( ^ω^)ブーン系小説完結作品集('A`) 〜('A`)ドクオが王様になるようです 一気読み〜

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1 名前:愛のVIP戦士[] 投稿日:2007/02/04(日) 22:59:31.28 ID:E70adW+v0
むかしむかしのおはなし。
四つの国が争っていた時代
まだ街に車もなかった時代
正義が絶対とされていた時代
一人の正義を愛しすぎたために悩む悪の王様のおはなし。


3 名前:愛のVIP戦士[] 投稿日:2007/02/04(日) 23:00:20.97 ID:E70adW+v0
預言書の一ページより

大地を4つに割りて戦うものあり
1つに偉大なる悪誕生しせる
偉大なる悪の王の誕生より3年後の2/14
強い正義を持つもの現われ正義のために悪を貫くであろう
その正義の軍数は少なけれど大きな敵を食いつぶすであろう
その正義を恐れ4つに割れた大地は2つになり争いあうであろう
その正義は誰にも理解されず悪と呼ばれ後に世界を脅かすであろう
いずれ自ら滅び世界はより平和になるであろう
そして2/14に正義は悲惨な最期を迎えるであろう


6 名前:愛のVIP戦士[] 投稿日:2007/02/04(日) 23:03:36.76 ID:E70adW+v0
第一章〜始まり


時は恐怖の大王の誕生のちょうど3年前

('A`)「また戦いかマンドクセーナ」

( ゚∀゚)「次は胡瓜国に五万の兵をおくれ追い撃ちをかけろ」

('A`)「まさに戦闘狂だな…」

( ゚∀゚)「今日も勝ったからパーテー開くぞ」

('A`)「父は戦いに優れていた、しかしそれ以外は最低だった」

( ゚∀゚)「パーテーはあのヒィンガーボールが一番水飲みやすくていいな」

('A`)「…神は残酷すぎたかもしれない」


7 名前:愛のVIP戦士[] 投稿日:2007/02/04(日) 23:04:08.84 ID:E70adW+v0

('A`)「ある日いつものように戦の準備をしてると父がいったんだ」

( ゚∀゚)「もっと強い兵器が欲しいから田代砲つくれ!」


それが悪への第一歩だった
そして田代砲が届いてから父は代わってしまった。


( ゚∀゚)「病院なんか知ったことか!潰して突き進め!」


戦いで関係のないところも絶対的な力によって潰していったのであった。



9 名前:愛のVIP戦士[] 投稿日:2007/02/04(日) 23:05:35.02 ID:E70adW+v0
そのあまりの絶対的な力のために隣国の胡瓜国とvip国は同盟を組んでいた。

(゚д゚)「…やつは」
(ヽ^ω^)「わかったお同盟組むお」
(゚д゚)「強くなりすぎた」
(ヽ^ω^)「一緒にプーンするお」
(゚д゚)「…」
(ヽ^ω^)「悪魔倒すお」


⊂ニ(゚д゚)⊃プーン


(ヽ^ω^)「馬鹿やってないで早く作戦練るお」


(;д;)…



11 名前:愛のVIP戦士[] 投稿日:2007/02/04(日) 23:07:45.44 ID:E70adW+v0
毒男国からどんどんと周りの国は離れていった


ξ'')ξ「手加減を知らないのかしら」
ξ゚听)ξ「まったくそうよね」
ξ'')ξ「これじゃ悪よね」

しかし父の行為はとどまることを知らなかった  

( ゚∀゚)「ブラクラ地雷を配置しろ」
('A`)「そこらで本でも読むか」
( ゚∀゚)「F5れんだしろ」

('A`)「父の行為は卑劣すぎた
   だからみんなに悪魔と呼ばれるようになった」


(゚д゚)(ヽ^ω^)ξ'')ξあーくーまー
( ゜Д゜)( ^ω^)ξ゚听)ξアークーマー



12 名前:愛のVIP戦士[] 投稿日:2007/02/04(日) 23:08:55.91 ID:E70adW+v0

('A`)「俺はひたすらに部屋に引きこもって正義について学び続けた」

( ゚∀゚)「ブラクラブラクラー」

('A`)「マンドクセーガ俺は正義を愛していた
   だがそれ故に父を許せはしなかった」

( ゚∀゚)「おkブラクラget」

('A`)「いつか自分が正義のヒーローになって父を退治するのだと
叶わぬ幻想を抱いていた」


13 名前:愛のVIP戦士[] 投稿日:2007/02/04(日) 23:09:46.46 ID:E70adW+v0
父という悪魔の誕生から早一年


( ゚∀゚)「もっと攻撃汁攻撃攻撃攻g(ry」
('A`)「父は狂ったように…訂正もともと狂っていた」


   ごほん
   父は攻撃を繰り返していたそれこそ馬鹿のひとつ覚えのように


( ゚∀゚)彡「攻撃攻g(ry」
('A`)「父の攻撃のおかげで胡瓜国とvip国の絆は強くなっていた」


(ヽ^ω^)一緒にプーンするお

⊂ニ(゚д゚)⊃プーン

(ヽ^ω^)たのしいおー

⊂ニ(゚д゚)⊃たのしいぞー

(ヽ^ω^)アハハハ


14 名前:愛のVIP戦士[] 投稿日:2007/02/04(日) 23:10:16.50 ID:E70adW+v0

( ゚∀゚)彡「攻撃攻g(ry」


攻撃しかしない父はいつしか馬鹿と呼ばれていた


('A`)「馬鹿な悪魔と呼ばれるようになったな父よ」
( ゚∀゚)「…うましか?」
('A`)「馬鹿だよバカ父さん」
( ゚∀゚)「バカ?」
('A`)「そうですあなたは馬鹿です」
( ゚∀;)「うぅぅ」

父は悪魔というフレーズより馬鹿のほうを気にしたのであった


15 名前:愛のVIP戦士[] 投稿日:2007/02/04(日) 23:10:48.12 ID:E70adW+v0

('A`)「それから数日後に、父はバルキメデスの公式が
すべて解決してくれるからと立ち直った」

( ゚∀゚)彡「バルキメデスバルキメデス」


父は余計に馬鹿だといわれた



16 名前:愛のVIP戦士[] 投稿日:2007/02/04(日) 23:12:22.23 ID:E70adW+v0

( ゚∀゚)「今回はバルキメデスの法則にしたがって山から攻める」


父は馬鹿だといわれていたが戦では右に出るものはいなかった


( ゚∀゚)「今回の作戦命は小山のお猿さんだ」


ネーミングセンスも最悪だった


( ゚∀゚)「水族館作戦、ウルトラB作戦、夜鳴き作戦」


('A`)神様はなんて(ry



17 名前:愛のVIP戦士[] 投稿日:2007/02/04(日) 23:13:13.96 ID:E70adW+v0
そして馬鹿悪魔の誕生から2年物語りは急展開を見せる

毒男城に迫る3つの黒い影



|/゚U゚|「激しく無事毒男城潜入したり」
|/゚U゚|「これより作戦開始」
|/゚U゚|「いざまいう」

その影は激しく華麗に城の最上階までやってきた

|/゚U゚|「激しくサーチ」
|/゚U゚|「激しく発見」
|/゚U゚|「激しく暗殺」


( ゚∀゚)バルキメデスならなんとかしてくれr



こうして馬鹿な悪魔は死んだのであった


18 名前:愛のVIP戦士[] 投稿日:2007/02/04(日) 23:14:02.94 ID:E70adW+v0

|/゚U゚|「激しく任務完了」
|/゚U゚|「激しく脱出」
|/゚U゚|「激しく同意」

('A`)「そこだれかいるのか?」

|/゚U゚|「激しく人の気配」
|/゚U゚|「激しくピンチ」
|/゚U゚|「激しく逃走」

|/゚U゚|「激しくポストに退避」
|/゚U゚|「激しく窒息の予感」
|/゚U゚|「激しk」

('A`)「…気のせいか」

この三人は後に毒男城のなかのポストの中で遺体で見つかった



第一章end


19 名前:愛のVIP戦士[] 投稿日:2007/02/04(日) 23:18:34.09 ID:E70adW+v0
第二章〜始まりの終わり



父が殺された次の日に葬儀は行われた


('A`)「父さん僕どうしたら良いんだよマンドクセーヨ」


ドクは王のジョルジュが死んだことにより自動的に毒男国の王様になっていた


( ゚∀゚)「グリーンダヨ」
('A`)「…」


なんだか知らないがいらついたので仏壇を殴っておいた


20 名前:愛のVIP戦士[] 投稿日:2007/02/04(日) 23:18:52.64 ID:E70adW+v0


('A`)「カテェェ」


仏壇を殴った後、予想以上の硬さに狂気のダンスを踊っているとツンが現れた


ξ゚听)ξ「今回の件は本当に残念ね」
('A`)「なんだツンか」
ξ゚听)ξ「何よこんな美人が来てやってるのに」
('A`)「頼んでないけど(自分で美人って言う奴がどこにいるんだよ」
ξ゚听)ξ「あらそう!」
('A`)「じゃあなにか俺が気になったか」
ξ///)ξ「べっべつにあんたが心配で見に来てあげたわけじゃないからね」
('A`)「茶でも飲んで帰るか?」
ξ///)ξ「そうするわ」
('A`)「爺茶を出せ茶だ」
('A`ミ「はいただいま」


21 名前:愛のVIP戦士[] 投稿日:2007/02/04(日) 23:19:17.64 ID:E70adW+v0

('A`)「しかし馬鹿な父でも死ぬんだな…」
('A`ミ「人はいつしか死ぬものです」
ξ゚听)ξ「そうよ」
('A`)「そうだな…若いうちにいろいろしないとな」
ξ゚听)ξ「そうね若い頃に…」

('A`)「おい爺、お前の若かった頃の絵とかないの?」
('A`ミ「いきなりなんですか?」
('A`)「ぜひ観たいと思ってね」
ξ゚听)ξ「なに?それあるの?見たーい」
('A`ミ「有るには有りますが・・・」
('A`)「なんだ?みられたくないのか?」
('A`ミ「そんなことは…」
('A`)「ならみせろよ」
('A`ミわかりました…こちらです」

ξ゚听)ξ「これは…」
('A`)「馬鹿な…」
('A`ミ「だから見せたくなかったのに」
ξ゚听)ξ「ドクそっくり…」
('A`)「…」
ξ゚听)ξ「あんた年取ったら黴生えてくるのね」
('A`)「いやぁぁぁぁ」
('A`ミ「これは黴ではなく毛ですぞ毛」
ξ゚听)ξ「やーい未来の黴男ー」


22 名前:愛のVIP戦士[] 投稿日:2007/02/04(日) 23:20:13.38 ID:E70adW+v0
葬式が終わってからはまた戦いの日々が待っていた
悪魔ジョルジュがいなく後でも胡瓜国とvip国の攻撃はやむことはなかった


('A`)「取りあえず今は守っとけ攻めるのマンドクセーから」


ドクはひたすら見守り続けた

ドクのこの姿勢おかげで、どんどん毒男国は衰退していった。
300万いた兵もすでに250万を切っていた。
一方胡瓜国とvip国の両国は戦後の領地の配分でもめていた。


(゚д゚)「この戦い勝ったらここ俺の領地な」
( ヽ^ω^)「ずるいおそこはおいらのだお」
(゚д゚)「てめえはプーンでもやってろ」
(ヽ# ^ω^)「ピキピキこっちにんなだおきもちわるいお」
(#゚д゚ )「ァ?」

('A`)「考えるのマンドクセ」

こういったことが2年間続き、気付いた頃には四国すべての王、また王女が入れ替わり
毒男国の兵数は2000万となり、胡瓜国とvip国の間の絆は今にも切れそうになっていた。


23 名前:愛のVIP戦士[] 投稿日:2007/02/04(日) 23:20:59.76 ID:E70adW+v0
そんなある日、保守に飽きた毒男国の練炭兵150万が
命令を無視して胡瓜,vip両国に攻め入ったのであった。

l;;'A`!「シニバショヲヨコセー」
l;;'A`!「セー」
l;;'A`!「セー」

いきなりの攻撃とその圧倒的な数によって2つの国は混乱に陥った。

( ゜Д゜)「なんじゃゴルァ!!」
( ^ω^)「圧倒的過ぎるお」

再び危機を感じた両国は再び同盟を結ぶことを決めた。

( ゜Д゜)「よろしくだゴルァ!」
( ^ω^)「よろしくだお」
( ゜Д゜)「ブーンはやらないかr」

⊂二( ^ω^)⊃ブーン

( #゜Д゜)

こうして、手を組んだ両国の力によって、練炭兵はどんどん数を減らしていった。

l;;'A`!「ボクハココデシヌンダナ」
l;;'A`!「ヤットシニバショミルケタ」
l;;'A`!「イテ」

こうして、ほとんどの練炭兵を失った毒男国は、2つの国からの攻撃に
必死に耐えるしかなかった。


24 名前:愛のVIP戦士[] 投稿日:2007/02/04(日) 23:22:49.96 ID:E70adW+v0

('A`)「正直守るのマンドクセ」


ドクもこのままではいけないと思った。
しかしこの間の四国は小さい戦いはあるものの平和だった。
ドクは考えた。
ドクは頭がよかった。
この四国が平和になった時期、それは父が圧倒的な武力を
持っていたときの時代であった。
胡瓜,vipの両国はあまりの力の前に自ら攻撃はしてこなかったし
絶対中立のオリーブ国も攻撃はしてこなかった。
こちらが攻撃をしなければ平和だったのだ…。
しかし、それは恐怖による一時的な平和であり、恐怖が解けてしまえば
意味をなくすちっぽけな平和だった。
そしてドクはわかってしまった―――なにを?
この戦争を手早く終わらせる方法を―――どうする?
それは父のやっていたあれ―――どれ?
絶対悪による絶対正義―――なんだって?
体が心が拒絶反応を起こしている―――なぜ?
今までいみきらっていた悪が、正義になるなど考えたことなどなかったからだ。
しかし今度こそは恐怖による平和はいらないと思っていた。


26 名前:愛のVIP戦士[] 投稿日:2007/02/04(日) 23:24:39.42 ID:E70adW+v0

('A`)「悪による絶対恐怖で他の国を無理やり協力状態にする…
少々強引だが妙案だな」

('A`ミ「どうしたのですか王様」
('A`)「いやね父はすごいんだなあと思って」
('A`ミ「そうでしょ」
('A`)「ただの馬鹿じゃなかったn」
('A`ミ「ちょwwwwwコーラうめえwwwwww」
('A`)「…」


今度の平和は最終的な結果が恐怖ではなく、喜びで終わらせなくてはいけなかった。



27 名前:愛のVIP戦士[] 投稿日:2007/02/04(日) 23:25:48.51 ID:E70adW+v0

('A`)「やってやるか」

ドクは悩んだ挙句正義のために悪になることに決めた。
次の日からドクの苦悩の日々は続いていた。




('A`)「マンドクセー」


28 名前:愛のVIP戦士[] 投稿日:2007/02/04(日) 23:26:13.45 ID:E70adW+v0
そしてある日



('A`)「しかし兵力が足りない」

絶対悪はまず力がなくてはいけない。
しかし練炭兵の暴挙により練炭兵の数はもう少なくなっていた。

('A`)「こまった」
('A`ミ「困りましたね」
ξ゚听)ξ「本当困ったものね」
('A`ミ「ですな」


('A`)「…」


ξ゚听)ξ「そうだ!少数勢力で山を登り、そこに大砲を設置して、
後の残りで突撃して援護射撃すれば良いんじゃない!?」
('A`ミ「それはいいですなどうです王様」
('A`)「ウチには砲台ないし、練炭兵は練炭なんだから
練炭に引火したらどうする」
ξ゚听)ξ「そうねえ」
('A`ミ「どうしたものですかねえ」

('A`)「おい黴」
('A`ミ「これは黴ではなくふさふさですよそれにわたしはセバスty」
('A`)「そんなことは良いからなんでここにツンがいる?」
('A`ミ「遊びにいらっしゃいました」


ξ゚听)ξ「きましたー」
('A`)「もう好きにしてくれ」
ξ゚听)ξ「はーい」


('A`ミ「ツン様先ほどの続きですが砲台がだめなら投石器でも使えば…」
ξ゚听)ξ「それはいい考えね」
('A`)「はぁ〜」
ξ゚听)ξ「ドクはどう思う?」
('A`)「もういや」
ξ゚听)ξ「ちゃんと考えなさいよ」



('A`)「マンドクセ」


29 名前:愛のVIP戦士[] 投稿日:2007/02/04(日) 23:26:28.85 ID:E70adW+v0

('A`)「拝啓父さん 僕はいまピンチです助けてください」
( ゚∀゚)「グリーンダヨ」




なんだかわからないが取りあえず後で仏壇を殴っておいた


31 名前:愛のVIP戦士[] 投稿日:2007/02/04(日) 23:26:49.82 ID:E70adW+v0
その日の夜



('A`)「よっぽど話し合ってたんだなこんなところで寝てやがる」

そこにはテーブルに横たわる馬鹿二人

('A`ミ「だからそこはライトセ-バーを…むにゃむにゃ」
ξ゚听)ξ「そこにみくるビーム発射砲台を…むにゃ」
('A`)「だいたい電気ないのにどうやって光学装置使うんだよおまえら…」

俺は二人に毛布をかけてやりその場を離れた。
そして自分の部屋に帰るなりそろばんをかたかたと動かし始めた。


32 名前:愛のVIP戦士[] 投稿日:2007/02/04(日) 23:27:59.87 ID:E70adW+v0
チュンチュン


('A`)「いつの間にか朝になっていたようだ」

俺は大きなあくびをひとつして食堂に向かった
お馬鹿二人組はもう朝飯を食べていた

('A`)「どこに主を差し置いて召し食う執事がいるんだよ」
('A`ミ「コーラうめえwwwwww」
('A`)「じじいそれはコーラではなく珈琲だぼけ」
ξ゚听)ξ「目玉焼きうめええええwwwwwwww」
('A`)「それはダシ巻きだ馬鹿が」
('A`ミ「コーラうめえwwwwww」
('A`)「もういいですしんでくださいマンドクサイカラ」

ξ゚听)ξ「そういえばドクは夜から部屋に閉じこもって何してるの?」
('A`)「フフフ…良くぞ聞いてくれたそれは作s」
('A`ミ「ツン様!男の子の一人遊びです聞かないでやってくださいませ」
ξ///)ξ「ボッ」
('A`ミ「今日も私はぼっちゃまをおまもりしましたたぞ」
('A`)「…おい馬鹿よ夜は作戦について考えていた所だ」
('A`ミ「ぇ…男の子の一人遊びは?」
('A`)「しとらん!
   しかもいつから俺は王様から坊ちゃんに代わった」
ξ゚听)ξ「一人遊び…じゅる」
('A`)「変態巻き毛女お前はさっさと帰れ
   それとよだれ拭け」


33 名前:愛のVIP戦士[] 投稿日:2007/02/04(日) 23:28:39.26 ID:E70adW+v0

('A`ミ「作戦なら伊藤という姓のを選べばよいですよ占いに出ております」
ξ゚听)ξ「それにミクロ単位のルビーを無限に取り放題にしたら足止めできるかもよ」


('A`)…?(昨日はライトセイバーとかみくるビームとかいってたような…)


('A`ミ「どうかしたのですか」
('A`)「…まさか」


(まさかライトセイバーとは ら伊藤という姓のを選べば 
らいとうというせいのものをえらべば 
ライトうというセイのものをえらべバ 
ライトセイバ
そしてみくるビームは
ミクロ単位のルビーを無限に取り放題 
みくろたんいのるびーとりほうだい 
ミクろたんいのルビーをムげんにとりホウダイ)


('A`)「ナッナンダッテー」


('A`ミ「?」
ξ゚听)ξ「?」
('A`)「いやなんでもないんだ説明マンドクサイシ」
ξ゚听)ξ「そう」

('A`)「さてさて作戦会議をするここからは国家秘密だツンは退室してもらおう」
ξ゚听)ξ「いいじゃないへるもんじゃなしー」
('A`)「さっさとうせろ変態マンドクセェ」
ξ゚听)ξ「はーい」


34 名前:愛のVIP戦士[] 投稿日:2007/02/04(日) 23:29:24.12 ID:E70adW+v0

('A`ミ「どうやらツン様はお帰りになられたようです」

('A`)「さて爺今回の作戦だが作戦名は桃太郎でいく!!(すばらしすぎてマンドクセェェェ」

('A`ミ「…(ジョルジュ様この子はやっぱりあなたの息子です)」

('A`)「どう?なかなかすごくてマンドクサカッタダロ」

('A`ミ「すごいですね(ものすごく逆の方向で」

('A`)「どんぶらこっことかいろいろあったんだがな」

('A`ミ「…(あなたの息子はいまあなたを超えました」


36 名前:愛のVIP戦士[] 投稿日:2007/02/04(日) 23:29:49.47 ID:E70adW+v0

('A`)「名前はおいといてマンドクセーが作戦の概要を説明する
   この四国は真ん中に大きな川が流れているだろう
   ちょうどうちの国の目の前を通ってあの両国の前を
横切りそしてぐるりと回って後ろに伸びる」

('A`ミ「それゆえに、今まで攻める場所が少なく思うように
勢力が伸ばせませんでしたからね」

('A`)「そのとうり。今まではなんの役にも立たなかった川だが
今回はその川を使う」

('A`ミ「どのようにですか?」

('A`)「まず練炭兵の残りを計算したところ30万しかいなかった」

('A`ミ「30万…あの二つの国の総兵力は100万ですからぜんぜんですね」

('A`)「そのとおりはっきりいって守るので精一杯だ」

('A`ミ「ではどのように攻めるのですか?」


37 名前:愛のVIP戦士[] 投稿日:2007/02/04(日) 23:30:06.07 ID:E70adW+v0

('A`)「うん
   まず練炭兵20万をいつも通り正面からぶつける」

('A`ミ「そんな…無茶です残りは5万で相手が総攻撃してきたら終わりですよ…」

('A`)「その相手の総攻撃を誘うのが作戦だ」

('A`ミ「へ?」

('A`)「正面からの20万の練炭兵
   そして川を使って川を下り横から100万の兵を挟み込む5万の練炭兵
   少なくともこれで戦うことができる。」

('A`ミ「しかしそれではうまくいっても勝ち目はありませんぞ」

('A`)「そこでだ…さらに相手国の後方から川を下って奇襲部隊をさらに5万」

('A`ミ「…」

('A`)「これで総力戦をしていた両国は尻尾巻いて逃げ帰るだろうな」

('A`ミ「…」

('A`)「どうした?なにか問題でもあるか?」

('A`ミ「い…いえ(やはりジョルジュ様の子でしたな」

('A`)「作戦実行は3日後ぐらいかな」

('A`ミ「3日ですか…」

('A`)「では爺、早速仕事だが、戦いの準備とこれの紙の情報を
各国にさりげなく広めろ」
('A`ミ「わかりました」
('A`)「しかし2/14が3日後とは…」
('A`ミ「なにか?」
('A`)「なんでもないんだ」


40 名前:愛のVIP戦士[sage] 投稿日:2007/02/04(日) 23:33:53.21 ID:E70adW+v0

( ^ω^)「…ひまだお」
( ゜е゜)「王様報告です」
( ^ω^)「なんだお?」
( ゜е゜)「先ほど捕まえた練炭兵が毒男国の情報をしゃべりました」
( ^ω^)「どんな情報だお?」
( ゜е゜)「はい、毒男国は4日後に正面より毒男国の全勢力で
攻め込んでくるということです」
( ^ω^)「とうとう死ぬ覚悟ができたというわけだお」
( ゜е゜)「では、こちらも総力で立ち向かうのがよろしいかと思われますが」
( ^ω^)「それはいまからギコと話すお」


42 名前:愛のVIP戦士[sage] 投稿日:2007/02/04(日) 23:36:39.70 ID:E70adW+v0

( ^ω^)「どうするお?」
( ゜Д゜)「総力で攻めるに決まってんだろゴルァ!!」
( ^ω^)「でも罠かもしれないお」
( ゜Д゜)「こっちの得た情報はあっちの全勢力のリストだ。
       残ってる兵隊合わせたところで何にもできやしねえぞゴルァ!!」
( ^ω^)「それもそうだお」
( ゜Д゜)「じゃあ、一日早い3日後に南に向け総攻撃するぞゴルァ!!」
( ^ω^)「わかったお」

ξ゚听)ξ「うちの国は攻撃対象に入ってないけど…本当にやるみたいねあの根暗」
ξ゚−゚)ξ「言い過ぎでは?」
ξ゚听)ξ「もうしらないわ」

l;;'A`!「タタカイマンドクセーナ」
l;;'A`!「ダリー」

(^^)「久しぶりに暴れられますね」
(^^)「いきましょうか」

(´・ω・`)「戦いか」
(`・ω・´)「シャキーン」


こうしてさまざまな思いが交錯する中、ドクの思惑通り戦場の歯車は 再び回され始めたのであった。



第二章end


45 名前:愛のVIP戦士[sage] 投稿日:2007/02/04(日) 23:41:34.03 ID:E70adW+v0
第三章



ドクが作戦決行を言い渡してから3日後の夜も開けきらない午前3時


('A`)「ではマンドクセーガ今回の作戦を開始する」
l;;'A`!「ダリー」

('A`)「第一部隊進軍開始」

l;;'A`!「ダリー」

('A`)「第二、三部隊川を下れ」

l;;'A`!「ダリー」

('A`)「やる気出せよ」

l;;'A`!「ダリー」


48 名前:愛のVIP戦士[sage] 投稿日:2007/02/04(日) 23:43:12.53 ID:E70adW+v0
その3時間後


( ゜Д゜)「全軍突撃敵の裏をかけゴルァ!」

(^^)「いきましょうか」

( ゜Д゜)「暴れてくるんだゴルァ!」

(^^)「おー」

時同じくしてvip国

( ^ω^)「いよいよ戦いだお」

(´・ω・`)「ショボーン」

( ^ω^)「うちの兵40万のうち5万は城で待機するお」

(´・ω・`)「はーい」

( ^ω^)「では残りの35万全軍進軍開始だお」

(`・ω・´)「おー」

そしてオリーブ国

ξ゚听)ξ「この戦いの間になぜ開戦したのかドクに聞いてきます」

ξ゚−゚)ξ「危険です、お止めください」

ξ゚听)ξ「護衛部隊を15人ほど連れて行くわね」

ξ゚−゚)ξ「…わかりました」


49 名前:愛のVIP戦士[sage] 投稿日:2007/02/04(日) 23:43:45.26 ID:E70adW+v0
こうして戦いの歯車は勢いよく回り始めたのであった


50 名前:愛のVIP戦士[sage] 投稿日:2007/02/04(日) 23:48:18.59 ID:E70adW+v0
そしてちょうど胡瓜、vip両国が毒男国へ続く道に差し掛かったとき

l;;'A`!「ダリー」
l;;'A`!「ダリー」
l;;'A`!「ダリー」

そこには大量の練炭兵がいたのであった。
胡瓜、vip両国は我が目を疑った。

( ゜Д゜)「なんで作戦がばれてるんだゴルァ!」

(^^)「これはこれは…」

( ^ω^;)「これはまずいお」

数で圧倒していた両国であったが、いきなりの練炭兵の襲来に、皆士気を失っていた。

( ゜Д゜)「しかし数では圧倒的だぞゴルァ!」
( ^ω^)「そ…そうだお怯まずいくお」

しかし、士気を失った両国の兵は次々に倒されていくのであった。


51 名前:愛のVIP戦士[sage] 投稿日:2007/02/04(日) 23:51:30.19 ID:E70adW+v0

('A`)「そろそろ第二部隊の登場の時間かな…」

( ^ω^)「なんで数で勝ってるのにどんどん押されていっているんだお?」
(´・ω・`)「ショボーン」
( ゜Д゜)「ゴルァ!戦え」


ザッザッザッザ


( ^ω^)「なんだおこの音?」

(´・ω・`)「ブーン様東より練炭兵の増援です」

( ^ω^;)「そんな馬鹿なはずないお、東には川しかないお」

(´・ω・`)「その川から練炭兵が大量に進軍してきます」

( ^ω^;)「まずいお」

( ゜Д゜)「西は山があってとても逃げれそうにないぞゴルァ!」

( ^ω^;)「でも数で勝ってるおいくお」

( ゜Д゜)「さっきも聞いたぞゴルァ!」

( ^ω^;)「城からも援軍呼ぶお」

(´・ω・`)「わかりました」


52 名前:愛のVIP戦士[sage] 投稿日:2007/02/04(日) 23:54:02.64 ID:E70adW+v0
そして運命の時間


ドクは静かに言った。

('A`)「第三部隊突撃」

(´・ω・`)「中央ではすごい戦いだね」
(´・ω・`)「関係ないけどね」


ザッザッザッザ


(´・ω・`)「なんか音聞こえない? 」
(´・ω・`)「足音みたいないなのが・・・」

l;;'A`!「ダリー」

(´・ω・`)「大量の敵が北の川からいきなり現れたよ」
(´・ω・`)「…ショボーン」
(´・ω・`)「総員戦闘体制」
(´・ω・`)「総員戦闘体制」

混乱の中では、5万の兵も意味を成さず、足早に城を明け渡す形で兵たちは逃げていった。

l;;'A`!「カッタミタイダ」
l;;'A`!「ダリー」


53 名前:愛のVIP戦士[sage] 投稿日:2007/02/04(日) 23:54:42.75 ID:E70adW+v0

(´・ω・`)「ブーン様援軍が到着しました」

( ^ω^)「やったお一気に攻めるお」

(´・ω・`)「しかし援軍からの報告によりますと、城にも攻撃が行われているようです」

( ^ω^;)「やられたお」

('A`)「面白いように戦場で踊ってくれるなこいつらは」

北、東、南の三方向からの同時攻撃は、恐怖という鎧を身にまとい、
どんどんと胡瓜、vip国の兵を飲み込んでいった。


54 名前:愛のVIP戦士[sage] 投稿日:2007/02/04(日) 23:55:41.37 ID:E70adW+v0

ξ゚听)ξ「これはひどい…」

その様子を遠くから見ていた15あまりの影

ξ゚听)ξ「早くドクに会わなくちゃ」

そして、その日の夜には胡瓜、vipの両国の兵は半数以下に減っていた。

( ゜Д゜)「まずいぞゴルァ!」
( ^ω^;)「やばいお」
( ゜Д゜)「…」
( ^ω^;)「…」

そしてその頃ドクは

('A`)「残りの兵力が20万か…潮時だな」

ドクが潮時と感じて撤退宣言をしようとしたその時だった、
勢いよく窓ガラスを割って進入してきた者がいた。


55 名前:愛のVIP戦士[sage] 投稿日:2007/02/04(日) 23:56:43.47 ID:E70adW+v0

ξ゚听)ξ「ドクゥゥゥゥ」

('A`)「なんだよツン驚かすなよ」

ξ゚听)ξ「いったいどういうつもり?」

('A`)「なにが?」

ξ゚听)ξ「いきなりこんな大きな戦いをするなんて馬鹿げているわ」

('A`)「もともと戦争してたんだから今頃攻撃する何が悪い」

ξ゚听)ξ「それはそうだけど・・・」

('A`)「それにこれは立派な不法侵入だよ」

ξ゚听)ξ「うっ…」

('A`)「死にたくなけれりゃさっさと帰れよ」

ξ゚听)ξ「…わかったわ」

('A`)「物分りがいいようだな」

ξ゚听)ξ「ふん!」

('A`)「では今度は扉から出て行ってくれ」


56 名前:愛のVIP戦士[sage] 投稿日:2007/02/04(日) 23:59:17.49 ID:E70adW+v0
バタン


ξ゚听)ξ「なんなのあれ?まったく腹立たしいわ!」

('A`ミ「ツン様そうお怒りにならないでください」

ξ゚听)ξ「でもドクのあの態度」

('A`ミ「深い事情がありますゆえ…」

ξ゚听)ξ「せっかく人がみに来てあげたのに」

('A`ミ「坊ちゃんが心配ですかな?」

ξ///)ξ「そんなのじゃありません」

('A`ミ「そうですか」

ξ゚听)ξ「そうなんです」

('A`ミ「やはり心配でいらっしゃったのですか」

ξ///)ξ「だから違うと」

('A`ミ「しかし今回はそっとしてあげてください」

ξ゚听)ξ「…」

('A`ミ「今は解りませんがいずれ教えることができます」

ξ゚听)ξ「ではその日を待とうかしらね」

('A`ミ「すいません」

ξ゚听)ξ「いいのよあなたが悪いんじゃないし」

('A`ミ「…」

ξ゚听)ξ「じゃあ帰るわね」

('A`ミ「お気をつけて」

ξ゚听)ξ「じゃあさよなら」

('A`ミ「ツン様!!」

ξ゚听)ξ「なに?」

('A`ミ「上の階のガラス代は後ほど請求いたしますね」

ξ゚听)ξ「…いい仕事してるわね」

('A`ミ「いえいえ…」



59 名前:愛のVIP戦士[sage] 投稿日:2007/02/05(月) 00:07:31.28 ID:b1FVtzcH0

('A`ミ「ツン様はお帰りになられましたが本当にこれでいいのですか?」

('A`)「これで良いと思うんだ」

('A`ミ「では私はそれに従うとしますか」

('A`)「迷惑かけてすまないね」

('A`ミ「お気になさらずに」

('A`)「ツンのおかげでだいぶ遅れたけど、そろそろ撤退令を出してきてくれるかな?」

('A`ミ「仰せの通りに」




こうしてドクの初めての戦いは終わったのであった


60 名前:愛のVIP戦士[sage] 投稿日:2007/02/05(月) 00:15:33.10 ID:b1FVtzcH0

( ^ω^)「なんてことだお」

( ゜Д゜)「兵数が1/3に…」

( ^ω^)「敵は強すぎたお」

( ゜Д゜)「…」

( ^ω^)「もっといっぱい協力するお!!それしかないお」

( ゜Д゜)「それは良いと思うぞゴルァ!」

( ^ω^)「そうと決まればボクたちの国を合併するお」

( ゜Д゜)「それはいいぞゴルァ!」

( ^ω^)「名前はうちの名前から取っていいかお?」

( ゜Д゜)「名前なんかどうでも良いぞゴルァ!」




こうしてvip連合国は創立されたのであった


62 名前:愛のVIP戦士[sage] 投稿日:2007/02/05(月) 00:18:27.94 ID:b1FVtzcH0
各地で相次ぐ戦火
毒男国による容赦ない攻撃
やはり2/14の悪魔はドクに降りたのであろうか?


63 名前:愛のVIP戦士[sage] 投稿日:2007/02/05(月) 00:18:52.88 ID:b1FVtzcH0

('A`)「あの両国はやっと一つになった…これでもう分裂はしないだろう。
    あとはオリーブ国を動かすだけか…」

('A`ミ「どうしましょうか…」

('A`)「できれば武力は行使したくないんだがな」

('A`ミ「おっしゃるとおりで」

('A`)「しかしツンはてこでも動きそうにないしな」

('A`ミ「よくおわかりでw」

('A`)「しかたないからちょっとツンをさらって来い」

('A`ミ「簡単に言いますね」

('A`)「できないの?」

('A`ミ「だれもできないとは」

('A`)「じゃよろしく」

('A`ミ「…わかりましたよ」

('A`)「できるだけ内密になー」

('A`ミ「はいはい」



第三章end


64 名前:愛のVIP戦士[sage] 投稿日:2007/02/05(月) 00:20:43.60 ID:b1FVtzcH0
第四章〜誘拐



ξ゚听)ξ「ぁ゙ーもういったい何なのドクは、連絡もろくによこさない、
       城にも入れないなんて」
ξ゚−゚)ξ「まぁまぁ」
ξ゚听)ξ「それに、この戦い方はドクの父ジョルジュに似た攻め方だけど
       違うところもあるわ」

|ョA`ミ

ξ゚−゚)ξ「そこまでお調べになったんですね」
ξ゚听)ξ「あたりまえよ」
ξ゚−゚)ξ「心配なんですね…ドク様のことが」
ξ゚听)ξ「そう…って違います」

|ョA`ミ

ξ゚−゚)ξ「隠さなくてもいいのに」
ξ゚听)ξ「隠してなんかいません」
ξ゚−゚)ξ「ではそういうことにしておきます」
ξ#゚听)ξ「キーー」
ξ゚−゚)ξ「…(さっきから誰かに見られている?)」
ξ゚听)ξ「どうかしたの?」

|ミ

ξ゚−゚)ξ「!!」
ξ゚听)ξ「ねぇ」
ξ゚−゚)ξ「ツン様お茶のお変わりを入れてまいります」
ξ゚听)ξ「えぇいいけど」


65 名前:愛のVIP戦士[sage] 投稿日:2007/02/05(月) 00:20:58.12 ID:b1FVtzcH0

ξ゚−゚)ξ「何か用ですかセバスチャン?」

('A`ミ「おやおやもう見つかってしまいましたか」

ξ゚−゚)ξ「用件はなんですか?」

('A`ミ「あいかわらずお美しいですな」

ξ゚−゚)ξ「なんですか?」

('A`ミ「そうですね目的はツン様の誘拐です」

ξ゚−゚)ξ「誘拐ですか…」

('A`ミ「まったくうちの坊ちゃまにも困ったものです」

ξ゚−゚)ξ「ではさっさと誘拐していってください」

('A`ミ「いいんですか?」

ξ゚−゚)ξ「表面上はそとで私とアウトドアを楽しんでいるということに
       しておきます」

('A`ミ「ご迷惑おかけいたします」

ξ゚−゚)ξ「では行きましょうか」

('A`ミ「そうですね」


66 名前:愛のVIP戦士[sage] 投稿日:2007/02/05(月) 00:21:16.39 ID:b1FVtzcH0

ξ゚−゚)ξ「ツン様お茶が入りました」

ξ゚听)ξ「ありがとう」

ξ゚−゚)ξ「今回のお茶は特製ブレンドですよ」

ξ゚听)ξ「本当、いつもと違うわ、なんだか眠くなりそうよ」

ξ゚−゚)ξ「それはもちろん睡眠薬を少々ブレンドいたしましたからw」

ξ-听)ξ「それで眠いわけね」

ξ゚−゚)ξ「眠たくなりましたらここにお休みください」

ξ-听)ξ「ありがと」

ξ゚−゚)ξ「いえ」

ξ--)ξ「zzz…」

ξ゚−゚)ξ「相変わらず寝顔も可愛いですね…じゅるり」

('A`ミ「まったくです」

ξ゚−゚)ξ「早く運んでください」

('A`ミ「では2日後にお届けいたしますね」

ξ゚−゚)ξ「よろしく」


67 名前:愛のVIP戦士[sage] 投稿日:2007/02/05(月) 00:21:46.43 ID:b1FVtzcH0

('A`ミ「さてさて誘拐成功ですか」

ξ--)ξ「zzz…」

('A`ミ「ツン様ツン様起きて下さい」

ξ゚听)ξ「んぁ?」

('A`ミ「お目覚めいかがですかな?」

ξ-听)ξ「・・・?」

('A`ミ「ツン様?」

ξ゚听)ξ「なに?」

('A`ミ「突然のことで申し訳ありません、あなたを誘拐してまいりました」

ξ゚听)ξ「あらそう」

('A`ミ「驚かないんですね」

ξ゚听)ξ「わーたいへんだわー(棒読み」

('A`ミ「まぁそんなこと良いんです。ツン様はこれから少しの間、
    寝たふりをしてわれわれの会話を聞いてほしいのです」

ξ゚听)ξ「なんで?」

('A`ミ「坊ちゃまが話したくないことを話されれからです」

ξ゚听)ξ「…わかった」

('A`ミ「物分りが良くて助かります」

ξ゚听)ξ「ふん」

('A`ミ「では坊ちゃまを呼んでまいりますゆえ寝たふりを」
ξ゚听)ξ「はーい」


68 名前:愛のVIP戦士[sage] 投稿日:2007/02/05(月) 00:22:47.75 ID:b1FVtzcH0

('A`ミ「坊ちゃんツン様の誘拐に成功いたしました」
('A`)「マンドクサイ中ご苦労」
('A`ミ「いえいえ」

('A`)「しかし…」

ξ--)ξ「zzz…(何で私がこんなこと」
('A`)「可愛い寝顔だな」
ξ///)ξ「ボッ」
('A`)「なんかいま赤くなんなかった?」
('A`ミ「気のせいですよ…」
('A`)「そうか」
('A`ミ「そうです」


70 名前:愛のVIP戦士[sage] 投稿日:2007/02/05(月) 00:23:31.06 ID:b1FVtzcH0

('A`)「しかし、今からこいつを騙すと思うと良心が痛むね」
('A`ミ「いやならおやめになればどうですか?」
('A`)「それはできない相談だな」

ξ--)ξ「(さてどうやって騙すつもりかな?」

('A`ミ「しかし、本当に良いのですか?オリーブ国を攻めるなど」
('A`)「そうでもしないとこの眠り姫、戦おうともしないだろ」
('A`ミ「しかし、それではこちらには何のメリットも…」

('A`)「いまオリーブを攻撃しなかったらのちのち面倒になる」
('A`ミ「面倒とは何ですか?」
('A`)「この国が滅んだときに、オリーブだけが他の国と離れてしまう」
('A`ミ「しかし、絶対中立を誓っている国ですから、他の国も手は出さないのでは」
('A`)「この国がいなくなったら、残っているのはわずか2つの国しかない。
    そんな中での絶対中立に何の意味がある?」

('A`ミ「ですが後からでも協力体制をとれば問題はないのでは?」
('A`)「あとから入ってきた者よりはやく入った者のほうが
    優遇されるのはわかるだろ」

ξ--)ξ「…」

('A`ミ「…」
('A`)「こいつの国は今、協力体制の中に無理やりでも入れておかないと、
    こいつ自身が辛い思いをすることになる」
('A`ミ「解りました」
('A`)「では起こすとするか」


71 名前:愛のVIP戦士[sage] 投稿日:2007/02/05(月) 00:28:10.40 ID:b1FVtzcH0

('A`ミ「もしもしツン様おきてください」
ξ-听)ξ「んぁ?」

('A`)「馬鹿な顔だな」

ξ#゚听)ξ「なんですって!」

('A`)「おっとお目覚めは最高のようだ」

ξ゚听)ξ「最悪よ!」

('A`ミ「いきなりすいませんツン様、坊ちゃんがお話があるというので
    誘拐させていただきました」
ξ゚听)ξ「あらそう」
('A`)「驚かないんだな」
ξ゚听)ξ「なんだってー(棒読み」

('A`)「こいつウゼー」

ξ゚听)ξ「あらそう」

('A`)「さてツン、君をここに呼んだわけなんだが」
ξ゚听)ξ「なに?私の魅力に気付いてプロポーズしようっての?」
('A`)「よくわかったな」

ξ///)ξ「え!!?」

('A`)「冗談だよ」
ξ#゚听)ξ「キー!!!!!」

('A`ミ「坊ちゃまそろそろ本題を」
('A`)「そうだな…ツン、君の国に対して宣戦布告を行うよ」
ξ゚听)ξ「…なぜ?」
('A`)「理由は…そうだな進軍の邪魔だからだ」
ξ゚听)ξ「あらそう」
('A`)「じゃぁ用件は聞いてもらったし退室願おうかな」
('A`ミ「ツン様私がオリーブ国までお送りいたします」
ξ゚听)ξ「…さよなら」


72 名前:愛のVIP戦士[sage] 投稿日:2007/02/05(月) 00:29:11.11 ID:b1FVtzcH0

('A`)「あぁ用件はそれともう一つ」
ξ゚听)ξ('A`ミ「「え?」」
('A`)「さっきのプロポーズの話だけど、じつは冗談じゃなかったりするんだ」
ξ///)ξ「ボッ」



('A`ミ「ナンダッテー」



('A`)「じゃぁまた合えたらその時は式場で」
ξ゚听)ξ「くぁwセdrftgyふじこlp;@:「」」
('A`)「早く連れて行って」
('A`ミ「わかりました」


75 名前:愛のVIP戦士[sage] 投稿日:2007/02/05(月) 00:31:28.24 ID:b1FVtzcH0

('A`ミ「ただいま御連れいたしましたぞ」
ξ゚−゚)ξ「ずいぶんと早かったのね」
('A`ミ「では私はこれで」
ξ゚−゚)ξ「あらあら忙しい人」


76 名前:愛のVIP戦士[sage] 投稿日:2007/02/05(月) 00:32:38.70 ID:b1FVtzcH0

('A`ミ「ただいま帰りましたぞ」
('A`)「しかし一本とられたな」
('A`ミ「なにがです?」
('A`)「まさかツンをもともと起こしていたとはな」
('A`ミ「なんのことです?」
('A`)「俺が気付かないとでも思っていたのかな?」
('A`ミ「知りませんよ」
('A`)「まぁしらを切るならそれでもいい」
('A`ミ「申し訳ございません」
('A`)「いいんだよ多分俺も聞いてほしかっただろうから」

('A`ミ「しかしですね…」

('A`)「他になにか問題でも?」
('A`ミ「ツン様へのプロポーズですよ」
('A`)「あぁ」
('A`ミ「どうするおつもりです?」
('A`)「なるようになるんじゃないの?」
('A`ミ「なるようになりますかね…」


77 名前:愛のVIP戦士[sage] 投稿日:2007/02/05(月) 00:33:17.59 ID:b1FVtzcH0
この誘拐の後すぐにオリーブ国はvip連合国の傘下に入り
事実上四国戦争は二つの国の戦争になった。


78 名前:愛のVIP戦士[sage] 投稿日:2007/02/05(月) 00:33:40.05 ID:b1FVtzcH0

ξ゚听)ξ「これでよかったんだよね」
ξ゚−゚)ξ「わかりません」
ξ゚听)ξ「でもこれでドクの思い通りにすべてがそろったわけね」
ξ゚−゚)ξ「…」


79 名前:愛のVIP戦士[sage] 投稿日:2007/02/05(月) 00:34:06.02 ID:b1FVtzcH0
こうして預言書の通りに4つに割れた大地は2つになったのであった



第四章end


81 名前:愛のVIP戦士[sage] 投稿日:2007/02/05(月) 00:39:25.91 ID:b1FVtzcH0
第五章〜再起動


('A`)「やっとすべてがそろった」
('A`ミ「そうですね」


('A`)「あとは俺が死ぬだけか」
('A`ミ「しかしそれではツン様へのプロポーズは?」
('A`)「かわいそうだがしかたのないことだ」


('A`ミ「…」
('A`)「頼むからそんな顔をするな、こっちまで悲しくなる」
('A`ミ「しかし、これではあまりにも酷すぎます」
('A`)「そうでもないさ、今までの戦いのように
    荒れ地を残すのではなく平和も残す」


('A`ミ「しかし荒れ地も残ります」
('A`)「爺はうるさいな…そうだな兵士全員にこの巾着を配れ」


('A`ミ「何がはいってるんです?」
('A`)「それはな…ツンの好きだったコスモスの種だよ」
('A`ミ「…」
('A`)「俺たちが死ねばその体の血肉を使ってこの花を咲かせる。
    死体の山はコスモスの山に変わるさ」
('A`ミ「それでツン様はお喜びなられるでしょうかね…」
('A`)「悲しむだろうね…でもそれでもやらなければいけない!」


82 名前:愛のVIP戦士[sage] 投稿日:2007/02/05(月) 00:39:58.18 ID:b1FVtzcH0

('A`ミ「まさに預言書のとおりですね」
('A`)「この予言は少し違うところがあるがね」
('A`ミ「そうですか?」
('A`)「まず最初に、この偉大な悪ってところだが父は偉大な馬鹿だったな」
('A`ミ「たしかに」
('A`)「それにもう一つ、誰も理解しないというのも嘘だ。
    現にお前とツンはこのことを理解している。」
('A`ミ「さようですね」
('A`)「俺としては、悲惨な最期という奴を待つだけなんだがね。」
('A`ミ「…」


83 名前:愛のVIP戦士[sage] 投稿日:2007/02/05(月) 00:48:24.49 ID:b1FVtzcH0

('A`)「決戦は明日だ」
('A`ミ「わかっております」

('A`)「月が綺麗だな」
('A`ミ「はい」
('A`)「なんだかガラスが曇っているようだ、あまりうまく月が見えない」
('A`ミ「何を言ってらっしゃr…そうですね、もう何も見えないくらい曇ってます」

('A`)「あとで拭かないとな」
('A`ミ「あとでやっておきましょう」
('A`)「すまない」
('A`ミ「では今夜はこれくらいでお休みになられてください」
('A`)「そうだな」
('A`ミ「ではお休みなさいませ」

(-A`)「今日は特別眠い」
('A`ミ「…」
(-A-)「このまま目が覚めないでほし・・・zzz」
('A`ミ「坊ちゃま」
(-A-)「zzz」
('A`ミ「なんとしてでも悲惨な最期は私が食い止めます、
    たとえこの体を犠牲にしようとも…」
(-A-)「zzz」


85 名前:愛のVIP戦士[sage] 投稿日:2007/02/05(月) 00:51:00.71 ID:b1FVtzcH0
その日一通の手紙が出された

あて先はツンの元であった。


お元気ですかツン様
この手紙をあなたが読んでいる頃には、すべて終わっていることでしょう。
私は、今この手紙を書きながら明日の戦いの準備をしています。
明日の戦いで私は死ぬでしょう。
いえ死ななくてはいけません。
故にもう会うこともできないでしょう。
だからこうして今手紙を書いています。
私の作戦が思うように動いていれば、きっといいことが起きているでしょう。
私の作戦が失敗しても、いいことが起きているでしょう。
もしあなたの元に、坊ちゃまが行きましたらこう伝えてください。



あなたは最高の王であり孫でした。


毒男国国王ドク様付き執事マンドクセー・d・セバスチャン






そして運命の決戦の日当日


86 名前:愛のVIP戦士[sage] 投稿日:2007/02/05(月) 00:53:04.73 ID:b1FVtzcH0

('A`)「諸君!!我々はこれを最後の闘いとする!!死力を持って敵を殲滅せよ」
l;;'A`!「オー」
('A`)「諸君は最高だそ!!して私についたことを誇りに思ってくれ」
l;;'A`!「オー」
('A`)「では全軍突撃!!」
l;;'A`!「オー!!」


('A`)「すまない、みんな…」


87 名前:愛のVIP戦士[sage] 投稿日:2007/02/05(月) 00:53:34.32 ID:b1FVtzcH0

( ^ω^)「今度の情報は確かかお?」
( ゜Д゜)「本当みたいだぞゴルァ!!」
( ^ω^)「それならいいんだお」
( ゜Д゜)「しかし待ち伏せとは暇だぞゴルァ!!」
ξ゚听)ξ「うるさい人ね」

ドクの作戦は、ドクの手によって連合国に知れ渡っていたのである。

l;;'A`!「ススメー」

そんなことをまったく知らない練炭兵たちは死の道を進んでいくのであった


88 名前:愛のVIP戦士[sage] 投稿日:2007/02/05(月) 00:55:36.59 ID:b1FVtzcH0
ザッザッザッザ



( ^ω^)「きたお」
( ゜Д゜)「こりゃすげーぞゴルァ!」
( ^ω^)「全軍だお全軍来ただお」
( ゜Д゜)「こっちも全員突撃だゴルァ!」

l;;'A`!「ナニ?ナマエカランカイッパイキテルヨ」

(`・ω・´)「今度は負けないシャキーン」

l;;'A`!「ウシロカラモキテルヨ」

(^^)「さてさて」

l;;'A`!「ウワァァァーニゲミチガナイヨォォ」
(^^)「死んでください」
l;;'A`!「ギャ」
(`・ω・´)「帰るんだ」
l;;'A`!「イテ」
(^^)「消えてください」
l;;'A`!「ヒデブ」
(`・ω・´)「もうくるな」
l;;'A`!「アベシ」
( ^ω^)「死ぬんだお」
l;;'A`!「ウッ」


こうして何もできないまま毒男国の練炭兵たちは散っていったのであった。



第五章end


91 名前:愛のVIP戦士[sage] 投稿日:2007/02/05(月) 00:57:52.92 ID:b1FVtzcH0
最終章〜最終決算



( ^ω^)「次は城を攻めるお」
ξ゚听)ξ「ついに城を攻めるのね…」
( ^ω^)「どうしたんだお?いやなのかお?」
ξ゚听)ξ「そんなことは…ない…けど」
( ゜Д゜)「行くぞゴルァ!」


93 名前:愛のVIP戦士[sage] 投稿日:2007/02/05(月) 01:02:38.20 ID:b1FVtzcH0

('A`ミ「坊ちゃま、全軍敗退いたしました」
('A`)「そうか」
('A`ミ「敵全軍がこちらに向かっております」
('A`)「ではこの城に残っている者は全員逃げろ」
('A`ミ「ではそのように伝えてきます」
('A`)「これで終わりだな」


94 名前:愛のVIP戦士[sage] 投稿日:2007/02/05(月) 01:05:28.68 ID:b1FVtzcH0

( ^ω^)「ここが城かお?もぬけのからだお」
( ゜Д゜)「尻尾巻いて逃げやがったんだぞゴルァ!!」

('A`)「おいおい逃げちゃいないよ」

ξ゚听)ξ「ドク!!」

('A`)「俺を殺すんなら自分で来れば良いさ」

( ^ω^)「罠かお?」
( ゜Д゜)「どうでもいいからいくぞゴルァ!!」

('A`)「ちょっとまってくれ、最後に聞いてくれ俺の最後の言葉を」

( ^ω^)「…」

('A`)「それくらいかまわないだろ?」

( ゜Д゜)「んなもんだめにきまt」
( ^ω^)「わかったおきくお」

( ゜Д゜)「!!」

('A`)「ありがとう…では最後の話に付き合っていただきたい」


95 名前:愛のVIP戦士[sage] 投稿日:2007/02/05(月) 01:06:48.47 ID:b1FVtzcH0

('A`)「我はこの偉大なる毒男国の王ドク、
かの有名な悪魔ジョルジュの正当なる息子である。 
私の父は悪を尽くした…そしてまた私も悪を尽くした、
故に我が血は悪で染まっている。
故に我は絶対悪なり、 我は悪故に我を殺すのは正義のみ、
故に我を殺すものをここで許す。
さぁ正義の子達よ存分に悪を殺したまえ」

( ^ω^)「…」

('A`)「ではさっさとここに来て殺してくれ」

( ^ω^)「わかったお」

('A`)「できればなるべく早くしてくれよ」


96 名前:愛のVIP戦士[sage] 投稿日:2007/02/05(月) 01:09:31.51 ID:b1FVtzcH0
コツコツコツ



('A`)「足音か…思えば詰まんない人生だったな」



コツコツコツ



('A`)「ツン…悪いことをしたな、他のいい男を捕まえてくれ」



コツコツコツ



(;A;)「シヌノハマンドクサイナ」


97 名前:愛のVIP戦士[sage] 投稿日:2007/02/05(月) 01:09:56.86 ID:b1FVtzcH0
ガチャリ


99 名前:愛のVIP戦士[sage] 投稿日:2007/02/05(月) 01:16:44.58 ID:b1FVtzcH0

('A`)「遅かったな」

('A`ミ「そうですか?」

('A`)「!!」

('A`ミ「驚かれましたかな?」
('A`)「何をしている、さっさと逃げろ」
('A`ミ「それはできません」

('A`)「それにその格好…」
('A`ミ「あなたにはここで死んでもらいます」

('A`)「そんな…」
('A`ミ「他のものに殺されるくらいなら、私が殺します」

('A`)「悲惨な最期とは、こういうことだったのか…
    さすがにこれは悲惨すぎるな」

('A`ミ「お許しください」
('A`)「しかたない」
('A`ミ「では」
('A`)「でもここで死ぬわけには」
('A`ミ「そうですか」
('A`)「うわぁぁぁぁ」

ドス


100 名前:愛のVIP戦士[sage] 投稿日:2007/02/05(月) 01:17:27.76 ID:b1FVtzcH0
バーン


( ^ω^)「悪の王ドク正義の名の元に貴様を処刑する」

('A`)「マンドクセ」

( ^ω^)「さよなら…できるだけ痛くないように殺すよ」

('A`)「せわをかけるね」

こうして悪の大王は死んだのであった

そのごドクの顔は三日三晩さらされ続けた


109 名前:愛のVIP戦士[sage] 投稿日:2007/02/05(月) 01:32:29.27 ID:b1FVtzcH0
そして平和が訪れた…
練炭兵の死体の山は、いつしかコスモスの咲き乱れる丘となっていた
そんなコスモスが咲き乱れる中に、ぽつんと一つ墓が立っている
そこには、毒男国王マンド・n・ドクここに眠る
と記されていた
そこに現れた巻き髪の少女


110 名前:愛のVIP戦士[sage] 投稿日:2007/02/05(月) 01:34:57.01 ID:b1FVtzcH0

ξ゚听)ξ「ねぇドク結婚式どうなったの?」
ξ゚−゚)ξ「お嬢様…」
ξ゚冓)ξ「セバスチャンいいことってなに?」
ξ゚−゚)ξ「…」
ξi冓)ξ「こんな平和うれしくないよ…戦っててもいい、みんないてほしかったよ」


111 名前:愛のVIP戦士[sage] 投稿日:2007/02/05(月) 01:36:30.70 ID:b1FVtzcH0

(  )「君はそんなにその悪の王が好きだったのかい?」
ξ///)ξ「すっすすきだったわよよ」

(  )「そうか、あんたも物好きだな」
ξ゚听)ξ「あんた誰よ」

(  )「俺かい?俺はただの通りすがりさ」
ξ゚−゚)ξ「さっさとフードを取ったらどう?」

(  )「おっと、あいかわらずおっかないねぇ」
ξ゚−゚)ξ「あいかわらず?」

(  )「口が滑ったようだ」
ξ゚−゚)ξ「さっさと正体を現しなさい!」

(  )「だけど…」

ξ゚听)ξ「さっさととりなさいよ!」
(  )「わかりましたよ…」


112 名前:愛のVIP戦士[sage] 投稿日:2007/02/05(月) 01:38:34.64 ID:b1FVtzcH0
バサァ


113 名前:愛のVIP戦士[sage] 投稿日:2007/02/05(月) 01:46:53.25 ID:b1FVtzcH0

(  )「これでいいかな」
ξ゚听)ξ「変わってないわよ馬鹿!」
ξ゚−゚)ξ「貴様、殺すぞ!」

(  )「おっかないなぁ…」

ξ#゚听)ξ「キー!!!」

(  )「ははは」
ξ゚−゚)ξ「さっさと脱げ!」

(  )「ちょwwwwやめwwww脱げる」


114 名前:愛のVIP戦士[sage] 投稿日:2007/02/05(月) 01:47:48.89 ID:b1FVtzcH0
パサリ


115 名前:愛のVIP戦士[sage] 投稿日:2007/02/05(月) 01:50:08.98 ID:b1FVtzcH0

('A`)「…やぁ」
ξ゚听)ξ「…」

('A`)「もしもし?」

ξ゚−゚)ξ「…」

('A`)「あーあ言葉なくしてるよこの二人…」

ξ゚听)ξ「なんであんたが」
ξ゚−゚)ξ「ここにいらっしゃるんです?」

('A`)「いやねこの墓標でも書き加えにこようかなと思って」

ξ゚听)ξ「書き換える?」
('A`)「取りあえずどいてくれるかな?」


116 名前:愛のVIP戦士[sage] 投稿日:2007/02/05(月) 01:51:41.05 ID:b1FVtzcH0
そういうとドクは墓標の裏にマンドクセー・d・セバスチャンと書き加えた


118 名前:愛のVIP戦士[sage] 投稿日:2007/02/05(月) 01:56:06.28 ID:b1FVtzcH0

ξ゚−゚)ξ「説明をお願いできますか?」
('A`)「いいよ・・・」


120 名前:愛のVIP戦士[sage] 投稿日:2007/02/05(月) 01:58:50.48 ID:b1FVtzcH0

('A`)「あの時俺は爺に殺されかけた…そして殺されなかった」

('A`ミ「そうですか」
('A`)「うわぁぁぁぁ」

ザシュ

('A`)「ハハハ爺はつよいなぁ」
('A`ミ「すいませんね」
('A`)「いいんだよ…君に殺されるなら本望ださぁ殺してくれ」
('A`ミ「わかりました…さようならドク様」
('A`)「今までありがとうセバスチャン」

ドス

('A`)「ドス?」
('A`ミ「年寄りの最後のわがままを聞いてやってください」


こうして俺の意識は闇に堕ちた


('A`)「そして目が覚めたら、川の上でどんぶらこっこどんぶらこっこと
    流れていたわけ。
    そして、爺の手紙によると続きはこう」

('A`ミ「さて私も準備をしますか…」

ジョリ

('A`)「さっぱりしましたね…格好もそっくりです」
(-A-)「うぅ」
('A`)「では川に流しますか…」
(-A-)「セバスチャ」
('A`)「さよならです坊ちゃま…あなたに会えてよかった」


122 名前:愛のVIP戦士[sage] 投稿日:2007/02/05(月) 02:02:21.97 ID:b1FVtzcH0

('A`)「死を待つのも悪くないものです」
('A`)「…」

バーン

( ^ω^)「悪の王ドク正義の名の元に貴様を処刑する」


123 名前:愛のVIP戦士[sage] 投稿日:2007/02/05(月) 02:08:54.58 ID:b1FVtzcH0

('A`)「というわけさ」

ξ゚听)ξ「じゃぁ殺されたのは…」
('A`)「あの糞爺だよ」

ξ゚听)ξ「…」

('A`)「まったく馬鹿なことをしてくれたもんだな」

ξ゚听)ξ「でも顔が…」
('A`)「昔見せただろ爺の肖像画…」
ξ゚听)ξ「あんたそっくりだったわね」

('A`)「あの爺なよくよく調べたんだが、5代前の王様の
    隠し子の家計だったんだよ」

ξ゚听)ξ「それで良く似ていたのね」

('A`)「さて用はすんだし帰るな」

ξ゚听)ξ「ちょっと待ちなさいよ」
('A`)「なに?」

ξ゚听)ξ「その爺から伝言を預かってるわ」
('A`)「やっぱりか」

ξ゚听)ξ「あなたは最高の王であり孫でした」

('A`)「けっ」

ξ゚−゚)ξ「あの人はやはり、あなたのために死んだんですね」

('A`)「残念ながらそうだ・・・では改めてさようなら」


124 名前:愛のVIP戦士[sage] 投稿日:2007/02/05(月) 02:10:07.11 ID:b1FVtzcH0

ξ゚听)ξ「ちょっと!」
('A`)「まだなにかあるのか?」

ξ///)ξ「その…あの…」
('A`)「なんだよ?」
ξ///)ξ「うぅぅ」

ξ゚−゚)ξ「ドク様!!」
('A`)「ハイィィ」

ξ゚−゚)ξ(ツン様はプロポーズのお言葉をお待ちになっておられます)
('A`)(えーまだ覚えてたの?)
ξ゚−゚)ξ(まさか冗談だったとか?)
('A`)(…)
ξ゚−゚)ξ(殺しますよ)
('A`)(あんたにはかなわない)
ξ゚−゚)ξ(それはどうも)

ξ///)ξ「あのその…」
('A`)「なぁツン…俺が流されてたとき懐に入ってたんだが貰ってくれるかな?」
ξ///)ξ「なに?この箱?」
(*'A`)「多分あの爺の形見さ」
ξ゚听)ξ「指輪…」
('A`)「…」


ξ゚−゚)ξ(セバスチャン…最後までG・J!!)


('A`)「結婚してくれないかな?ツン」
ξ///)ξ「わたしでいいのなら…」


125 名前:愛のVIP戦士[sage] 投稿日:2007/02/05(月) 02:11:00.75 ID:b1FVtzcH0
いま俺は、赤い絨毯の上をそれに負けないくらい赤い顔で歩いてくる
巻き髪の女性を待っている。
昔の名前は捨てて今はドクオと名乗っている。
空を見上げるやたらと綺麗な空が広がっていた。
神父が誓いのキスとか言っている。
目の前の女性は驚きで言葉をなくしている。
俺はそっと唇を奪ってやった。
同時に女性は倒れた。
なぁ爺見てるか?



世界はあんたの思い通りになったよ…。





〜('A`)ドクオが王様になるようです 完〜




【関連】
一気読み
第一章 - 第二章 - 第三章 - 第四章 - 第五章 - 最終章


http://ex17.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1170597571/

作者さんへ。
個人的な観点から、改行や、濁点等要所要所をかなりいじくりました。
改悪だと感じた場合はどうぞご容赦を。
修正版とかあれば受け付けます。


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