6 名前:1[] 投稿日:2007/02/19(月) 23:16:46.65 ID:48COveCx0
キーンコーンカーンコーン・・・
川 ゚ -゚)「失礼しました」
「うむ。気おつけて帰れよ」
川 ゚ -゚)「7時か。ずいぶん遅くなってしまったな」
クーは職員室を出て、暗い廊下を歩いていた。
川 ゚ -゚)(・・・さすがにもう残ってる生徒はいないか)
ふと、教室の足を止める。
川 ゚ -゚)(誰もいない教室・・・)
クーは静かにドアを開けると、中へ入っていった。
――('A`)ドクオは外道のようです
7 名前:1[] 投稿日:2007/02/19(月) 23:18:26.55 ID:48COveCx0
川 ゚ -゚)「・・・う・・・ん」
闇に包まれた教室に、クーの声だけが響く。
川 ゚ -゚)(本当はいけないことなんだろうが・・・駄目だ。抑えられん)
川 ゚ -゚)「ん・・・」
クラス委員長を務め、成績も優秀なクーにとってたった一つの秘密。
それが、この自慰行為だった。
川 ゚ -゚)「う・・・くぅ」
「へぇ。いい声してるじゃん」
川;゚ -゚)「!?」
振り向いた瞬間、強烈な閃光がクーの視界を奪った。
('A`)「ひひ・・・撮っちゃった」
8 名前:1[] 投稿日:2007/02/19(月) 23:20:38.63 ID:48COveCx0
川;゚ -゚)「お、お前・・・ドクオ!?」
('A`)「いきなり変な声が聞こえたと思えば・・・まさかクーさんだったとはね」
ドクオはカメラを手に持ちながら不適に微笑んだ。
川;゚ -゚)「こ、これは・・・その」
('A`)「なーに、わかってるよ。クーさんだってお年頃だもんな」
川;゚ -゚)「あ、ああ。ドクオ、この事は内密にしてくれないか・・・?」
('A`)「えー、もうやだなぁ。俺だってもう17歳だよぉ。わかってるって」
9 名前:1[] 投稿日:2007/02/19(月) 23:22:35.00 ID:48COveCx0
川;゚ -゚)「そうか・・・すまん、見苦しいところを見せてしまった」
('A`)「ただし!」
ドクオは半笑いを浮かべる。
('A`)「僕の言うことを、ちゃ〜んと聞いてくれたらね・・・ふひひ」
川;゚ -゚)「――なっ!」
クーの頭は、絶望と混乱で真っ白になった。
12 名前:1[] 投稿日:2007/02/19(月) 23:26:18.34 ID:48COveCx0
・・・・・・
・・・
川 ゚ -゚)「う、う〜ん」
クーは目をこすりながら、体を起こす。
川 ゚ -゚)「・・・夢、だったのか?」
川 ゚ -゚)「そうだな、あれは夢だ。間違いない」
そう自分に言い聞かせ、いつものように洗面所へ向かい、顔を洗う。
いつもの朝。
いつもの朝食。
川 ゚ -゚)「いってきます」
そして、いつものように登校する。
何ら変わりの無い日常そのものだった。
13 名前:1[] 投稿日:2007/02/19(月) 23:26:39.88 ID:48COveCx0
川 ゚ -゚)「みんな、おはよう」
「おはよー!クーさん!」
「クー、おはよう」
川 ゚ -゚)「な、内藤。おはよう」
( ^ω^)「ん、ああクーかお。おはよう」
川 ゚ -゚)(今日もカッコイイ・・・。はぁ、見とれてしまう)
14 名前:1[] 投稿日:2007/02/19(月) 23:28:47.68 ID:48COveCx0
「おはよう、クーさん」
川 ゚ -゚)「ああ、おはよ・・・!?」
('A`)「ふふふ」
川;゚ -゚)(う、ど、ドクオ)
('A`)「ふひ、ふひひひ・・・」
「何あれ、キモ」
「根暗がクーに対して挨拶なんてする権利ないし」
「クー、行こ!」
川;゚ -゚)「あ、ああ」
17 名前:1[] 投稿日:2007/02/19(月) 23:33:24.45 ID:48COveCx0
「ここの計算式は、この方式を使って〜」
川;゚ -゚)「・・・」
('A`)「ハァハァ・・・ンッッハァ・・・ふふひ」
「ちょ、ドクオキモッ! 今日は一段とやばくない?」
「隣の席のクー可愛そ〜。後でケンジクンにシメてもらおうよ」
('A`)「ううん、うん、うん、ゴホン!」
川;゚ -゚)(な、何だ? ノートの切れ端・・・?)
「昨日の事、忘れてないよな?ネガはちゃんとあるぜ?」
川;゚ -゚)「――!!」
20 名前:1[] 投稿日:2007/02/19(月) 23:37:16.50 ID:48COveCx0
「ここは〜だから、この答えになるんだ」
川;゚ -゚)(やはり昨日のあれは夢じゃ無かったのか・・・!)
('A`)「スーハースーハー。ふ、ふふ」
川;゚ -゚)(どうすればいいんだ・・・。あんな写真をばら撒かれたら私は・・・!!)
('A`)「んふ」
川 ゚ -゚)(またノートの切れ端?)
「手始めに、お前のシャーペンの芯を一本よこせ」
川;゚ -゚)(な、なんだと? 意味がわからん・・・。だが、下手に逆らわないほうがいいな・・・)
22 名前:1[] 投稿日:2007/02/19(月) 23:39:43.99 ID:48COveCx0
川 ゚ -゚)「ほ、ほら」
('A`)「んふ」
('A`)(ペロペロ・・・ペロペロ・・・)
「キャ―――!! ドクオが何か舐めてる――!!」
「え、え、うわぁぁぁあああ!!!」
「離れろ、きめぇぇぇっぇぇぇええ!!」
('A`)「チュパチュパ・・・ん、可愛いよ。ん」
川;゚ -゚)「う、うぇぇぇ」
26 名前:1[] 投稿日:2007/02/19(月) 23:42:13.60 ID:48COveCx0
「こら、そんなことでいちいち騒ぐな。いつものことだろ」
('A`)「先生、授業を進めてください」
「あ、ああ」
川;゚ -゚)「うぇ、うぇぇ。寒気と吐き気と頭痛が・・・」
「大丈夫!?クー!」
「おい、保健室へ運べ!」
「こっちも3人倒れたぞー! 救急車呼べ、救急車!」
30 名前:1[] 投稿日:2007/02/19(月) 23:45:02.41 ID:48COveCx0
川;゚ -゚)「はぁ、はぁ・・・」
( ^ω^)「大丈夫かお? ほら、保健室まで行くお」
川 ゚ -゚)(な、内藤!? ――よしっ!)
川;゚ -゚)「す、すまない。足に力が入らないんだ」
( ^ω^)「ん、じゃあ肩貸すお。よっと・・・」
川*゚ -゚)「ありがとう、内藤」
('A`)「・・・(ペロペロ、ムシャムシャ)」
33 名前:1[] 投稿日:2007/02/19(月) 23:47:23.70 ID:48COveCx0
( ^ω^)「っと、先生いないみたいだお」
川*゚ -゚)「あ、ああ。そうだな(よしよしよしっ!)」
( ^ω^)「とりあえず、横になったほうがいいお」
川*゚ -゚)「ああ。――あっ!」
(;^ω^)「うわっと」
バフ・・・
( ^ω^)「・・・お」
川*゚ -゚)「・・・あん」
36 名前:1[] 投稿日:2007/02/19(月) 23:50:42.56 ID:48COveCx0
(;^ω^)「す、すまないお!」
川*゚ -゚)「き、気にするな。仕方ないことだ」
( ^ω^)「それじゃ、ゆっくり休んで体直すお」
川 ゚ -゚)「・・・行ってしまうのか?」
( ^ω^)「お?」
川 ゚ -゚)「な、内藤。その」
( ^ω^)「・・・?」
川*゚ -゚)「・・・」
川*゚ -゚)「あ、いや。・・・なんでもない」
( ^ω^)「そうかお? それじゃ、お大事にだお」
バタン
39 名前:1[] 投稿日:2007/02/19(月) 23:53:05.11 ID:48COveCx0
川 ゚ -゚)「行っちゃった、か」
川 ゚ -゚)「はぁ・・・」
川 ゚ -゚)「・・・」 ('A`)・・・デーレ
川 ゚ -゚)「・・・」 ('A`)・・・デーレデレデレデーン
川 - )「!?!?」 ('A`)「うふ」
41 名前:1[] 投稿日:2007/02/19(月) 23:56:16.51 ID:48COveCx0
川;゚ -゚)「な!? ど、ドクオ!?」
('A`)「クーさんのシャーペン、最高だったよ・・・うふふ」
川;゚ -゚)「ど、どこから入って・・・!? う、うえぇぇ」
('A`)「どこから? ・・・僕はずっとここにいたよ。ベットの下にね」
川;゚ -゚)「な!?」
('A`)「んーん、いい香り。クンクン、スーハースーハー・・・ちっ、内藤の匂いも混ざってやがる」
川;゚ -゚)「ち、近寄るな! う、うぇ・・・」
('A`)「んー? そんな事言っちゃっていいの?」
47 名前:1[] 投稿日:2007/02/19(月) 23:59:33.28 ID:48COveCx0
('A`)「こ・れ♪ 現像しちゃいましたー♪」
川;゚ -゚)「――ッ!」
('A`)「こんなの、家族やクラスのみんなに見られたらどうなっちゃうかね?」
川;゚ -゚)「や、やめろ!」
('A`)「ほらほら、病人が動いちゃ駄目でしょ」
川 - )「はぁ・・・はぁ・・・た、頼む。それだけはやめてくれ」
('A`)「んー、それは君しだいかな? 僕の言うこと聞いてくれたら返してあげりゅよ!」
49 名前:1[] 投稿日:2007/02/20(火) 00:02:21.37 ID:IGFAGpIy0
川;゚ -゚)「わ、わかったから。言うこと聞くから写真を隠してくれ!」
('A`)「んー、いい子でちゅね。じゃあ、まずは――」
川;゚ -゚)(ゴク・・・)
('A`)「て、て、て・・・」
川;゚ -゚)「?」
('A`)「手を、握ってもらおっかなー」
川 ゚ -゚)「・・・は?」
50 名前:1[] 投稿日:2007/02/20(火) 00:04:54.98 ID:IGFAGpIy0
('A`)「ほ、ほら、手を握って」
川 ゚ -゚)「あ、ああ」
川 ゚ -゚)(くそ、トイレ行った後の手じゃないだろうな・・・ぐ)
ギュッ
('A`)「あ、あ、あぁぁっぁあふぅ!!」
川;゚ -゚)「ひぃ!?」
53 名前:1[] 投稿日:2007/02/20(火) 00:08:14.28 ID:IGFAGpIy0
「クー、大丈夫かな?」
「あんなもの隣で見せられちゃね・・・心配だよ」
「あれ? なんか声聞こえない?」
('A`)「あひゅうううううぅん!!」
川;゚ -゚)「ひぃぃぃ!!」
「なっ! クーが危ない!」
「ドクオの魔の手がクーの手にぃぃぃ!!」
「消火器、消火器ぶちかませ!!」
シュワァァァァァ・・・!
('A`)「あぁぁぁぁ!! 目が、目がぁぁぁ!!」
「クー、大丈夫!?」
川;゚ -゚)「はぁ・・・はぁ・・・。あ、ああ」
56 名前:1[] 投稿日:2007/02/20(火) 00:11:50.56 ID:IGFAGpIy0
('A`)「お、おお・・・き、さ、まラ――!!」
「ギャ―! ドクオが生きてる!!」
「先生呼べ!! 早くしろ、死人が出るぞ!!」
('A`)「許さん、許さない。絶対にユルサナイ」
川;゚ -゚)「・・・な、何を?」
('A`)「汚物は、消毒だ」
「うわぁぁぁl小便出す気だぁぁあぁ!!」
「キャ――!!」
「ドクオの方を見るな! 目が腐るぞ――!!」
61 名前:1[] 投稿日:2007/02/20(火) 00:16:30.60 ID:IGFAGpIy0
『生徒の皆さんにお知らせです。これは訓練ではありません。ただちに校庭に集合してください』
「はい、一列に並んで! 落ち着いて非難・・・じゃない、避難して!」
「女子を最優先させろ! 奴の狙いは女子だ!」
川;゚ -゚)「ハァ・・・ハァ・・・つ、疲れた」
( ^ω^)「大丈夫かお? クー」
川 ゚ -゚)「内藤・・・!」
ギュッ
(;^ω^)「ク、クー?」
川 ゚ -゚)「ごめん、今だけ・・・このままでいさせて」
「早く生徒の避難を! 彼はもう止められません!」
「だ、だからあの生徒を入学させるのは嫌だったんだ!」
63 名前:1[] 投稿日:2007/02/20(火) 00:17:55.01 ID:IGFAGpIy0
( ^ω^)「・・・」
川 ゚ -゚)「内藤」
( ^ω^)「なんだお?」
川 ゚ -゚)「どうして、ドクオはあんなに嫌われてるんだろう」
( ^ω^)「・・・お?」
68 名前:1[] 投稿日:2007/02/20(火) 00:26:08.78 ID:IGFAGpIy0
川 ゚ -゚)「私が入学した時は、もう嫌われていたし・・・」
( ^ω^)「・・・あいつは」
( ^ω^)「あいつは、元からあんな歪んだ性格だった訳じゃないお」
川 ゚ -゚)「・・・」
( ^ω^)「小学校の頃は、普通の、やさしい奴だったんだお・・・」
70 名前:1[] 投稿日:2007/02/20(火) 00:28:56.64 ID:IGFAGpIy0
――小学校時代
「はい、今日は粘土で好きなものを作りましょう」
「はーい!」
('A`)「ふんふふーん」
「ドクオ、何うんこ作ってんだよwwww」
('A`)「うんこじゃないよ、ソフトクリームだよ!」
「どう見てもうんこじゃんwwうわ、きったねー!」
('A`)「ちがうよ! ソフトクリームだよ!」
「うーんーこ!うーんーこ!」
「サイテー。下品」
「よ!うんこマン!」
('A`)「あ、あはは。うん、うんこまんだぞー!!」
「キャー!!」
「きっめぇぇぇっぇぇwwwww」
「うんこマンだーー!!!」
73 名前:1[] 投稿日:2007/02/20(火) 00:31:35.08 ID:IGFAGpIy0
( ^ω^)「それから、ドクオへのからかいは殆どいじめのようになっていったんだお」
川 ゚ -゚)「・・・ひどい」
( ^ω^)「いつしか、誰も寄付けないくらい性格が歪んで・・・みんなから避けられてたんだお」
川 ゚ -゚)「・・・」
( ^ω^)「僕は・・・その、いじめには参加してなかったけどお」
川 ゚ -゚)「・・・ドクオ!」
(;^ω^)「く、クー!?」
74 名前:1[] 投稿日:2007/02/20(火) 00:34:45.09 ID:IGFAGpIy0
('A`)「おらおら―! さっきの女子出て来い!小便ぶっかけるぞ!!」
「キャ――!!」
「逃げろぉぉぉぉ!!」
「気持ち悪いよぉぉ!!!!」
('A`)「俺はきもいぞーーわははは!」
( ,,゚Д゚) 「そこまでだ外道!」
ξ゚听)ξ「これ以上、風紀を乱すのはやめてもらえないかしら?」
('A`)「あん、なんだお前ら?」
76 名前:1[] 投稿日:2007/02/20(火) 00:37:52.48 ID:IGFAGpIy0
( ,,゚Д゚) 「風紀委員長、ギコ!」
ξ゚听)ξ「同じく副委員長、ツンよ!」
('A`)「邪魔すんなよ・・・俺は今、なにするかわかんねーぞ」
( ,,゚Д゚) 「風紀を乱す者を」
ξ゚听)ξ「やすやすと見逃すわけにはいかないわ」
('A`)「へえ・・・どうなっても知らないぜ――――」
川 ゚ -゚)「ドクオ・・・!!」
タッタッタ・・・
78 名前:1[] 投稿日:2007/02/20(火) 00:39:36.99 ID:IGFAGpIy0
「おおー、すげぇ。さすが風紀委員だぜ」
「いいぞー! もっとやれー!」
川;゚ -゚)「ハァ、ハァ・・・ちょっと、すいません」
川 ゚ -゚)「――!!」
('A`)「う・・・げほっげほっ!」
( ,,゚Д゚) 「たわいも無い」
ξ゚听)ξ「たわいも無いわね」
79 名前:1[] 投稿日:2007/02/20(火) 00:41:19.87 ID:IGFAGpIy0
('A`)「ちくしょう、エアガンとは汚ぇぞ・・・」
( ,,゚Д゚) 「君に言われたく」
ξ゚听)ξ「無いわね」
('A`)「ぐ、ぐはぁ! ち、血が止まらねぇ」
( ,,゚Д゚) 「ケチャップだけどな」
ξ゚听)ξ「ケチャップよね」
川 ゚ -゚)「ドクオ!!」
82 名前:1[] 投稿日:2007/02/20(火) 00:43:28.18 ID:IGFAGpIy0
('A`)「く、クーさん?」
川 ゚ -゚)「ドクオ、大丈夫か!?」
('A`)「う・・・」
川 ゚ -゚)「しっかりしろ。今、保健室に・・・!」
「え、何々?なんで?」
「クー、ドクオに触っちゃ駄目だよ!菌が感染しちゃう!!」
「よせ!自分が何をやってるのかわかってるのか!!」
川 - )「・・・黙れ」
85 名前:1[] 投稿日:2007/02/20(火) 00:45:42.14 ID:IGFAGpIy0
( ,,゚Д゚) 「おいおい君。そいつは風紀委員にまかせなさい」
ξ゚听)ξ「危ないわよ。死んでしまうわ」
川 ゚ -゚)「黙れ!!」
( ,,゚Д゚) 「ひぃ!」
ξ゚听)ξ「こわぁ」
川 ゚ -゚)「お前ら、どうしてドクオがこうなったかわからないのか!!」
89 名前:1[] 投稿日:2007/02/20(火) 00:48:32.18 ID:IGFAGpIy0
('A`)「クー・・・さん?」
川 ゚ -゚)「こいつの心を歪ませたのはな、お前ら全員だ。
・・・お前ら、ドクオの立場になって物事を考えたことがあるか?
毎日、毎日、罵倒を浴びせられ、避けられ・・・」
「・・・」
( ^ω^)「クー・・・」
90 名前:1[] 投稿日:2007/02/20(火) 00:52:14.10 ID:IGFAGpIy0
川 ゚ -゚)「誰一人、手を差し伸べてやれなかった。私も・・・だ」
('A`)「・・・」
川 ゚ -゚)「もう、もう、やめようよ・・・。これ以上、ドクオの心を歪ませないで・・・」
( ,,゚Д゚) 「・・・」
ξ゚听)ξ「・・・」
( ^ω^)「・・・」
('A`)「クーさん・・・俺、俺・・・」
川 ゚ -゚)「ああ、大丈夫だ。大丈夫だから・・・」
「校長!こっちです!!」
「おお、教頭。まさか空気砲を用意してるとはさすがだねきみぃ」
96 名前:1[] 投稿日:2007/02/20(火) 00:54:04.46 ID:IGFAGpIy0
('A`)「――!!危ない!」
ドンッ!
川 ゚ -゚)「うわっ!」
――――バァンッ!
川 ゚ -゚)「っつ・・・ドクオ?――おい! ドクオ!!」
99 名前:1[] 投稿日:2007/02/20(火) 00:56:34.34 ID:IGFAGpIy0
「はは、一発で気絶させるとは、さすが校長!」
「いえいえ、なーに、若い頃はこれで女を引っ張ったもんですよ」
川 ゚ -゚)「ドクオ! おい、しっかりしろ!」
('A`)「ヒュー・・・ヒュー・・・く、クー」
( ^ω^)「ドクオ!!」
「ドクオ君!!」
「ど、ドクオ、おい!!」
「あれ、なんか生徒たちがうるさいですな校長」
「何、私の腕に歓声をあげているのでしょう」
105 名前:1[] 投稿日:2007/02/20(火) 01:00:06.18 ID:IGFAGpIy0
川 ゚ -゚)「ドクオ! 大丈夫か!? 待ってろ、今救急車を・・・!内藤、救急車を!」
( ^ω^)「わかったお!」
('A`)「ヒュー・・・ヒュー・・・い、いや、いい」
川 ゚ -゚)「何言ってるんだ・・・! ひどい怪我じゃないか!」
('A`)「自分の・・・体は、よく、わかるな。も、もう、持たないよ。グフッ!」
川 ;-;)「馬鹿な・・・馬鹿なことを言うな! やっと、やっとお前が・・・!」
('A`)「クーさ・・・ん、ごめ、んね。ネガ、とか、ほんと、は、もう・・・燃やした・・・んだ」
106 名前:1[] 投稿日:2007/02/20(火) 01:03:51.14 ID:IGFAGpIy0
川 ;-;)「ドクオ、いいんだ。あんなの気にすることじゃない。」
('A`)「俺・・・ずっと・・・クー、さんの・・・こと、見てて・・・カー・・・チャンに、似てて・・・」
川 ;-;)「もういい、喋るな! わかったから、わかったから・・・!」
('A`)「クーさ、ん」
「ありが、とう」
川 ゚ -゚)「・・・ドクオ?」
( ^ω^)「クー、今、救急車が・・・き・・・」
――――
――
112 名前:1[] 投稿日:2007/02/20(火) 01:07:37.30 ID:IGFAGpIy0
白い病室。
退屈そうに新聞を眺める、一人の老人。
(´・ω・`)「学校教員による傷害事件。空気砲を生徒に向けて発砲、か」
老人は新聞の一面を見て、ため息をついた。
(´・ω・`)「嫌だねぇ、最近の社会はどうなっているんだか・・・あなたもそう思わないか?」
老人は、向かいのベットに寝ている少年に話しかける。
すると、少年はゆっくりと視線をこちらに向け、答えた。
('A`)「・・・そうですね。不安になるなぁ。ただでさえこんな状態での編入なのに・・・」
120 名前:1[] 投稿日:2007/02/20(火) 01:12:33.82 ID:IGFAGpIy0
(´・ω・`)「君も学生だったっけ? ・・・ごめんね、暗いニュース教えちゃって」
('A`)「いえ・・・僕には、友達がいるから大丈夫ですよ、きっと」
(´・ω・`)「そうか。友達ってもんは、人生で一番良いものだ。大切にしなよ」
('A`)「はい」
老人が微笑む。
少年も、それにあわせて純情な笑みを浮かべる。
「おい、病室の番号って何だっけ?」
「176番、だ」
「おっお! ドクオは元気にしてるかお?」
(´・ω・`)「ふふ、どうやら友達のお出ましのようだね」
124 名前:1[] 投稿日:2007/02/20(火) 01:16:58.38 ID:IGFAGpIy0
廊下から聞こえる声が、徐々に近づいてくる。
川 ゚ -゚)「おはよう」
('A`)「おはよう、えっと・・・」
川 ゚ -゚)「クーだ」
( ^ω^)「ちなみに僕は内藤だお」
('A`)「ごめんごめん。まだあんまり覚えられなくて・・・」
川 ゚ ー゚)「おいおい、覚えてくれなきゃ困るぞ? 同じクラスメイトなんだからな」
クーはやさしく微笑み、ドクオもそれに合わせて、微笑む。
128 名前:1[] 投稿日:2007/02/20(火) 01:20:48.81 ID:IGFAGpIy0
( ^ω^)「そうだお! もう来週から復帰だお?」
('A`)「うん・・・でも不安だな。前の僕がどんな人だったかわからないし・・・」
ドクオの顔が曇る。
クーがそっとドクオの肩に手を載せ、
川 ゚ -゚)「大丈夫、お前らしくしていればいい。ドクオはドクオだ。」
('A`)「・・・うん。そうだね、そうだよね!」
ドクオの表情に明るみが戻る。
その顔は、希望に満ち溢れている。
('A`)「おはよう、えっと・・・」
131 名前:1[] 投稿日:2007/02/20(火) 01:24:43.55 ID:IGFAGpIy0
('A`)「ところでさ、ずっと気になってたんだけど」
川 ゚ -゚)「なんだ?」
('A`)「記憶を失う前の僕は、どんな人だったの?」
川 ゚ -゚)「そうだな・・・」
心地よい風が、病室の中を駆け抜ける。
川 ゚ -゚)「優しくて、心の強い人だったよ」
fin