄を渡してやり、外へ送り出す。
 素早く座り込んだ。こちらの顔を見られないように。

 本当は、体の力が抜けただけだった。



  〜〜翌日〜〜

 今日も電車は揺れる。
 僕の心を揺らす。

 ツンデレは、誰に許しを請うていたのか。
 好きにしてくれていい、とまで言う相手は誰なのか。
 ツンデレは、何をやらかしたのか。

 分からないことばかりだった。

 僕の制服が同じ学校のものだ、とは分かっているはずだ。
 ならば、学校の誰かに対して発した言葉、ということになる。

 元彼。
 それくらいしか、僕の頭では思い浮かばなかった。


284 名前:後編 ◆azwd/t2EpE [] 投稿日:2007/05/13(日) 18:56:02.46 ID:A8u/zISg0
 ツンデレが誰かと付き合っていたという話は、聞いたことがない。
 しかし、僕が知らないだけという可能性は充分ある。

 もしそうなら、納得はいく。
 体を触られても、ほとんど抵抗のない相手。
 付き合っていた相手なら、ありえることだろう。
 当然、痴漢だと声を上げることもしないはずだ。

 元彼に、何かをやらかした。
 結果、別れることになって、許しを請うた。
 こう考えれば、全てがキレイに繋がる。

(;^ω^)(……でも、その元彼って……?)

 毎日同じ電車に乗っていた相手、ということになるだろう。
 だが、ツンデレが男と一緒にいるところは見たことがない。

 前までは違う車両に乗っていたのだろうか。
 仮に、周りに付き合っていることを隠そうとしていたのだとしたら、ありえる話だ。

 やっと全ての辻褄が合った。
 しかし、今後どうするかは決めかねていた。

( ^ω^)(……ツンデレは……)

 ツンデレが乗り込んでくる駅に着いた。
 同じドアから彼女が乗車してくる。そして、定位置へ。
 今日も変わらずに痴漢ゾーンに立っている。


287 名前:後編 ◆azwd/t2EpE [] 投稿日:2007/05/13(日) 18:58:43.11 ID:A8u/zISg0
 とりあえず、彼女の後ろに陣取ろう。
 痴漢するしないは別にして。

 今北駅に着くと同時に大量の人がなだれ込んできた。
 今日もツンデレと密着する。甘い香りが鼻腔を満たす。
 高揚が抑えきれない。彼女に、触れたいと思ってしまう。

 そしてやはり、スカートの中に手を入れてしまった。
 下着を撫で、脚まで指を這わせる。
 逆の手で胸を掴む。

 元彼の許しを得るために、ツンデレは我慢しているのだ。
 そう思うと下半身が萎んでいくが、とりあえず触り続けた。
 いつもより、かなり雑な触り方だった。


 そして。

 終わりのときが、やってくる。


ξ゚听)ξ「この人、痴漢です!」

 ツンデレに腕を掴まれた。
 血の気が、引いた。


304 名前:後編 ◆azwd/t2EpE [] 投稿日:2007/05/13(日) 19:02:15.29 ID:A8u/zISg0
 遂にツンデレは、我慢をやめた。
 耐えきれなくなった、ということだ。

 簡単に諦めがついた。
 仕方がない。自分勝手な欲望をぶつけてきた罰だ。
 制裁を受けて当然の行為を続けてきたのだ。

 別府駅の一つ前、北別府駅でツンデレに腕を引っ張られて降りた。
 ホームを突き進む。前にあるのは、駅長室。
 抵抗する気は、全くなかった。


 しかし、ツンデレはそこをスルーした。


 思わず目を見開き、驚きで足が縺れる。
 ツンデレが更に突き進んで、やがて辿り着いた場所は、女子便所だった。

 中に引き込まれる。
 誰かいたらどうするんだ、と思ったが、幸い誰もいなかった。
 個室に入り、鍵がかかる。

 初めて、ツンデレと正面から向かい合った。
 こんな狭い空間で。
 体がひっつきそうな個室で。

ξ゚听)ξ「……おはよう……」

(;^ω^)「……お、おはようだお……」


319 名前:後編 ◆azwd/t2EpE [] 投稿日:2007/05/13(日) 19:05:21.69 ID:A8u/zISg0
 静寂が自由気ままに動く。
 毎日、体に触れ続けた。学校では、隣の席だった。
 しかし、言葉を交わした記憶は、一度もない。

 頭の中は精子より真っ白だ。
 こちらから言葉を発することなど、できるはずがない。
 ツンデレの言葉を待った。

ξ゚听)ξ「……会話するの、初めてだね……」

 同じことを、ツンデレも思っていたようだ。

(;^ω^)「だ、だお……」

ξ゚听)ξ「ずっと隣の席なのにね……」

(;^ω^)「そ、そんなもんだお……」

ξ゚听)ξ「かなぁ……普通は、毎日でも喋るんじゃないかなぁ……」

 喋れるものなら喋っているさ、と言ってやりたかった。
 こちらから話しかけることなど、できるはずもない。

ξ゚听)ξ「今日……一限目、なんだっけ?」

(;^ω^)「……今日は、数学だお……」

ξ゚听)ξ「あ、そうだそうだ……じゃあ、遅れても大丈夫か……先生、おじいちゃんだもんね」

(;^ω^)「いつも出欠の確認はテキトーだお……」


328 名前:後編 ◆azwd/t2EpE [] 投稿日:2007/05/13(日) 19:08:00.09 ID:A8u/zISg0
ξ゚听)ξ「そうそう。多分、毎回全員居るって思いこんでるよね」

(;^ω^)「きっと机が人に見えてるんだお」

ξ゚听)ξ「あはは、そうかも」

 なんだ、この和やかな雰囲気は。
 痴漢だ、と車内で騒がれた直後だと説明して、誰が納得するだろうか。
 自分自身、全くわけが分からなかった。

ξ゚听)ξ「今日体育あったっけ?」

(;^ω^)「……五限目にあるお」

ξ゚听)ξ「男子は野球だよね? ブーン君は、どこ守ってるの?」

(;^ω^)「ちょっと太ってるってだけでキャッチャーだお……
       全然捕球できなくて、全身にボールの痣があるお……
       選ばれし子供みたいになってるお……」

ξ*゚听)ξ「あははははは」

 ただの雑談。
 そのために、ツンデレはここまで連れてきたのか?
 というより、さっきの痴漢騒動はどうなったのか。

ξ゚听)ξ「……思ったとおり、面白い人」

(;^ω^)「ほぇ?」

ξ゚听)ξ「あのね……さっきのことだけど……」


335 名前:後編 ◆azwd/t2EpE [] 投稿日:2007/05/13(日) 19:10:31.53 ID:A8u/zISg0
 心臓が、はっきりと鼓動を速めた。
 ツンデレが顔を若干赤らめて、俯き加減で言葉を発する。
 思わず耳を塞いでしまいたくなったが、堪えた。

ξ゚听)ξ「……痴漢、したよね……?」

(;^ω^)「……しましたお……」

ξ゚听)ξ「いつも通りなら良かったんだけど……今日は、危なかったんだから……」

 危なかった?
 何がだ?

ξ゚听)ξ「気づいてなかったでしょ……?
      後ろにいたサラリーマンが、腕を掴もうとしてたんだよ……」

(;^ω^)「ほぇ!?」

 それは、確かに気付かなかった。
 今日はいつもより雑だった。それが仇になったということか。

ξ゚听)ξ「咄嗟に私が掴んだから良かったけど……もうちょっとで犯罪者だったよ……?」

(;^ω^)「そ、そうだったのかお……」

ξ゚听)ξ「ところで……あの車両って、私たち以外に別府高の生徒、乗ってないよね?」

(;^ω^)「多分、乗ってないと思うお」


338 名前:後編 ◆azwd/t2EpE [] 投稿日:2007/05/13(日) 19:13:04.16 ID:A8u/zISg0
ξ゚听)ξ「じゃあ良かった……他にいたら、噂が広まっちゃうもんね……」

(;^ω^)「噂?」

ξ゚听)ξ「ブーン君が痴漢してた、って噂。そんな話が広まっちゃったら、
      学校来れなくなるでしょ?」

 いや、ちょっと待て。
 過去にツンデレは、僕に対して『死んでくれないかな』とまで言い放ったはずだ。
 それなら、学校に来ないほうがありがたいのではないか。

ξ゚听)ξ「ブーン君が来なくなったら……私、学校に来る意味なくなっちゃうよ……」

(;^ω^)「……え!?」

ξ゚听)ξ「……あっ!」

 ツンデレの顔が、一瞬で赤く染まる。
 俯いて、恥ずかしそうに体をくねらせている。

ξ///)ξ「べ、別に変な意味じゃなくて……その……」

(;^ω^)「どういう意味なんだお? 教えてほしいお!」

ξ///)ξ「え、えぇ……? そ、その……あの……」

 開閉を繰り返すツンデレの唇。
 含みを保っていて、吸い込まれるような魅力を持している。

ξ///)ξ「……一回しか、言わないからね……?」


345 名前:後編 ◆azwd/t2EpE [] 投稿日:2007/05/13(日) 19:15:37.43 ID:A8u/zISg0
 頷いた。

 心臓が上下左右に動きまわっているようだった。
 思わず手で抑えてしまう。痛いような、苦しいような、そんな感覚。
 ツンデレの言葉が放たれる数秒間さえ、耐えるのにやっとだった。

ξ///)ξ「……一年生のときから……ずっと、好きでした……」

 再び頭が真っ白になった。

 ツンデレが、告白。
 誰に? 僕にだ。
 何故? 分からない。

 ただ、ツンデレははっきりと、好きだと言った。
 他者がいるはずもない、狭小な空間で。

 数秒立ってようやく、どうしようもないほどの、嬉しさが込み上げてきた。

(;^ω^)「ほ、ほ、ほ、本当かお!? ホントに僕のことが好きなのかお!?」

ξ///)ξ「もう言わない! 聞き返さないで!」

(;^ω^)「何でだお!? ぼ、僕のどこを好きになったんだお!?」

ξ///)ξ「な、何でって……好きになるのに、理由が必要なの……?」

(;^ω^)「い、いや……要らないお……でも……」

ξ///)ξ「毎日、一緒にいて……隣で横顔見てるうちに……好きになっちゃったんだもん……」


360 名前:後編 ◆azwd/t2EpE [] 投稿日:2007/05/13(日) 19:18:26.93 ID:A8u/zISg0
 ツンデレは、一年のときからずっと隣の席だった。
 クラス替えも席替えもないためだ。
 しかし、毎日横顔を見ているくらいで好きになるものなのか。

 僕が忌むべき存在、イケメンならまだ分かる。
 だがこんなどこの畜産場から連れてきたか分からない男を相手に。
 果たして、ありえるのか。

ξ;--)ξ「……でも、私は最低……ブーン君に嫌われてるのは知ってるよ……」

(;^ω^)「……ほぇ!?」

ξ;--)ξ「だって……あんな酷いこと言っちゃったんだもん……」

 また、わけの分からない話だ。
 今まで会話したことがないのに、酷いことを言ったとは、矛盾もいいところだ。
 そう思ったが、そうではないようだった。

ξ;--)ξ「ずっと前だけど……教室で、私が女友達と残ってたとき……。
        ブーン君の話が出て……他のみんなが、酷いこと言い始めて……。
        私、悔しかったけど、気持ちを知られるのが、恥ずかしくて……何も言えなくて……。
        つい、同意までしちゃって……」

(;^ω^)「あ、あれかお……」

ξ;--)ξ「言っちゃった、って後悔した瞬間……
        ブーン君が教室の外から立ち去るのが見えて……。
        やっぱり聞いてたよね……私、死んでくれないかな、なんて言っちゃって……
        私が死ねばいいのに……」

(;^ω^)「で、でも、好きな人に対して言うにしては、いくらなんでも……」


364 名前:後編 ◆azwd/t2EpE [] 投稿日:2007/05/13(日) 19:21:01.39 ID:A8u/zISg0
ξ;--)ξ「……人によく言われるんだけど……
        私って、ツンツンしすぎてるみたいで……それが出ちゃって……」

(;^ω^)「うぇぇぇぇ!? ツンの要素多すぎじゃないかお!?」

ξ;凵G)ξ「ホントにゴメンね……だから、きっとブーン君怒ってるだろうなって……
       私に痴漢したのも、だからかなって……」

(;^ω^)「い、いや……あれは……っていうか、僕だって気づいてたのかお!?」

ξ゚听)ξ「えっ……それは気付いて当然だよ……?
       だって、毎日見てきた好きな人の右手……見間違うはずないもん……」

(;^ω^)「マ、マジかお……最初からかお……?」

ξ゚听)ξ「うん……最初に触られたときに、腕掴んだでしょ?
       あのときに分かったから、抵抗するのはやめたの」

(;^ω^)「……じゃあ、許してください、っていうのは……」

ξ゚听)ξ「毎日痴漢してくるのは、怒ってるからだろうな、って思って……。
       私の体に触るくらいで許してくれるならいくら触ってくれても良かったし……。
       学校で声かけてくれれば、いつでも好きにしてくれて良かったんだけど……
       私なんかのために時間使うのもったいないもんね……。
       だから暇な電車の中だけにしてたんだよね……
       一応、満足してもらえるように、毎日体の手入れだけはしてきたんだけど……」

(;^ω^)「で、でも、毎日ちょこっとだけ抵抗らしきものを見せてなかったかお?」

ξ*゚听)ξ「そ、それは……だって、抵抗もしなかったら、淫乱な子みたいで……
        もっと軽蔑されちゃう気がして……」

 何という勘違い。
 しかし、お互い様か、と思った。


372 名前:後編 ◆azwd/t2EpE [] 投稿日:2007/05/13(日) 19:23:12.23 ID:A8u/zISg0
ξ;--)ξ「……でも……私の体じゃ満足できなかったよね……。
        ごめんね……もっと胸が大きかったりしたら、
        ブーン君を喜ばせてあげられたかも知れないけど……。
        そんな大きくもないし……スタイルがいいわけでもないし……
        痴漢させるのが申し訳ないくらいで……。
        私一人、勝手に気持ち良くなっちゃって……最低だなって思ってたけど……」

(;^ω^)「ちょちょちょ、ちょっと待つお!」

ξ゚听)ξ「え……?」

(;^ω^)「一つ一つ否定するのは大変だから、一言で言うお!」

 勢いに任せて言ってしまいたかった。
 しかし、思った以上に口が上手く動かない。
 これも緊張の成せる技か。

 強引に口を開いて、言った。

(;^ω^)「僕もツンデレのことが好きなんだお! 好きだから毎日痴漢してたんだお!」

ξ゚听)ξ「……えっ……?」

(;^ω^)「ずっとずっと好きだったんだお!
       死ねばいいのにって言われて落ち込んだけど、
       でもやっぱり好きだったんだお!」

 ツンデレの顔が、赤へと変遷していく。
 嬉々と困惑を混ぜ込んだ表情を浮かべながら。

ξ*゚听)ξ「ホ、ホ、ホホホホホントに!? なんで!?」

(;^ω^)「何でって……好きになるのに理由は要らないお」


381 名前:後編 ◆azwd/t2EpE [] 投稿日:2007/05/13(日) 19:25:56.27 ID:A8u/zISg0
ξ*゚听)ξ「そ、そうだけど……人違いじゃ、ない!? 私だよ!? 私でいいの!?」

(;^ω^)「当たり前だお! こっちが聞きたいくらいだお!」

ξ*゚听)ξ「だ、だって……私なんて、可愛くもないし、胸も小さいし……
       口は悪いし、性格は悪いし……」

(;^ω^)「だから、その認識がおかしいんだお!
       ツンデレはめちゃくちゃ可愛いお! 胸だって人より大きいお!
       口の悪さは、ツンが出ちゃってるけど……性格は全然悪くないお!        むしろ良いお!」

 ツンデレの顔は、これ以上赤くならないだろうというレベルにまで達していた。

(;^ω^)「むしろ、僕のほうが……キモピザだし、性格だって全然良くないお……」

ξ///)ξ「それは、ない! 絶対ないよ! カッコイイし、
      それにほら……私が風邪で休んだ時……」

(;^ω^)「風邪?」

ξ///)ξ「体調悪くて、今日は痴漢されるのキツイかもって思ってたら……
      ブーン君、優しく私を抱き締めてくれて……。
      私、すっごく嬉しかったんだから……
     こんな私のことを気遣ってくれるなんて、って……。
      今までだって死ぬほど好きだったのに……これ以上好きにさせないでよ……」

 あれは、ツンデレが痴漢されつづけることに嫌気が差したのだと思っていた。
 それゆえの行動だった。しかしまさか、そう捉えられるとは。

ξ///)ξ「でも……好きだって言ってくれたのは……信じていい、んだよね……?」

(;^ω^)「もちろんだお……」

ξ///)ξ「じゃあ……キス、していい……?」


392 名前:後編 ◆azwd/t2EpE [] 投稿日:2007/05/13(日) 19:28:42.20 ID:A8u/zISg0
 相変わらず恥ずかしげに顔を伏せるツンデレ。
 何も言わずに、肩を掴んだ。

 ツンデレの顔を上げさせ、唇を重ねた。
 あまりに柔らかな唇。こじ開けて、舌を絡めた。
 ツンデレも懸命に舌を伸ばしてくる。舐めあった。

 何分間もそうしてから、自然と離れた。
 真っ赤な表情は、お互い様だ。

 夢みたい。
 ツンデレが嬉しそうにそう呟いた。

 僕もだお。
 同じように、呟いた。


 自然な流れで、彼女の制服を脱がせた。
 時々キスしながら、体に触れながら。
 下着まで完全に下ろし、細部にまで触れる。

 電車の中ではじっくりと観察するわけにもいかなかったが、今はそれができる。
 ツンデレは恥ずかしそうにしているが、それが更に可愛く思えた。

 ズボンとトランクスを下げると、ツンデレが自然と手を伸ばしてきた。
 擦られ、舐められ、完全に膨張する。
 時々、人が入ってきたときだけは声と音を殺して、それでも互いに触れ合っていた。


403 名前:後編 ◆azwd/t2EpE [] 投稿日:2007/05/13(日) 19:31:56.10 ID:A8u/zISg0
 やがて、彼女の中に侵入した。
 ゆっくりと腰を動かす。トイレの壁に手を突く彼女。
 腰を掴んで、上下運動を繰り返す僕。

 声が漏れないように、お互い必死だった。
 時間が経つにつれ、人の利用が増えてきたからだ。
 誰かがいるときは静止し、いなくなったら再び突き出す。
 その繰り返しだった。

ξ///)ξ「んっ……!」

 喘ぎ声が微かに漏れた。
 幸い、誰もいないときだ。

 彼女の中で、僕のエレファントがどこまでも大きくなっていく気がした。
 血が集まって、かつてないほど肥大しているのは間違いない。
 だが、緊張と興奮でなかなか出そうにはならないのだ。

 思い切って体勢を変えた。
 便座に座り、ツンデレを抱き抱えるような姿勢。
 唇を重ねながら、ツンデレを突き上げた。

 しかしすぐに体勢を変え、今度はツンデレを便座に座らせた。
 その体を少し倒させ、覆いかぶさるようにして再び突き出す。
 この体勢が一番楽だった。


406 名前:後編 ◆azwd/t2EpE [] 投稿日:2007/05/13(日) 19:33:55.86 ID:A8u/zISg0
ξ///)ξ「あっ! あっ!」

 今は誰もいないはずだ。
 もしいたとしたら、絶対に聞こえているほどの声。
 ツンデレもこの体勢はかなり感じるようだ。

 僕の体にも痺れが走る。
 下半身に意識が集まっていく。
 痛痒感が体を駆け抜ける。

(;^ω^)「いくおっ……!」

 まさに寸前。
 引き抜いて、ツンデレのお腹にぶちまけた。
 あまりに勢いが良すぎたため、ツンデレの胸や顔にまで飛散している。

ξ///)ξ「はぁ……はぁ……」

(;^ω^)「ご、ごめんだお!」

ξ///)ξ「ううん……いいの……」

 顔に付着した白濁液を、指で掬って舐めるツンデレ。
 そのときの表情、そしてそのあとにこちらを見つめたときの表情。
 どちらも堪らないくらいに可愛かった。

(*^ω^)「大好きだお、ツンデレ……」

ξ///)ξ「……私も……」


408 名前:後編 ◆azwd/t2EpE [] 投稿日:2007/05/13(日) 19:35:01.23 ID:A8u/zISg0
 唇を重ね、しばらく経ってから再び挿入した。
 今度は先ほどよりも早かった。

 時機を見計らい、トイレから素早く出て、電車に乗った。
 ただし、家の方向に戻る電車だ。
 ツンデレの家に行き、再び何度も抱き合った。

 最後はお互い疲れ果てて眠り、いつの間にか次の日の朝を迎えていた。


ξ゚听)ξ「……ひとつ提案があるんだけど、いい?」

( ^ω^)「お?」

ξ゚听)ξ「月曜から……電車、早くしない?」

 今日は金曜だ。
 二人一緒に起きて、準備を整えていた。
 確実に遅刻する時間だが、仕方がない。

ξ゚听)ξ「この前騒いじゃったから、同じ電車ってわけにいかないし……」

(;^ω^)「それもそうだお……」

ξ゚听)ξ「もうダメだよ? 痴漢なんてしちゃ。犯罪だからね?」

(;^ω^)「すみませんお……人間のクズだと分かっていながら、やってしまいましたお……」

ξ*゚听)ξ「……私は……嬉しかったけどね……」


415 名前:後編 ◆azwd/t2EpE [] 投稿日:2007/05/13(日) 19:36:10.71 ID:A8u/zISg0
 相変わらず照れたときのツンデレは抜群の可愛さだ。
 これが世界最高の可愛さだと主張して誰が反論するだろうか。
 いや、させない。すべてを捩じ伏せられる自信さえある。

ξ゚听)ξ「それに……いつもより二本早い電車でいけば、人が全然いないの。知ってる?」

( ^ω^)「知らなかったお。そうなのかお?」

ξ゚听)ξ「うん。それなら二人でゆっくりできるし……学校にも人がいないから……ね?」

 皆まで言わなくても分かっている。
 イチャイチャラブラブちんちんかもかも、何もかもやり放題だ。
 喜んで、と言って頷いた。

 二人で家を出て、学校に向かった。
 電車の中ではこっそり触れ合い、電車を降りて、手を繋ぎ歩く。
 学校に着いたときは二限目の途中だった。

 一緒に教室に入ってくる二人を、周りが想像を絶する表情で見つめた。
 ガラスケースの中の姫と、せいぜい切り刻まれて焼かれて
 その口の中に入ることくらいしかできそうにないプチピザ。
 完全に食物連鎖上、噛み合わない二人が同時に教室に入ってきたのだ。
 ドクオなど腰を抜かして顔を真っ青にしてカタカタフルフル震えていた。

 ツンデレはまたも恥ずかしそうに顔を俯かせた。
 そんな仕草を見せられると、こちらまで恥ずかしくなる。

 しかし、その日から二人は周知の付き合いとなった。


418 名前:後編 ◆azwd/t2EpE [] 投稿日:2007/05/13(日) 19:38:23.08 ID:A8u/zISg0
  〜〜数日後〜〜

 めくるめく日々。
 悩み抜いて、考え抜いて、色々抜いて。
 過ごしてきた。

 そして僕は今。
 ツンデレという彼女と共に登校している。

ξ*゚听)ξ「でね、そのあと更にウェイクフィールドが……」

(*^ω^)「おっおっおっ、やっぱミラベリじゃなきゃダメだお」

 楽しい雑談。
 華やかな彩り。
 満ち足りる。何もかも。

ξ;゚ -゚)ξ「ッ……!」

 人もほとんど乗っていない車内。
 だからこそ、彩りで満ちるのだ。

ξ;゚ -゚)ξ「ち、痴漢はダメだって……言ったでしょ……」

 左手をツンデレの足に忍ばせる。
 今日も美脚は絶好調だ。

(*^ω^)「ツンデレが魅力的すぎるのがいけないんだお」

ξ;゚ -゚)ξ「もー……」


423 名前:後編 ◆azwd/t2EpE [] 投稿日:2007/05/13(日) 19:39:47.58 ID:A8u/zISg0
 時々オイタしたりすることもあるけれど。

 僕、ツンデレが好きです。











( ^ω^)ブーンがクラスメイトのツンを痴漢してしまうようです

                      〜The End〜




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