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150 名前: ◆Joy86y.LIU [] 投稿日:2006/12/03(日) 03:11:18.52 ID:hgYoUsgd0  

チラシの裏だから、読みたくない人はヌルーしてちょ。    


この物語を書いた経緯だお。
4年前まで猫を飼ってました。
三毛のメスです。
人間で言うなら年取ってて、ピザでした。
腐女じゃなしに貴腐人だったな。
妹が近所にいたのを拾ったんだけど、後ろの左足が折れてたんだ。
人が言うにはもう治らないレベルってもんじゃねーぞって言われた。
まー、かわいかったよ。
顔立ちがいいのよ。
モデルの香里奈みたいだったな。
拾ってきたのが俺が中学のときくらいで、まだ若かったの。
ピチピチだったの。
俺、惚れたね、うん惚れた。


154 名前: ◆Joy86y.LIU [] 投稿日:2006/12/03(日) 03:24:48.93 ID:hgYoUsgd0

チラシの裏の続きだお  

日が経つにつれて、すんごい馴れてきて、この物語のように、俺の腹の上にのってくんのよ。
ピザがピザの上に乗っちゃったら地球温暖化に拍車かけるって
いうのに、それでも毎日乗ってきたのよ。
んで引越しやら何やらあったんだけど、連れてきて。
妹もお袋も親父も俺も、その猫が大好きだったね。
んで、確か高校3年の夏だったかな?その猫の様子がおかしくなったのね。
小便はちかくなるし、部屋のいたるところでおもらししちゃうし、勝手に
人ん家の庭に入り込んで池の水飲んじゃうし。
レディーだからそんなことすんじゃねーよって怒ったって止めなかった。
んで、お袋と妹が病院に連れて行ったんだよ。
そしたら猫エイズだってさ。
残り少ないんだってさ。
まー泣いたよ。泣いた。
海面が10cm上がるくらい泣いたわ。
んで、残りの日数、かみ締めるように過ごしたよ。
まー楽しかったね。 


155 名前: ◆Joy86y.LIU [] 投稿日:2006/12/03(日) 03:26:23.82 ID:hgYoUsgd0

チラシの裏の続きだぽ  

そんな楽しい日々に限って、時間てもんは早く過ぎるんだね。
何でだろうね?
3月の上旬あたりだったかな?
もう寝たきりだったんだよ。
肉球を触ってやると、かろうじてリアクションしてくれるような感じで。
春休みになって、春から行く大学も決まって、時間に余裕があったから、
バンド練習してたんだよ、その日。
バンド練習も終わって、メンバーの一人と本屋で立ち読みしてたんだよ。
そしたらお袋から電話が来て「ナナが!!ナナが!!!(←猫の名前ね)」って。
俺、慌てて家に帰ったね。
そしたら、お袋がナナを抱いてるんだよ。
必死に名前呼んでもリアクションなしでさ。
ずっと名前呼んで、俺も肉球もって名前読呼んだんだよ、ずっと夜まで。
そしたらさ、しばらくして、お袋に抱かれながら、ナナの力が
抜けていったのがわかったんだよ。
あぁ、死んでしまったんだなって。
お前、俺がこれから地元から離れた大学行って寂しい一人暮らしすんのに、これだと
よけい寂しくなんじゃねーかって。
まー泣いたよ。
バイトから帰ってきた妹も、俺もみんな泣いたな。
だって家族の一員が死んじゃったんだもん。


156 名前: ◆Joy86y.LIU [] 投稿日:2006/12/03(日) 03:27:12.03 ID:hgYoUsgd0

チラシの裏の続きだお  

んで、時は過ぎて夏休み。
実家に帰って着たんだよ。
その間、ずっとナナのこと思い出してたよ。
んで、夏休みに入ってしばらくしてのことだったかな、茶色の
フサフサした猫が家の前にいたの。
ちょうど、この物語でいうフサギコだな。
俺はナナにぞっこんだから、お前なんかに惚れるわけねーよって思いながら
ツンツンしてヌルーしてたんだ。
それでもずっと家の前、そしてずうずうしくも中にまで入ってきやがったの。
そしたらお袋がね、餌やり始めたの。
ガツガツ食ってたなぁ、腹減ってたんだなぁ、野良だからかなぁって。
その日からずっと実家にいんのよ、今日もいんじゃねーかな?
飼ってるわけじゃないけど、勝手に家に入り込むみたいな感じ。


157 名前: ◆Joy86y.LIU [] 投稿日:2006/12/03(日) 03:29:02.50 ID:hgYoUsgd0

チラシの裏の続きだお  

で、その猫、鳴かないのよ、全然。
今日まで鳴いたとこ見たことない。
触ろうとすると威嚇してくるし、酷いときにはかしゃいでくるのよ。
ナナとは違い、ツンツンした子でしたね。

んで、ある日、妹が言ったんだよ、この子ナナじゃね?って。
妹が言うには、ナナは天国の神様に会って、私を生き返してくれって
言ったんだろうって。
んで、神様は条件として、俺たちと馴れ合いをしない、鳴かない、兄者の
腹の上に乗ってはいけないって。
その条件破ったら死ぬみたいな。
んで、ナナはそれにサインして、この茶色いフサフサした
猫みたいになったんだって。
本当はこの猫は私たちと馴れ合いとかしたいんだけど、ずっと
そばにいたいからツンツンしてんだよって。
なるほどなって思いましたね。  


160 名前: ◆Joy86y.LIU [] 投稿日:2006/12/03(日) 03:31:16.78 ID:hgYoUsgd0

チラシの裏の最後  

んで、俺は今もこの茶色いフサフサした猫はナナの生まれ変わりなのかなーって
思うようになってきた。
俺が死にそうになったとき、この茶色いフサフサ猫はフサギコみたいに、俺の腹の上に乗って
ナナみたいに鳴くのかなーって、ニヤニヤしながら、この物語を書いてますた。
ま、その猫オスだけどねwwwwwwっうぇっうぇwwwwwwww      



最後に、俺にアイディアをくれた妹と、天国のナナに感謝するお。      



あと、このチラシの裏は急いで書いたもんだから、誤字脱字があるだろうけど、
気にしないでね。
あくまでチラシの裏だから。    


チラシの裏終わり。




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