( ^ω^)ブーン系小説完結作品集('A`) 〜( ^ω^)ブーン先生が講義をはじめるようです〜

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1 名前:( ^ω^)ブーン先生が講義をはじめるようです[sage] 投稿日:2007/02/15(水) 00:23:31.99 ID:6Ry4C0EU0
光り輝く太陽の光が窓から差し込んでいる。
その日差しによって、小さな教室は温かな空気に包まれていた。

( ^ω^)「おっと。チャイムがなったので、みんな席につけお」

教壇に立ち、ブーンが朗らかな笑顔を浮かべる。

( ^ω^)「ほら、授業がはじまるから席についてお」

目の前を筆箱が横切っていく。元気な笑い声が教室中にこだましている。

( ^ω^)「席に……席、せき……」

荒々しく教室を駆け回る小学生たち。

ブーンはそれを微笑みながら見つめるわけもなく――。

( ^ω^)「先生は、貧乏だお」

唐突に語りだした。


3 名前:( ^ω^)ブーン先生が講義をはじめるようです[sage] 投稿日:2007/02/15(水) 00:28:42.39 ID:6Ry4C0EU0
( ^ω^)「先生な、貧乏なんだお。だから、食べるもんも満足に買えなくてお」

( ´∀`)「うひひ、また先生が語りだしたモナ」

(,,゚Д゚)「まったく、すぐに脱線すんだから、どうしようもねえよな」

とうとうと語るブーンをからかいながらも、生徒たちはいつの間にか席に戻っている。

( ^ω^)「だからお、先生は考えたお。いま世の中にはリサイクルが流行ってるお?」

「そうですねー」

( ^ω^)「食べ物もリサイクルできないかと考えてみたんだお。すごい発見だお?」

「そうですねー」

( ^ω^)「そして導き出された結論! 出した」

「出したものを再び食べればいいじゃないか!」

( ^ω^)「正解だお」


4 名前:( ^ω^)ブーン先生が講義をはじめるようです[sage] 投稿日:2007/02/15(水) 00:31:09.88 ID:6Ry4C0EU0
( ^ω^)「よく先生の言わんとしていることがわかったじゃないかお」

(,,゚Д゚)「だってなあ、先生って毎回同じ話しかしないもんな」

生徒たちが口々に同じことを繰り返す。

( ^ω^)「そんなはずないお。じゃあ、僕が考えたリサイクルを答えてみろお」

ブーンに指された生徒が席から立ち上がり、大声で叫ぶ。

ξ゚听)ξ「自分のうんこを食べれば、食費がかからないお、ですよね?」

( ^ω^)「そのとおりだお」


5 名前:( ^ω^)ブーン先生が講義をはじめるようです[sage] 投稿日:2007/02/15(水) 00:35:44.10 ID:6Ry4C0EU0
ブーンがおもむろに背後を振り向き、チョークを手に取る。

( ^ω^)「ほら、例えば食ったら出すという諺があるお?
そこで先生は思いついたんだお。食ったら出し、それをまた食べる。
これこそ最高のリサイクルといえないかお?」

(,,゚Д゚)「でも先生、実際自分のうんこなんて汚くて食えないだろ?」

いつも生意気な物言いでブーンを困らせるクラス一の悪ガキ、ギコがつまらなそうな顔でそう言い捨てる。

いつもいつもいつもいつもだ。
授業をぶち壊すのもこいつ、スカートをめくるのもこいつ、人の弁当を食べるのもこいつ。

ブーンは教壇をおり、ギコの机へと歩み寄った。


6 名前:( ^ω^)ブーン先生が講義をはじめるようです[sage] 投稿日:2007/02/15(水) 00:38:32.76 ID:6Ry4C0EU0
(,,゚Д゚)「な、なんすか?」

( ^ω^)「いま、なんていったお?」

(,,゚Д゚)「え、えっと……」

( ^ω^)「汚いっていったお? 食えないっていったお? 敬語を使わなかったお?」

(,,゚Д゚)「え、いや、はあ、まあ使わなかったけど」

ギコが不貞腐れたように視線をそらす。

ブーンは頭を掴み、強引に自分のほうへと向けた。

( ^ω^)「話をしているときは相手の顔を見ろお」


8 名前:( ^ω^)ブーン先生が講義をはじめるようです[sage] 投稿日:2007/02/15(水) 00:42:16.91 ID:6Ry4C0EU0
そう叫び、ギコの頭を机に押し付ける。

(,,゚Д゚)「いたっ、ひっ、痛い」

( ^ω^)「敬語! 敬語! 敬語! 敬語!」

単語ごとに腕を振り下ろす。そのたびにギコは机に頭をぶつけ、小さく怯えた声を漏らす。

( ^ω^)「ふひゃ、痛いお? やめて欲しいお? これからは敬語を使うお? お? お?」

(,,゚Д゚)「つか使います、使います先生、ごめんなさい、ごめんなしゃいい」

( ^ω^)「じゃあいってみろお。出したものを食べるという先生の考え、これは素晴らしいお?」

(,,゚Д゚)「素晴らしいです」

( ^ω^)「うんこは綺麗だお? 汚くないお? 美味しいお? 素敵だお? やばいお?
もう、一流シェフのつくる魅惑のフランス料理より濃厚で、
チャーハンのように脂ぎっていて、コテコテのうまうまのステーキよりジューシーだお? だお?」


9 名前:( ^ω^)ブーン先生が講義をはじめるようです[sage] 投稿日:2007/02/15(水) 00:45:00.37 ID:6Ry4C0EU0
ブーンはギコの頭から手を離すと、教室を見回して両手を突き上げる。

( ^ω^)「ステーキよりジューシー!」

「ステーキよりジューシー!」

( ^ω^)「フランス料理より濃厚!」

「フランス料理より濃厚!」

( ^ω^)「カップラーメンよりお手軽!」

「カップラーメンよりお手軽!」

( ^ω^)「とんこつラーメンより味わい深い!」

「とんこつラーメンより味わい深い!」

( ^ω^)「てめえら、誰がとんこつスープの出汁じゃこら! ぶっ殺すぞ!」


10 名前:( ^ω^)ブーン先生が講義をはじめるようです[sage] 投稿日:2007/02/15(水) 00:49:06.49 ID:6Ry4C0EU0
あれはブーンがラーメン屋でバイトをしていたときのことだった。

('A`)「おーいブーン、冷蔵庫からスープのバケツ持ってきてくれ」

顔の醜かったブーンは、厨房で皿洗いをしている最中だった。
ブーンは返事をすると、休憩室に設えられていた大型冷蔵庫へと向かった。

( ^ω^)「あれ、店長、もうスープが残ってないお」

('A`)「なにい、んな馬鹿な」

厨房から顔を出した店長が冷蔵庫を覗き、頭を掻く。

('A`)「マジでねえのかよ。どうすんだ……あ!」

その後店長の言った言葉が、ブーンの胸に深い傷を負わせたのだった。

('A`)「お前デブだよな? ちょうどいい、お前で出汁をとろう」


11 名前:( ^ω^)ブーン先生が講義をはじめるようです[sage] 投稿日:2007/02/15(水) 00:51:45.04 ID:6Ry4C0EU0
( ^ω^)「僕は豚じゃないお、僕は豚じゃないお、僕は豚じゃな……
        お、チャイムがなったお。
        それじゃ一時限目は終わりだお。みんな、二時限目は保健体育だから、
        教科書をしっかりだしとけお」

ブーンは転がっているギコの尻に一発蹴りを入れると、手を振って教室を出ていった。

「僕は出汁じゃないお、僕は豚じゃないお、僕は出汁じゃ、いや、出汁かお?」

ブーンの独り言は、生徒の耳にいつまでも残ったという。


13 名前:( ^ω^)ブーン先生が講義をはじめるようです[sage] 投稿日:2007/02/15(水) 00:56:26.68 ID:6Ry4C0EU0
二時限目を告げるチャイムが鳴り響いた。

( ^ω^)「ということで、二時限目は保健体育だお。
なんと今日は、先生がビデオを用意しておりますお」

ブーンの発言を聞き、女子が鬼のような形相で立ち上がったが、
男子の歓声に押され、おずおずと席についた。

(,,゚Д゚)「先生、もしかしてあれですか? あれフヒヒ」

( ^ω^)「わかってるじゃないかお。フヒヒ。じゃ、再生押すお」

教室の隅に設置された小さなテレビ画面が、ゆっくりと映り変わっていく。

表示されたタイトルを見て、生徒たちは声を失った。


14 名前:( ^ω^)ブーン先生が講義をはじめるようです[sage] 投稿日:2007/02/15(水) 00:57:55.67 ID:6Ry4C0EU0






          未だ知られぬ奥地の民族

              食糞族の奇跡の挙行を追った


16 名前:( ^ω^)ブーン先生が講義をはじめるようです[sage] 投稿日:2007/02/15(水) 01:00:26.35 ID:6Ry4C0EU0
清らかな水の流れる川をのぼりー

私たちは新鮮な空気の流れる奥深いもりに立ったー

緑に覆われた美しい世界ー

そこに住んでいるのは世にも奇妙な民族だったー


( ^ω^)「ところで話は変わるけどお、先生は貧乏なんだお」

( ^ω^)「満足に食事もできない状態でお」

( ´∀`)「出したら食べる、食べたら出すモナ?」

( ^ω^)「それが実は、先生は便秘でお、誰かうんこをくれないかお?」


17 名前:( ^ω^)ブーン先生が講義をはじめるようです[sage] 投稿日:2007/02/15(水) 01:03:46.93 ID:6Ry4C0EU0
ξ゚听)ξ「先生、私のでいいですか?」

( ^ω^)「おお、ちょっと待ってお。先生は準備がいいからお、ほら、洗面器を携帯してるんだお」

( ´∀`)「おお、さすが先生!」

( ^ω^)「じゃ頼むお」

ξ゚听)ξ「はい」

ブリブリ。

( ^ω^)「うめえお。この柔らかな舌触りに広がる香り、んん、マンダムだお」

(*゚ー゚)「先生、少し静かにしてくれませんか。ビデオの音声が聞こえないんですけど」


18 名前:( ^ω^)ブーン先生が講義をはじめるようです[sage] 投稿日:2007/02/15(水) 01:07:50.30 ID:6Ry4C0EU0
しぃの声を聞き、全員がテレビへと顔を向けた。
画面には、小さな集落が表示されていた。

縄文時代を想起させる、貧相な佇まいだ。

カメラがズームしていき、集落の中央にある祭壇が姿を現す。

( ^ω^)「これが食糞族の祭壇だお。見てみろお。祭壇の中央に小さな穴が開いてるお?」

ブーンの言うとおり、祭壇の中央には細長い穴が穿たれている。
その穴の上に、一人の男性が腰を下ろした。

( ^ω^)「よく見とけお、これからが凄いからお」


我々はー次の瞬間に言葉を失ったー

その男性が「ヘイホ」と声を上げると、次の瞬間にはー

大蛇が顔を出したー


20 名前:( ^ω^)ブーン先生が講義をはじめるようです[sage] 投稿日:2007/02/15(水) 01:12:01.37 ID:6Ry4C0EU0
画面がさらにズームしていき、男性の黒々とした毛が映し出される。

( ^ω^)「尻毛だお」

その奥にひっそりと存在している*。それは紛れもなく肛門であった。

肛門から顔を出しているのは、太古の昔から受け継がれる伝説、
ヤマタノオロチともいうべき神の化身だった。

食糞族には、司祭という概念がない。

なぜならば、村人の全員が司祭であり、体内に神を宿しているからである。

( ^ω^)「これ以上は言わなくてもわかるお?」

男の体内から顔を出した神は、ゆっくりと身を捩じらせながら、地上へと舞い降りていく。

あまりの神々しさに、生徒たちが感嘆の息をついた。


22 名前:( ^ω^)ブーン先生が講義をはじめるようです[sage] 投稿日:2007/02/15(水) 01:15:44.79 ID:6Ry4C0EU0
祭壇の高さは二メートルというところだろうか。

祭壇の中央に開いた穴の垂直線上に、一人の老婆が立っている。

(*゚ー゚)「口を開けてるんですか?」

( ^ω^)「よく気づいたお。そう、この儀式は『神喰い』といわれていて、その内容は……」

老婆の上空から神が舞い降りてくる。
徐々に高度を下げながら、開いた口へと進んでいる。

ぷちゅん、という音が鳴った。

次の瞬間には、老婆の顔は潰れた神により、茶色く染まっていた。


24 名前:( ^ω^)ブーン先生が講義をはじめるようです[sage] 投稿日:2007/02/15(水) 01:18:49.74 ID:6Ry4C0EU0
(,,゚Д゚)「うへえ、これが儀式か」

( ^ω^)「シャラップ!」

ギコが口を開いた瞬間には、すでにブーンは教壇を蹴って跳躍していた。

そして言葉を言い終える前に、ギコの首へと天山チョップが炸裂する。

( ^ω^)「ほら、いまだお! このシーンを見せたかったんだお、先生はっ」

床に叩きつけられたギコの上に椅子を倒し、ブーンがテレビを指差す。


25 名前:( ^ω^)ブーン先生が講義をはじめるようです[sage] 投稿日:2007/02/15(水) 01:21:35.72 ID:6Ry4C0EU0
神によって目を塞がれた老婆が地面に崩れ落ちる。

その老婆の下へ、村人たちが雄たけびを上げながら近寄っていく。

(*゚ー゚)「ああ、助け起こすんですね」

( ´∀`)「なんて優しいんだモナ」

「ペロペロ」

(*゚ー゚)「?」

「ペロペロペロペロ」

( ´∀`)「?」

( ^ω^)(さすが小学生。まだまだ思考回路が稚拙だお)

駆け寄った村人たちが、老婆の顔を舐めるシーンが映し出されていた。


27 名前:( ^ω^)ブーン先生が講義をはじめるようです[sage] 投稿日:2007/02/15(水) 01:24:35.54 ID:6Ry4C0EU0
( ^ω^)「はい、ビデオはここまでだお。さて、このビデオを観た感想を、モナー」

( ´∀`)「え、えっと、変な民族もいるもんだモナ」

( ^ω^)「ああ、惜しいお。しぃ、どう感じたお?」

(*゚ー゚)「宗教染みた狂気を感じ……」

( ^ω^)「うんうん、しぃは難しく考えすぎだお。他に意見のあるものは」

(,,゚Д゚)「俺が思ったのはで」

( ^ω^)「挙手してから発言しろお」

(,,゚Д゚)「はい!」

( ^ω^)「じゃツン、感想をいってみろお」

(,,゚Д゚)「……」


29 名前:( ^ω^)ブーン先生が講義をはじめるようです[sage] 投稿日:2007/02/15(水) 01:26:43.27 ID:6Ry4C0EU0
ξ゚听)ξ「同じ人間なのに、地域によって考え方が違うんだなって」

( ^ω^)「ほほう、なかなかいい線をいってるお。続けてお」

ξ゚听)ξ「えっとですね、つまり何と言えばいいか。んっと」

( ^ω^)「うんこは」

ξ゚听)ξ「う、うんこは?」

( ^ω^)「とても神々しいものであり」

ξ゚听)ξ「神々しいものであり」

( ^ω^)「美味しそうであった」

ξ゚听)ξ「美味しそうであった」


34 名前:( ^ω^)ブーン先生が講義をはじめるようです[sage] 投稿日:2007/02/15(水) 01:29:06.03 ID:6Ry4C0EU0
( ^ω^)「それがいいたかったんだお!」

ブーンは常日頃、世間に対して深い怒りを覚えていた。
それは、スカトロに対する謂れのない誹謗中傷である。

犬の行動を思い出してみてほしい。

犬はお腹を壊すと、自分の排泄物を口にして体調を整える。

( ^ω^)「考えてみて欲しいお。犬が間違っていたことがあったかお?」


生徒たちは、あの寒いスキー教室を思い出していた。


36 名前:( ^ω^)ブーン先生が講義をはじめるようです[sage] 投稿日:2007/02/15(水) 01:34:21.93 ID:6Ry4C0EU0
バスがスキー場に近づくにつれて、晴れ渡っていた空模様が荒れはじめた。

真っ黒な分厚い雲が青を隠してゆき、やがて太陽を覆いつくしていく。

(*゚ー゚)「これは荒れそうですね」

しぃの言葉通り、空を覆った雲が排泄をするように、大きな白い雪を降らせはじめた。

それにより、細い山道は凍結。
土砂崩れが起き、ブーンたちは山奥の道に閉じ込められてしまったのだ。

( ^ω^)「どど、どうすればいいんだお」

このまま救助を待つにしても、暖房が壊れたため、何時間ももちそうにない。
かといって、スキー場まで歩くにも、地図がなければ辿り着けないだろう。


38 名前:( ^ω^)ブーン先生が講義をはじめるようです[sage] 投稿日:2007/02/15(水) 01:37:20.40 ID:6Ry4C0EU0
( ^ω^)「救助を待っていても埒があかないお。僕がスキー場までいって、助けを呼んでくるお」

ξ゚听)ξ「先生、無茶はやめてください」

( ´∀`)「そうですよ先生。僕たちならまだ耐えられます」

ブーンは厳しい顔を左右に振った。

( ^ω^)「うんこを食べて空腹を凌ぐのも限界だお。大丈夫、僕に任せて、ここで休んでなさいお」

そういって、ブーンは窓ガラスを割って雪原へと飛び出していった。

(,,゚Д゚)「窓は破るなよ……寒いだろ」


39 名前:( ^ω^)ブーン先生が講義をはじめるようです[sage] 投稿日:2007/02/15(水) 01:41:03.84 ID:6Ry4C0EU0
だが、道程は厳しく、環境は苛酷といわざるを得なかった。

水気を含んだ大きな雪玉が、強い横殴りの風によって体を襲う。
乾燥した空気が喉を焼き、ブーンは何度も寒さに耐えながらちんこを取り出して尿を飲まねばならなかった。

( ^ω^)「ひーほー。死ぬ、ももも、もうだだだめだめだめお」

一際強い風に曝され、体が雪に倒れこむ。

ここで死んでしまうのか。そう思ったとき、誰かの声が聞こえてきた。

(*゚ー゚)「先生! 先生!」

( ^ω^)「イソップー!」

ξ゚听)ξ「先生! 先生!」

( ^ω^)「だいすけー!」


40 名前:( ^ω^)ブーン先生が講義をはじめるようです[sage] 投稿日:2007/02/15(水) 01:44:32.83 ID:6Ry4C0EU0
イソップとだいすけにより、ブーンはなんとか助け出された。

……。

( ^ω^)「イソップ」

(*゚ー゚)「はい!」

( ^ω^)「お前はあの遭難事件を忘れてしまったのか?」

(*゚ー゚)「いいえ、先生。僕は忘れてません!」

( ;ω;)「だいすけ!」

ξ゚听)ξ「はい先生!」

( ;ω;)「お前は忘れていないよな! あの辛い練習を耐えた時期、
それがいまもお前の心に残ってるよな?」

ξ;凵G)ξ「先生!」

( ^ω^)「そういうことで、うんこは尊いものなんだお。おっとチャイムだからまた次の授業で会うお」


42 名前:( ^ω^)ブーン先生が講義をはじめるようです[sage] 投稿日:2007/02/15(水) 01:47:35.98 ID:6Ry4C0EU0
都会の郊外に、ひとつの学校が建設されたのは、明治十五年のことだった。

古びた木造建築だが、当時では立派な佇まいとして、全国にその名を馳せていた。

生徒たちは荒くれ者がおおく、スカートめくりはお手の物、
廊下をバイクで走りまわったり、ガラスを割ることにも頓着はしなかった。

そんな学校に一人の先生が現れた。
「花園を目指すぞ」

これは、一人の男が学園の後輩たちに戦いを挑んだ、奇跡の物語である。


45 名前:( ^ω^)ブーン先生が講義をはじめるようです[sage] 投稿日:2007/02/15(水) 01:50:09.25 ID:6Ry4C0EU0
( ^ω^)「おいおい、元ネタがわからない人はスクールウォーズを借りてこいお」

(*゚ー゚)「ん、なにか言いましたか?」

( ^ω^)「なんでもないお。さて、三時限目は調理実習だお。
本日のメニューは……ビーフシチューだお!」

( ´∀`)「わーい。洋服が汚れちゃうモナ」

(*゚∀゚)「まんこは見せないよ」

( ^ω^)「こい、僕のメダロット!」

('A`)「まんどくせ」


48 名前:( ^ω^)ブーン先生が講義をはじめるようです[sage] 投稿日:2007/02/15(水) 01:52:49.42 ID:6Ry4C0EU0
ビーフシチューは時間がかかるとお思いの方も多いと思われるが、
それは手際が悪いだけだと知っているものは少ない。

まず圧力鍋に水を入れ、火にかけておく。

続いてぶつ切りにしたジャガイモとかそこらへんを鍋にぶちこむのだ。

( ^ω^)「簡単だお?」

(,,゚Д゚)「先生、ルーが見当たらないんですけど」

( ^ω^)「ばっかもん! お前は今までなにを学んでいたんだ!」

(,,゚Д゚)「え?」

( ^ω^)「お前、この学校の名前をいってみろお」

(,,゚Д゚)「VIP学園……ですよね?」


51 名前:( ^ω^)ブーン先生が講義をはじめるようです[sage] 投稿日:2007/02/15(水) 01:55:03.05 ID:6Ry4C0EU0
( ^ω^)「その意味は!」

ギコが開きかけた口を止め、俯く。

V びっくりするほど

I いい男

P パーソン

ギコはブーンの声を聞き、心が騒ぐのを感じた。

そうか、なぜ俺がこの学園を選択したのか、いま思い出した。

あれは、小学生のころだった。


53 名前:( ^ω^)ブーン先生が講義をはじめるようです[sage] 投稿日:2007/02/15(水) 01:58:39.53 ID:6Ry4C0EU0
「う〜〜トイレトイレ」

今トイレを求めて全力疾走している僕は小学校に通うごく一般的な男の子。
強いて違うところをあげるとすれば男に興味があるってことかナー。
名前はギコ。

そんなわけで帰り道にある公園のトイレにやって来たのだ。
ふと見るとベンチに一人の若い男が座っていた。

(,,゚Д゚)「ウホッ!いい男……」

そう思っていると突然その男は僕の見ている目の前でツナギのホックをはずしはじめたのだ……!

( ^ω^)「やらないかお?」

そういえばこの公園はハッテン場のトイレがあることで有名なところだった。
イイ男に弱い僕は誘われるままホイホイとトイレについて行っちゃったのだ。
彼――ちょっとピザっぽい教師で、ブーンと名乗った

ホモ・セックスもやりなれているらしく、トイレにはいるなり僕は素裸にむかれてしまった。

( ^ω^)「よかったのかお? ホイホイついてきて。俺はノンケだってかまわないで食っちまう人間なんだぜ」

(,,゚Д゚)「こんなこと初めてだけどいいんです……僕、ブーンさんみたいな人好きですから」

( ^ω^)「うれしいこと言ってくれるじゃないの。それじゃあとことんよろこばせてやるお」

言葉どおりに彼はすばらしいテクニシャンだった。
僕はというと、性器に与えられる快感の波に身をふるわせてもだえていた。


54 名前:( ^ω^)ブーン先生が講義をはじめるようです[sage] 投稿日:2007/02/15(水) 02:00:45.55 ID:6Ry4C0EU0
(,,゚Д゚)「まさか。先生は、あのときの?」

( ^ω^)「いまごろ気づいたのかお」

(,,゚Д゚)「そんな……」

( ^ω^)「ギコ。お前も成長したお」

(,,゚Д゚)「先生」

( ^ω^)「ふふ、水臭いお。あのときみたいに呼んでくれお」

(,,;Д;)「うっ、うえ。うほっ、いい男」

( ;ω;)「や ら な い か」

(,,;Д;)「先生!」


56 名前:( ^ω^)ブーン先生が講義をはじめるようです[sage] 投稿日:2007/02/15(水) 02:04:00.09 ID:6Ry4C0EU0
こうして無事に調理実習は終わりを告げた。

と思われたが、まだ伏線は張り巡らされていたのだった。

>>48を見てほしい。そこに書かれたギコの台詞。

(,,゚Д゚)「先生、ルーが見当たりません」

そう、ブーンはルーを買い忘れちゃっていたのだ。

怒りを顔に浮かべた生徒に取り囲まれたブーンは、自分の腸へと排尿しているギコの手を握った。

(*゚ー゚)「ルーがなければ、ビーフシチューは作れませんよね?」

( ^ω^)「えと、それは」

(,,゚Д゚)「ああ、ブーンさん、気持ちいいです、出ちゃいそうです」


57 名前:( ^ω^)ブーン先生が講義をはじめるようです[sage] 投稿日:2007/02/15(水) 02:07:59.50 ID:6Ry4C0EU0
( ^ω^)「ばっ、ちょっと黙ってろお」

(,,゚Д゚)「だって、もう、もう。あはっ」

温かい尿の溜まった腸内へと、白濁した液が注ぎ込まれる。
その量は、凄まじいものだった。

(,,゚Д゚)「あっあっ、はあ」

ギコがちんこを抜いた瞬間、精液と尿の入り混じった排泄物が、床に水溜りを作った。

(*゚ー゚)「あっ、なんだ。ルーをそんなところに隠していたんですか」

次々と垂れ落ちる排泄物を受け止めながら、しぃが笑みをこぼす。

(*゚ー゚)「先生ったら。意地悪しないで最初から出してくださいよ。もう」

( ^ω^)「おっおっ、すまなかったお。でもこれで万事解決だお」


こうして三時限目が無事に終わった。


58 名前:( ^ω^)ブーン先生が講義をはじめるようです[sage] 投稿日:2007/02/15(水) 02:13:26.31 ID:6Ry4C0EU0
都会の郊外に、ひとつの学校が建設されたのは、明治十五年のことだった。

すでに校舎は一新され、太陽の光を浴びて白く輝く立派な造りとなった。

生徒たちは荒くれ者がおおく、スカートめくりはお手の物、
廊下をバイクで走りまわったり、ガラスを割ることにも頓着はしなかった。

そんな時代を変え、花園へと導いた先生のおかげで、VIP学園は都内有数のラグビー学校に変化を遂げた。

「次はスカトロを極めるぞ」

これは、一人の男が学園の後輩たちにスカトロの素晴らしさを問いた、奇跡の物語であった。

スカトロはけしてマイナーで気持ちの悪い性癖ではない。異常ではない。

さあ、興味をもったら、スカトロでググってみよう。

そこで君は、新しい自分を見つけることだろう。

勇気を出して。君は一人じゃないんだから。



( ^ω^)ブーン先生が講義をはじめるようです:完結


60 名前:( ^ω^)ブーン先生が講義をはじめるようです[sage] 投稿日:2007/02/15(水) 02:18:16.79 ID:6Ry4C0EU0
あとがき。
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スカトロが嫌悪の対象になっている現代。

そんな時代に発表しても、誰も読まないだろうということはわかっていた。

しかし、スカトロが嫌悪の対象からはずれ、やがて世の中に広まるときが来る。

それを信じてみるのもいいではないか。

美人が汚らわしいものを排泄する。
絹のような白い滑らかな肌に排泄物を塗りつける。

興奮しないだろうか。卑猥だと思わないだろうか。

少しでもそう思ったのなら、友人に、家族に、ぜひスカトロの素晴らしさを説いて欲しい。


スカトロ万歳! スカトロ万歳! スカトロ万歳!
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2007/02/15(水)






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