( ^ω^)ブーン系小説完結作品集('A`) 〜('A`) ドクオの平凡な一日〜

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1 名前:VIP足軽ktkr[] 投稿日:2006/11/16(木) 22:36:08.95 ID:Ci54vlsP0
朝。気だるい朝。
もう永遠に来なければ良いと思うのに、また朝はやってくる。
また学校が始まるのだ。面倒なことこの上ない。
かといって休むような理由は無く、サボれるほどの度胸も無い。
仕方がないから起きてしまおう。
('A`) 「……寒」
知っていたことだが、寒いことは寒い。
布団という防護膜を失った俺を、冷たい空気が容赦なく攻撃してくる。
ああ、うぜぇ。
世界なんか消え去ってしまえば良いのに。

5 名前:VIP足軽ktkr[] 投稿日:2006/11/16(木) 22:39:38.32 ID:Ci54vlsP0
寒さを堪えつつ制服に着替える。
微妙に着づらい構造がますます俺をネガティブにさせる。
デザインした奴死ねば良いのに。
しばらく中身を入れ替えていない鞄を持ち、俺は玄関へと向かった。
('A`) 「……いってきます」
返事はない。
親は飯も作らずまだ寝ているし、妹は出かけているのだろう。
いつものことだ。
感慨や驚きも、もはや無い。

6 名前:VIP足軽ktkr[] 投稿日:2006/11/16(木) 22:43:16.34 ID:Ci54vlsP0
( ^ω^) 「おいすー」
('A`) 「おっす」
ドアを開けると、ちょうど向かいの家からも人が出てきた。
こいつはブーン。
本名は内藤ホライゾンなのだが、昔からブーンと呼ばれてた。
理由は知らないし知る気力も無い。
( ^ω^) 「今日も寒いお」
('A`)「あー、学校サボりたい」
( ^ω^)「皆勤賞が何言ってるんだおwwwww」
('A`)「だってサボると親うるせぇし」

8 名前:VIP足軽ktkr[] 投稿日:2006/11/16(木) 22:49:07.85 ID:Ci54vlsP0
馬鹿話をしながら学校へと歩く。
うちの学校は、桜が並んでいることで有名な「桜花坂」を上った所にある。
中学の頃の友人は「うはwwwwwエロゲみてぇwwwww」とか言っていたが疲れるだけだ。
('A`)「それでまたあそこにいる訳ですが」
( ^ω^)「あ、本当だお。ツーン!」
これまたいつも通りに、坂の麓で女子生徒が待っていた。
名前はツン。本名はツンデレ。
時代の流れを読み切ったような名前を付けられたあいつは、やっぱりツンデレだった。
ξ゚听)ξ「遅いじゃない。私を凍死させるつもり?」
( ^ω^)「サーセンwwwwww」

10 名前:VIP足軽ktkr[] 投稿日:2006/11/16(木) 22:53:26.61 ID:Ci54vlsP0
('A`)「別にいつも通りじゃねーか。早く行こうぜ」
ξ゚听)ξ「私がこの寒い中、何分待ってたと思ってるの?」
('A`)「3分か?」
ξ゚听)ξ「30秒」
分ですらねぇし。
というかそのくらい我慢しろよこのやろう。
( ^ω^)「昼休みにジュース奢るおwww」
こいつはこいつでツンに甘い。
……まあ、恋人同士だから当然かもしれないが。

11 名前:VIP足軽ktkr[] 投稿日:2006/11/16(木) 22:54:50.85 ID:Ci54vlsP0
    / ̄ ̄ ̄`ヽ
   /         |
  /  \,, ,,/    |
ξ | (●) (●)   | ξ
  |  ,,ノ(、_, )ヽ、,,  :|    
.   |  `‐=ニ=‐ '  .:::|    
   \  `ニニ´  .:/     だが断る。


13 名前:VIP足軽ktkr[] 投稿日:2006/11/16(木) 22:57:58.34 ID:Ci54vlsP0
ξ゚听)ξ「さっさと学校行きましょ。遅刻するわ」
('A`)「同意」
というかこのままだと死ぬ。
普通に体温が奪われてくのが理解できる。
と、微妙に大げさな表現をしつつ、学校への坂を歩き始めた。


15 名前:VIP足軽l[] 投稿日:2006/11/16(木) 23:08:18.87 ID:Ci54vlsP0
教室の中にはすでにほとんどの生徒が揃っていた。
先生が来る前の喧噪。毎日毎日、よく話すことがあるなと感心する。
ξ゚听)ξ「おはよー」
川 ゚ -゚)「おはよう」
(*゚ー゚)「おはー」
ツンは女子グループの中に入っていった。
やはり漫画で見るような派閥とかあるのだろうか。
どうでも良いことだが。
(´・ω・`)「やあ、少し遅かったね」
('A`)「いつも通りだろ」

17 名前:VIP足軽l[] 投稿日:2006/11/16(木) 23:12:55.29 ID:Ci54vlsP0
こいつはショボン。本名はショボーン。
でも本名を知ってる奴がほとんどいない事が悩みとか。
(´・ω・`)「いやいや、いつもより2分ほど遅いよ」
('A`)「細かいな」
(´・ω・`)「A型ですが何か?」
話しながら鞄を机に置き、椅子に座る。
それと同時に担任の先生が教室のドアを開けた。

19 名前:VIP足軽l[] 投稿日:2006/11/16(木) 23:17:56.48 ID:Ci54vlsP0
/ ,' 3「ホームルーム始めるぞー、席に着けー」
60を過ぎているようにも見える先生が声をかけると、ざわざわとした教室が静かになった。
この先生は定年を迎えないのだろうか。
すでに年金を貰っているという噂まであるのだが。
/ ,' 3「学級委員、挨拶」
(*゚ー゚)「きりーつ、気をつけ、礼」
「おはよーございまーす」
/ ,' 3「ええと、今日の連絡事項は……」
老齢の教師が口を開こうとした、その時。

グラウンドの外から、多くの悲鳴が響いた。

21 名前:VIP足軽l[] 投稿日:2006/11/16(木) 23:22:22.63 ID:Ci54vlsP0
「うわあぁぁぁぁっっ!!」
「怪物だぁッー!!」
まったく、面倒だ。
何故こんな所までいつも通りなのか。
( ^ω^)「……ドクオ、ちょっと」
('A`)「分かった。分かったから行ってこい」
ブーンが、気配を消して出て行く。

窓の外には紅。
全身を真っ赤に染めたゴーレムみたいな奴がそびえ立っていた。

23 名前:VIP足軽l[] 投稿日:2006/11/16(木) 23:25:37.56 ID:Ci54vlsP0
/ ,' 3「ドクオ」
ξ゚听)ξ「ドクオ」
川 ゚ -゚)「ドクオ」
(*゚ー゚)「ドクオくん」
(´・ω・`)「ドッくん」
('A`)「ああもう分かってるからさっさと行ってこい! あとドッくん言うな!」
俺が教室に響くようにそう叫ぶと、俺以外の全員が出て行った。
すでに窓の外には、紅に混じって黒が飛び回っている。
時折「エターナルフォースブリザード」とか聞こえてくるのは幻聴だろう。

24 名前:VIP足軽l[] 投稿日:2006/11/16(木) 23:31:36.95 ID:Ci54vlsP0
('A`)「……あ、増えた」
誰もいなくなった教室で、一人寂しく外を眺めていると紅に混じる点が多くなった。
その数はクラスメイト+先生と同じ。
無数の点は何やら不可思議な光線やら無意味にでかい剣やらを振り回している。
('A`)「……集団リンチだよなぁ、これって」
すでにゴーレムの右腕は切り落とされ、全身は傷だらけとなっている。
あのゴーレムは世界征服を企む、悪の軍団の兵器。
クラスのみんな+先生はそれを阻む超能力者。
('A`)「……ハァ、何で俺ここにいるんだろ」
とっても平凡で、とっても普通な少年は誰に言うでも無く呟いた。

28 名前:VIP足軽l[] 投稿日:2006/11/16(木) 23:36:29.23 ID:Ci54vlsP0
( ^ω^)「いやー、今日も快便だお!」
ξ゚听)ξ「大声でそんなこと言わないでよねっ!」
('A`)「……」
それでもって、何人かは正体バレてないと思ってるからたちが悪い。
友達は全員戦闘で顔見知り。
よって俺に秘密を打ち明けやがるのだ。
何、俺にどうしろと。
精神ケアなら心理学者に頼むべきじゃないだろうか。

30 名前:VIP足軽l[] 投稿日:2006/11/16(木) 23:41:04.81 ID:Ci54vlsP0
( ^ω^)「いや、だって本当に凄かったお?」
おいブーン。
仮面がはみ出てるぞ。
正体隠すならきちんとやり遂げろっつの。
ξ゚听)ξ「知らないわよ、もうっ!」
お前も。
スカートの下に別のスカートが見えてるんだって。
というかフリフリはねぇだろ高校生にもなって。
どこの魔女っ子だ手前は。

31 名前:VIP足軽l[] 投稿日:2006/11/16(木) 23:45:41.43 ID:Ci54vlsP0
川 ゚ -゚)「いや、黒仮面は相変わらず凄かったな」
(*゚ー゚)「うんうん。格好良かったよね〜」
( ,,゚Д゚)「まじかる☆つんでれも強くね?」
(´・ω・`)「右腕切り落としたのも彼女だしね」
それでもって何故気付かないこいつらは。
バレバレだろうが、バレバレ。
むしろバレバレユカイだぞ。
/ ,' 3「よーし、じゃあホームルーム……」
一時間目開始のチャイムが鳴った。
/ ,' 3「……を終了する」
(*゚ー゚)「きりーつ、気をつけ、礼」
「ありがとうございましたー」

34 名前:VIP足軽l[] 投稿日:2006/11/16(木) 23:51:24.10 ID:Ci54vlsP0
/ ,' 3「だからここの訳は「彼女が言うことには〜」となり……」
いつも通り、授業は普通に進んでいく。
これでいい。このまま普通であればいい。
アニメのセオリーから行くとあと一週間は何も来ないはず。
「怪物だぁぁぁぁっっ!!」
……来ないはずなのになぁ。

35 名前:VIP足軽l[] 投稿日:2006/11/16(木) 23:53:19.59 ID:Ci54vlsP0
現実は非情である。
分かってた。分かってたことだけどさ。

〜二時間目〜
「怪物だぁぁぁっ!!」
〜三時間目〜
「怪物だぁ(ry」
〜四時間目〜
「怪(ry」
〜昼休み〜
「(ry」

……少しくらい普通の生活送らせてくれよ。


38 名前:花魁[] 投稿日:2006/11/17(金) 00:02:03.47 ID:7yjO5rm+0
( ^ω^)「弁当♪ 弁当♪」
どうしてこいつらは疲れないんだ。
何でも超能力で説明するのはずるいと思うのだが。
ξ゚听)ξ「屋上行かない? 昼になって暖かくなったし」
( ^ω^)「いいお。ドクオも行くかお?」
('A`)「いや、俺は良いよ。二人で行ってきな」
らぶらぶおーら全快なバカップルの間に入れるか。
平凡ドクオはクールに去るぜ。

39 名前:花魁[] 投稿日:2006/11/17(金) 00:07:49.41 ID:7yjO5rm+0
怪物はようやく打ち止めらしい。
それとも敵軍団もお昼休みがあるのだろうか。
ともかく、あれほど頻繁に出てきた敵も今はいない。
('A`)「……おい。いるんだろ?」
俺は、校舎裏の壁に語りかける。
端から見ると危ない人だが、やっぱりこれには意味があるのだ。
川д川「……えと、こんにちは…………」
か細い声と共に、壁からしみ出してくる影。
一見すると幽霊にも見えるこの娘は、やっぱり幽霊だったりするのだ。


40 名前:花魁[] 投稿日:2006/11/17(金) 00:13:27.00 ID:7yjO5rm+0
川д川「……あの、今日は…………」
('A`)「昼飯食いに来た」
いつも通りに戸惑う彼女の前で弁当を広げる。
初初しいこの反応は好みだが、死んでるのでどうしようも出来ない。
川д川「でも……ここにいると……」
  _
( ゚∀゚)「はっはっは! ここであったが百年目ェ!
     今日こそこのジョルジュ様が除霊してやるブゲラァッ!」
馬鹿が一名、部室棟の屋根から落ちたが無視。
('A`)「ここにいると、何?」
川д川「……何でもないです……」

42 名前:花魁[] 投稿日:2006/11/17(金) 00:15:41.68 ID:7yjO5rm+0
昼休み終了。
俺は、幽霊に別れを告げて教室へ戻る。
次は五時間目だ。
どうせまた怪物が出るんだろう。
〜五時間目〜
(ry
〜六時間目〜
(r
〜帰りのHR〜


44 名前:花魁[] 投稿日:2006/11/17(金) 00:21:23.26 ID:7yjO5rm+0
放課後。
勉強重視のガリ勉な人は家に直行し、ほとんどの生徒は部活にいそしむ時間。
俺もみんなと同じく部活に行く派だ。
第一校舎二階、廊下の突き当たりの部屋。 そこが俺の部室。
「ロボット研究会」の部室だ。
('A`)「こんにちはー」
ν(・ω・ν)「うむ、時間通りじゃ」
从 ゚∀从「こんにちは、マスター」
見慣れた先輩と見慣れないメイド。
まあ、こんな光景も想定の範囲内だ。

46 名前:花魁[] 投稿日:2006/11/17(金) 00:24:32.83 ID:7yjO5rm+0
('A`)「新作ですか?」
ν(・ω・ν)「メイドロボは需要があるからのぅ。いくら作り込んでも足りんわい」
从 ゚∀从「ご用件をお申し付けください」
見た目美少女のスカートに潜り込み、何やらごそごそと作業をする先輩。
他人が見ると誤解しそうだ。
ν(・ω・ν)「……やっぱりドリルじゃの。ドリルが足りぬ」
('A`)「いや要らないでしょ……常識的に考えて……」

48 名前:花魁[] 投稿日:2006/11/17(金) 00:28:12.27 ID:7yjO5rm+0
無意味に凄い才能を三次元的にねじれた方向へと発揮する先輩とは違い、
俺は普通のロボを作っている。
タイヤが付いてて、ボールを蹴ってサッカーをするごく平凡なアレだ。
('A`)「プログラムが矛盾するんだよなぁ……」
ν(・ω・ν)「わしが作ってやろうか?」
('A`)「現代科学を超越するんでいいです」
むしろ未来につながりそうだ。
平行世界や情報統合思念体でも可。

49 名前:花魁[] 投稿日:2006/11/17(金) 00:32:14.91 ID:7yjO5rm+0
('A`)「さようならー」
ν(・ω・ν)「うむ。気をつけて帰るのじゃぞ」
無事、妙な発明品が合成されることもなく部活は終了した。
後は家に帰るだけ。さっさと帰ってVIPにでも行こう。


51 名前:花魁[] 投稿日:2006/11/17(金) 00:37:01.31 ID:7yjO5rm+0
……俺の家の、玄関ドア。
普通に開けて入れば良いのだが、俺はそれを躊躇っている。
その理由はトラップだ。
('A`)「今日は……ピアノ線と閃光弾?」
帰ってくるとドアに仕掛けられている罠の数々。
殺傷力が無いのが唯一の救いだろう。




とりあえず俺は庭から家に入った。

54 名前:花魁[] 投稿日:2006/11/17(金) 00:42:09.80 ID:7yjO5rm+0
(*゚∀゚)「何で庭から入ってくるのさ!」
('A`)「いや普通庭から入るだろ、玄関アレだし」
部屋の中にはご立腹な妹がいた。
こんな理不尽な理由で怒られても困るのだけれども。
(*゚∀゚)「罠が有ったら解除するのが軍人だろうが!」
('A`)「軍人じゃねぇって」
(*゚∀゚)「それでもお前は玉付いてるのか!」
('A`)「付いてるだろそりゃ」

55 名前:花魁[] 投稿日:2006/11/17(金) 00:45:46.34 ID:7yjO5rm+0
J( 'ー`)し「ただいま」
不意に背後から声をかけられる。
('A`)「……おかえり」
(*゚∀゚)「お帰りなさいませ母様!」
J( 'ー`)し「今日は卵が安かったわー」
覆面を脱ぎ捨てつつ、そんなことをのたまう母。
('A`)「それ新しい忍服?」
J( 'ー`)し「あ、気付いた? いいでしょこれ」
ショッキングピンクの忍服なんか誰でも気付くわ。

58 名前:花魁[] 投稿日:2006/11/17(金) 00:49:19.33 ID:7yjO5rm+0
J( 'ー`)し「すぐご飯にするからね」
('A`)「父さんは?」
J( 'ー`)し「今日は外人墓地でのお仕事よ。ゾンビって大変ね」
……まぁ、いつも通りだ。
ときどき自分の環境に疑問を持つが深くは考えない。
考えたくない。
(*゚∀゚)「あ、ニュースやってるよ」
『……ということです。次は……
 ここで、速報ニュースが入りました。
 ●●県VIP街に怪物が……』


「怪物だぁぁぁっっ!!!」

終わり。






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