( ^ω^)ブーン系小説完結作品集('A`) 〜川 ゚ -゚)と害虫 なようです 最終話〜

( ^ω^)ブーン系小説完結作品集('A`)

( ^ω^)ブーン系小説完結作品集('A`)更新情報


TOP ( ^ω^) ('A`) ( ´_ゝ`) (´・ω・`) 川 ゚ -゚) (*゚ー゚) ξ゚听)ξ




当サイトはブーン系小説の完結作品集 です。 読み物系は嫌いって方はご退場ください


下記からブーン系小説のジャンルを選択してください
ギャグ系:
戦闘系:
五十音別:
感動系:
カオス系:
作品一覧:
下ネタ系:
未分類:
その他:
53 名前:作家(新潟県)[sage] 投稿日:2007/04/27(金) 21:57:51.38 ID:eJW0yecD0(16)

そういえば、俺らが友達になって初めての花見の時は
ブーンがベロンベロンに酔っ払って裸踊りしようとして
それを俺が何とか食い止めたんだっけ。

しかもそんな光景を見てたツンが泣き出すしで
そりゃもうカオスになってっけな。

ショボンはただケラケラ笑ってるだけだったし。

(´・ω・`)「あぁ……そんな事もあったね。懐かしいね」

ξ゚听)ξ「そうね。楽しかったわ」

( ^ω^)「……楽しかったお」

('A`)「……」


54 名前:作家(新潟県)[sage] 投稿日:2007/04/27(金) 21:58:11.92 ID:eJW0yecD0(16)

( ^ω^)「……戻ろうお。あの頃に」

('A`)「え? 」

( ^ω^)「楽しかったお。今だって楽しいお。
       4人は友達なんだお。だから明日も遊ぶんだお。
       カンタンだお」

(´・ω・`)「ブーン」

ショボンがブーンの肩をポンと叩く。


55 名前:作家(新潟県)[sage] 投稿日:2007/04/27(金) 21:58:35.24 ID:eJW0yecD0(16)

( ´ω`)「な、なんでだお? だって……だって……」


ごめんなブーン。

俺だって、また前みたいに戻れたらいいなって
本当に本心からそう思ってるんだぜ?

( ^ω^)「だったら……」

でも、無理なんだ。
情け無いことにさ、俺まだツンの事が好きでさ。

(´・ω・`)ξ゚听)ξ( ^ω^)「……」

だから、ムカつくんだよ。嫉妬するんだよ。
今だって、ブーンとツンが目合わせるだけで
死にたくなるくらい腹が立つんだ。


56 名前:作家(新潟県)[sage] 投稿日:2007/04/27(金) 21:59:05.36 ID:eJW0yecD0(16)

ξ゚听)ξ「……」

おいおいツン、そんな顔しないでくれよ。
あ、またお前自分が居なけりゃとか思ってるんじゃないよな?

ξ゚听)ξ「……そんな事」

そうか、だったらいいや。

( ´ω`)「じゃあ、もう僕らは友達には戻れないのかお……」

もしかしたら、そうなるかもしれない。けど

('A`)「あ、あのさ」

「ん? 」「え? 」「お? 」
3人がそれぞれの声を出しこちらを見る。

('A`)「俺、好きな人作るから
   ……って言い方したら変だけどさ」


57 名前:作家(新潟県)[sage] 投稿日:2007/04/27(金) 21:59:27.89 ID:eJW0yecD0(16)

何年後になるかはわからないけどきっと出来る……筈だ。
だから、さ。

('A`)「だから、きっといつか。

   お前らに紹介出来るような女が表れたら。
   そしたら……」



ξ゚ー゚)ξ「……そうね」

(´・ω・`)「ふふっ、いつになるやら」

( ^ω^)「……わかったお。僕、待ってるお」

あぁ、お前らならそういってくれると思ってたよ。
だから大好きなんですよ。


58 名前:作家(新潟県)[sage] 投稿日:2007/04/27(金) 22:00:52.88 ID:eJW0yecD0(16)


4年ってのはあっという間だ。
代わり映えの無い毎日を過ごしていると
2秒か3秒かってくらいの勢いで過ぎ去っていく。

で、俺。

今はバイトが終わって、VIP公園にいる。
右手には求人情報誌。左手には缶コーヒー。

('A`)「……」

就職ってのは選ばなきゃ簡単に出来ると思ってたけど
そんな甘いもんじゃねーんだな。
実際、1年くらいずっと探しているわけだが。
今もこうやってバイト生活ってわけだ。


60 名前:作家(新潟県)[sage] 投稿日:2007/04/27(金) 22:02:35.60 ID:eJW0yecD0(16)

クーもこんな約束覚えてるわけないんだけど……
っていうかあんな約束本気なわけねぇしな。

('A`)(何かもうどうでもいいや。
   就職なんかくそくらえだ……)

缶コーヒーの空缶と情報誌をゴミ箱にぶん投げる。
カツン、といい音がして、缶だけが弾き飛ぶ。

マンドクセと呟いて律儀に拾いに行く俺。


――で、いつ迎えに来てくれるんだ?

('A`)「悪いね、もう諦めたよ」

――何だよ、待ってたのに

('A`)「はは、それはすまんね」

――いいよ。私が行くから

('A`)「……? 」


61 名前:作家(新潟県)[sage] 投稿日:2007/04/27(金) 22:02:56.06 ID:eJW0yecD0(16)


(´・ω・`)「……遅いね」

ξ゚听)ξ「……遅いわね」

( ^ω^)「……遅いお」


(´・ω・`)「やっぱり、ウソ、なんじゃないかな」

ξ゚听)ξ「ちょっとショボン。
     ドクオを疑うなんてどうかしてるわ! 」

( ^ω^)「そ、そうだおショボン。
       ドクオは……ウ、ウソをつくような男じゃ……」

(´・ω・`)「あのさ、もしウソでも
      つまり、ドクオが一人で来ても、さ」

ξ゚听)ξ「わっ、わかってるわ」

( ^ω^)「う、うん」


62 名前:作家(新潟県)[sage] 投稿日:2007/04/27(金) 22:04:14.26 ID:eJW0yecD0(16)


すまん。随分遅くなってしまった。

でも俺がこうやって連絡するとすぐ飛んできてくれるんだから
やっぱり待っててくれてたんだな。嬉しいよ、俺は。

恋人?好きな人?
そんなもんまだ出来てないよ。ごめんね。


でも俺はウソはつかないぜ?

('A`)「よう」


63 名前:作家(新潟県)[sage] 投稿日:2007/04/27(金) 22:04:44.99 ID:eJW0yecD0(16)

( ^ω^)「おっ……? 」


俺はちゃんと女の子を連れてきたぜ?

それも2人もだ。


ξ゚听)ξ「? こちらどなた? 」


(*゚ー゚)「しいでーす! 」

川 ゚ -゚)「クーです。どうも」

('∀`)「あ……あはは、妹達です」


65 名前:作家(新潟県)[sage] 投稿日:2007/04/27(金) 22:05:28.05 ID:eJW0yecD0(16)

ξ゚听)ξ「あ、あら。そうなの」

( ^ω^)「妹はねーわwwww約束と違うおwww」

まぁそういうなって。こっちだって苦肉の策なんすから。

(´・ω・`)「まぁいいじゃない。
      人数が多いほうが楽しいじゃないか」

(*゚ー゚)「えへへーショボンさん大好きー」


まぁしぃまでくっついてきたのは予想外だったけど。


67 名前:作家(新潟県)[sage] 投稿日:2007/04/27(金) 22:06:19.84 ID:eJW0yecD0(16)

( ^ω^)「そうだおね! クーちゃん可愛いからおkwwww」

ξ#゚听)ξ「ブ ー ン ?」

('∀`)「ははは」


ほら、俺今全然嫉妬していない。

純粋に、2人の幸せ願ってやれてる。

だいぶ時間かかったし、長いこと待たせたけど。


でも俺さ、今なら戻れる気がするんだ。


( ^ω^)「そいじゃあみなさんで、カンパーイ」



('∀`)ξ゚听)ξ(*゚ー゚)川 ゚ -゚)「かんぱーい! 」



68 名前:作家(新潟県)[sage] 投稿日:2007/04/27(金) 22:06:55.94 ID:eJW0yecD0(16)



ドクオ、最近チャットこねぇな。

ログインして待っててみるんだけど、全然来ない。

バイト始めたとか言ってたかな。

充実してんのかな……。

つーか俺の事覚えてるのかな。


パンツ、まだ届かないんだぜ。


(,,゚Д゚)「……俺も働こ……」


おわり



87 名前:べっぴん(新潟県)[sage] 投稿日:2007/04/27(金) 22:53:58.86 ID:t3mBZXOK0


やべえ

>>67を見てくれ。かんぱーいってとこだ


(´・ω・`)がいない


それではありがとうございました


88 名前:ミトコンドリア(樺太)[] 投稿日:2007/04/27(金) 22:56:46.19 ID:QLuKtzNfO
ちょwwwwww




【関連】
一気読み
第一話 - 第二話 - 第三話 - 第四話 - 第五話 - 第六話 - 第七話 - 第八話 - 第九話 - 第十話
第十一話 - 最終話



ブログパーツ ブログパーツ
inserted by FC2 system