6 名前: スカイダイバー(鹿児島県)[] 投稿日:2007/04/10(火) 21:16:15.91 ID:BWPBH4QN0
川 ゚ -゚)クーのネジが一本取れてしまったようです
1、ニューゲーム
⇒2、ロードゲーム(第4話)
ロードしました。
8 名前: スカイダイバー(鹿児島県)[] 投稿日:2007/04/10(火) 21:17:47.90 ID:BWPBH4QN0
ま さ か の 野 球 編 三 話 ま た ぎ ! !
舞 台 は 延 長 1 2 回 ! !
ド ク オ 執 念 の 続 投 ! ?
見 え な い 試 合 の 結 果 !
で は 、 ク ー ネ ジ ! 野 球 編 ど う ぞ !
9 名前: スカイダイバー(鹿児島県)[] 投稿日:2007/04/10(火) 21:19:50.09 ID:BWPBH4QN0
\ U /
\ U /
/ ̄ ̄ ヽ,
/ ', / _/\/\/\/|_
\ ノ//, {0} /¨`ヽ {0} ,ミヽ / \ 嘘だよ /
\ / く l ヽ._.ノ ', ゝ \ < バーカ! >
/ /⌒ リ `ー'′ ' ⌒\ \ / \
(  ̄ ̄⌒ ⌒ ̄ _)  ̄|/\/\/\/ ̄
` ̄ ̄`ヽ /´ ̄
| |
−−− ‐ ノ |
/ ノ −−−−
/ ∠_
−− | f\ ノ  ̄`丶.
| | ヽ__ノー─-- 、_ ) − _
. | | / /
| | ,' /
/ / ノ | ,' \
/ / | / \
/_ノ / ,ノ 〈 \
( 〈 ヽ.__ \ \
ヽ._> \__)
10 名前: スカイダイバー(鹿児島県)[] 投稿日:2007/04/10(火) 21:21:23.03 ID:BWPBH4QN0
(;'A`) 「ぐっ……」
2時間目の体育の授業が想像以上に堪えた。
『投手のサイダネ』で才能を開花させていた俺は、
その反動でひじがグダグダに砕けていた。
(;'A`) 「大体むちゃくちゃなんだよ……住職は」
川 ゚ -゚)「住職?誰だそれ」
(;'A`) 「お前だよ」
川 ゚ -゚)「私は素直クールだ。住職などではない」
(;'A`) 「もういいよ、何かお前の謎の行動にも慣れた」
川 ゚ -゚)「お前のネジも抜けたからじゃないか?」
(;'A`) 「抜けてねぇ!」
11 名前: スカイダイバー(鹿児島県)[] 投稿日:2007/04/10(火) 21:22:53.31 ID:BWPBH4QN0
〜3時間目〜
('A`) 「っと……もうセンコーが着やがった。早く席に着けよ」
川 ゚ -゚)「当たり前だのクラッカー」
( ><)「ではでは授業を始めるんです!!」
教室に現れた「ワカンナインデス先生」
彼の教科は国語古文である。
( ><)「教科書の……えっと……」
( ´∀`)「98ページまでやりましたモナ」
( ><)「そうなんです!99ページを開いてくださいなんです!」
( ><)「じゃ、まずは僕が読むので、誰か意味を訳してくださいなんです!」
12 名前: スカイダイバー(鹿児島県)[] 投稿日:2007/04/10(火) 21:25:14.42 ID:BWPBH4QN0
( ><)「春はあけぼの、やうやう白くなりゆくやまぎわ……」
( ´∀`)「先生、ようようじゃないんですモナ?」
( ><)「わかんないんです!」
('A`) (めちゃくちゃだ……)
何でもこの先生、教員試験を裏金で通ったと言ううわさがある。
と言っても彼の家は金持ちではなく、なんと借金までしたそうだ。
よほど、教師と言う道に乗りたかったらしい。
('A`) (……のわりには外道な事やってるよな)
( ><)「春はあけぼの、やうやう白くなりゆくやまぎわ……」
( ´∀`)「先生、ようようじゃないんですモナ?」
( ><)「わかんないんです!」
13 名前: スカイダイバー(鹿児島県)[] 投稿日:2007/04/10(火) 21:26:44.36 ID:BWPBH4QN0
( ><)「わかんないからクーさんに教えてもらうんです!」
こいつの授業はいつもこうだった。
学年トップ、全国レベルであるクーにいつも頼っている。
( ><)「クーさん! この『やうやう』って何て読むんですか!」
川 ゚ -゚)「『ダメよボブ……んぁっぁぁ』かと」
( ><)「ありがとうなんです!」
( ><)「春はあけぼの、ダメよボブ……んぁっぁぁ白くなりゆくやまぎわ……」
( ><)「少し明りて、紫(し)だちたる雲の、細くたなびきたる……」
( ´∀`)「そこは『し』と読むんじゃなくて『むらさき』でいいと思うモナー」
( ><)「うるさいんです!これはちゃんと本に載ってたんです!
『紫煙』って書いて『しえん』って読むんです!!」
('A`) (童帝……)
14 名前: スカイダイバー(鹿児島県)[] 投稿日:2007/04/10(火) 21:28:14.80 ID:BWPBH4QN0
〜4時間目〜
(*゚ー゚)「はぁーい、エビバデファインー?」
現れたのはしぃ先生。
AV女優のお手本のような体系、さらに顔はロリというおまけつき。
学校中の生徒の、憧れの的でもあった。
(*゚ー゚)「それじゃ、トゥデイもエンジョイしながらイングリッシュをラーンしましょうね!」
(*゚ー゚)「エビバデー、教科書のエイティーンフォーページをオープンしてー」
(*゚ー゚)「はい、そのページをミスタードクオ、リードしてみて!」
('A`) 「……I cannot become the hero of the justice.
Because I am a MASUKU KAMEN. 」
(*゚ー゚)「グッド!ハートをインしてスピークすることがキャンしましたね!」
(*゚ー゚)「それじゃ、意味をミセスクー!」
川 ゚ -゚)「違う、違うわよボブ!そこは別の穴よ!」
('A`) (さっきからボブ好きだな……しかもめちゃくちゃだ)
(*///)「……ぁ……ハァハァ……」
(;'A`) (!?)
16 名前: スカイダイバー(鹿児島県)[] 投稿日:2007/04/10(火) 21:30:47.89 ID:BWPBH4QN0
〜昼休み〜
('A`) 「やっと……やっと自由な時間が帰ってきた」
昼休みは、屋上で一人ゆっくりと飯を食おう。
屋上まで逃げれば、奴もこないだろう。
……
…
('A`) 「ふぅ」
屋上で腰を落ち着かせる。
自前の弁当を広げ、箸を右手に持った。
('A`) 「んじゃ、いただきます」
18 名前: スカイダイバー(鹿児島県)[] 投稿日:2007/04/10(火) 21:32:12.84 ID:BWPBH4QN0
{ ! _,, -ェェュ、 |
ィ彡三ミヽ `ヽ ,ィハミミミミミミミミミヽ、|
彡'⌒ヾミヽ `ー /ililハilミilミliliミliliミミヾ|
ヾ、 /iiiiイ!ヾヾミ、ミニ=ー-ミii|
_ `ー―' i!ハ:.:.\\_::::::::::::::/:.|
彡三ミミヽ i! ヽ:.:.:.:冫': : :::/,,∠|
彡' ヾ、 _ノ i!::: ̄二ー:: : ::::ソ ・ ,|
`ー ' {ヘラ' ・_>シ;テツ"''''"|
,ィ彡三ニミヽ __ノ ヽヘ`" 彡' 〈 |
彡' ` ̄ `\ ー-=ェっ |
_ __ ノ {ミ;ヽ、 ⌒ |
,ィ彡'  ̄ ヾミミミミト-- ' |
ミ三彡' /⌒ / ̄ ̄ | : ::::::::::|
ィニニ=- ' / i `ー-(二つ
,ィ彡' { ミi (二⊃
// / l ミii ト、二)
彡' __,ノ | ミソ :..`ト-'
/ | ミ{ :.:.:..:|
ノ / ヾ\i、 :.:.:.:.:|
ィニ=-- '" / ヾヾiiヽ、 :.:.:.:.::::|
/ / `/ ̄ ̄7ハヾヾ : .:.:.|
ノ _/ / / |:. :.:.:.:.:.:.:|
/ / / |::.:.:.:.:.:.:.:|
21 名前: スカイダイバー(鹿児島県)[] 投稿日:2007/04/10(火) 21:34:12.43 ID:BWPBH4QN0
('A`) 「……」
川 ゚ -゚)「……」
(;'A`) 「……」
川 ゚ -゚)「……」
(;'A`) 「……一緒に食うか?」
川 ゚ -゚)「おお、ドクオ!奇遇だな!」
('A`) 「……」
川 ゚ -゚)「それでは、私も弁当を戴くとするか」
彼女は風呂敷のような物を広げ始める。
中から、いくつかのおにぎりが現れた。
('A`) (おにぎり……いや……これは……)
(;'A`) (まんじゅうだ!!!)
22 名前: スカイダイバー(鹿児島県)[] 投稿日:2007/04/10(火) 21:35:49.49 ID:BWPBH4QN0
「空が青いおー」
('A`) 「……今、何か声しなかったか?」
川 ゚ -゚)「気のせいだ」
「お!ドクオの弁当上手そうだお」
('A`) 「……俺の名前呼ばなかったか?」
川 ゚ -゚)「きっとスズメの鳴き声だ」
「まんじゅうって暇だおー」
('A`) 「……」
川 ゚ -゚)「……」
川 ゚ -゚)「気づいてしまっては仕方がない!ブーン!やれ!」
23 名前: スカイダイバー(鹿児島県)[] 投稿日:2007/04/10(火) 21:37:30.62 ID:BWPBH4QN0
((('A`)))「な、なんだぁ!!」
俺の体がブルブルと振動し始める。
次の瞬間、俺の目の前は一瞬にして真っ暗になり──。
そして、もう一度視界が開いた。
(;'A`) 「ク、クー?」
クーの姿が巨大化してしまった。
いや、違う……。
俺がまんじゅう化してしまったのだ!
( ^ω^)「ようこそ、まんじゅうの世界へ」
26 名前: スカイダイバー(鹿児島県)[] 投稿日:2007/04/10(火) 21:39:04.98 ID:BWPBH4QN0
(;'A`) 「ど、どういう事だ!ブーン!」
( ^ω^)「どうもこうもないお、ようこそ、饅頭の世界へ」
俺の体はまんじゅうのように丸くなっている。
更に、一切体が動かないのだ。
川 ゚ -゚)「あれ?ドクオが消えた」
クーがわざとらしく目をキョロキョロとさせる。
そして、まんじゅうになった俺を掴んだ。
川 ゚ -゚)「まあいい、飯でも食うか」
俺の体をひょいともちあげる。
そして、口へと近づけていった。
(;'A`) 「や、やめろクー!!」
川 ゚ -゚)「すずめの鳴き声が聞こえる」
28 名前: スカイダイバー(鹿児島県)[] 投稿日:2007/04/10(火) 21:40:28.73 ID:BWPBH4QN0
(;'A`) 「そ、そうだブーン!クーもまんじゅうにしろ!」
( ^ω^)「んぬぬ……」
俺が口に入れられる寸前……。
クーの顔が二つにも三つにも見えるぐらいブレ始めた。
川川川 ゚ -゚)))「む……」
(;'A`) (髪ぶれすぎだろ……)
そして、次の瞬間には──。
川 ゚ -゚)「まんじゅうとなってしまった!」
(;'A`) 「わざとくせぇ!」
29 名前: スカイダイバー(鹿児島県)[] 投稿日:2007/04/10(火) 21:42:08.90 ID:BWPBH4QN0
( ^ω^)「……」
('A`)「……」
川 ゚ -゚)「……」
( ^ω^)「暇だお」
('A`) 「最近三点リーダ使いすぎじゃね?」
川 ゚ -゚)「つまりはgdgdと」
( ^ω^)「暇だお」
('A`) 「じゃ、早く元に戻せ」
川 ゚ -゚)「ボブ……早く助けに来て!」
31 名前: スカイダイバー(鹿児島県)[] 投稿日:2007/04/10(火) 21:43:29.72 ID:BWPBH4QN0
/⌒ヽ
ボクダケ モドリマ━━━━(^ω^ )━━━━━━ス!!!!!
/ ヽ
/ 人 \\ 彡
⊂´_/ ) ヽ__`⊃
/ 人 (
○○ (_ノ (_)
○○「な、なんだってー!!」
(;'A`)「おい! オリジナルと違うじゃねえか!」
( ^ω^)「これがクーネジクオリティ!」
32 名前: スカイダイバー(鹿児島県)[] 投稿日:2007/04/10(火) 21:44:35.47 ID:BWPBH4QN0
ワタシモ モドリマ━━━━ (゚ -゚ 川━━━━━━ス!!!!!
/ ヽ
/ 人 \\ 彡
⊂´_/ ) ヽ__`⊃
/ 人 (
○ (_ノ (_)
○「な、なんだってー!」
川 ゚ -゚)「実は私にも『まんじゅう権』はあるのだ」
(;'A`) 「ちょ!俺は戻れねえぞ!」
川 ゚ -゚)「東国原知事」
(*'A`) 「そのまんま〜東〜ってやかましいわコラ!」
(;'A`) 「ってノリツッコミしてる場合じゃねえ!っていうかAAの使いまわしすんな!」
( ^ω^)「確かにクーでこのAAだと少しピザに見えるお……」
川 ゚ -゚)「食われて第二部に行くか?」
33 名前: スカイダイバー(鹿児島県)[] 投稿日:2007/04/10(火) 21:46:08.70 ID:BWPBH4QN0
_、_
( ;'A`) さすがの俺でもそれは引くわ
|\ o \o
( ヽ ノ_ bヽd_ノ
ノ>ノ
レレ ((
('A`) 「あ、戻れた」
( ^ω^)「ピザなドクオもキモいお……」
川 ゚ -゚)「お前にもまんじゅ権が与えられていたのか……」
少しおかしいながらも、暇のしない昼休み。
この時は文句を言っていたが、後から考えると幸せだったのかもしれない。
幸せな日常──
幸せな学校生活──
次の5、6時間目に、あんな事が起きるまでは──。
39 名前: スカイダイバー(鹿児島県)[] 投稿日:2007/04/10(火) 21:48:28.75 ID:BWPBH4QN0
あんな事が起きてしまう5,6時間目。
それをクーとドクオ、ついでにブーンによる必死の抵抗により、
あんな事は大きな被害を出さずに終了した。
しかし、ページの都合上割愛させていただきます。
41 名前: スカイダイバー(鹿児島県)[] 投稿日:2007/04/10(火) 21:50:30.52 ID:BWPBH4QN0
('A`) 「まさかあんな事が起きるなんてな……」
川 ゚ -゚)「クールな私も少し動揺してしまったよ」
6時間目終了後、つまりは放課後。
俺達は鞄に荷物を纏めながら、軽い会話をしていた。
教室には、部活に向かう生徒がちらほらと見える。
そこで、俺はひとつの疑問を抱いた。
('A`) 「そういえばさ、クーって何か部活入ってんのか?」
俺自身は、何も部活には所属していない。
ただ、学校の近くのコンビニでバイトをしている。
べ、別に「ドクオがコンビニの店員〜」をパロった訳じゃないんだからね!
川 ゚ -゚)「私か?私は所属しているぞ」
('A`) 「何か展開読めたけど。 んで、何部に所属しているんだ?」
44 名前: スカイダイバー(鹿児島県)[] 投稿日:2007/04/10(火) 21:53:25.05 ID:BWPBH4QN0
⊂⌒ヽ (⌒⊃
\ \ / /
⊂二二二川 ゚ -゚)ニニ二⊃
\ \_ _/ /
( (::)(::) ) ブーン
ヽ_,秘、_ノ
///
///
川 ゚ -゚)「帰宅部だ!」
47 名前: スカイダイバー(鹿児島県)[] 投稿日:2007/04/10(火) 21:55:22.66 ID:BWPBH4QN0
('A`) 「……」
川 ゚ -゚)「驚いただろう」
('A`) 「帰ろう……」
川 ゚ -゚)「それは帰宅部への私の挑戦状と見ていいのだな」
('A`) 「いや、普通に帰りたい」
川 ゚ -゚)「よし、いざ尋常に勝負だ」
48 名前: スカイダイバー(鹿児島県)[] 投稿日:2007/04/10(火) 21:56:50.11 ID:BWPBH4QN0
クーの勝手な流れにより決定した「帰宅対決」
俺は簡単なルールの説明を受け、それを了承した。
今回は「自転車部門」での勝負らしい。
('A`) 「つまりは、派手に美しく速く帰宅すればいいんだな」
川 ゚ -゚)「凄いな、本編で3レスかけてした説明を1行にしたのか!!」
('A`) 「お前もう素直クールのかけらもないよな」
川 ゚ -゚)「ところでドクオ、ひとつ提案がある」
('A`) 「ん、何だ?」
川 ゚ -゚)「帰宅対決は、シリアスで行こう」
('A`) 「なんでまた」
川 ゚ -゚)「ギャグをカオスがパロっても、何の意味もないだろう」
('A`) 「言っている意味がよく分かんないが……とりあえず把握だ」
勝負はクーの先攻となった。
まだ帰宅勝負の本質を理解していない俺に、手本を見せると言うことらしい。
51 名前: スカイダイバー(鹿児島県)[] 投稿日:2007/04/10(火) 21:58:50.63 ID:BWPBH4QN0
( ^ω^)「位置について……スタート!!」
俺の右前方に立つ内藤、彼が一度腕を振り上げたかと思うと、今度は腕を振り下げた。
行為者であるクーは、足に掛けたペダルを勢いよく踏みつける。
それと同時に、高い金属音を立てて自転車が速度を上げ始めた。
川 ゚ -゚)「勝負のポイントは、スピード、ダイナミック、芸術の三点。
女性である私はスピードの勝負は不利……ならば!」
クーが説明口調で物を言う。だが、どうやらそれは俺への説明の意も含めていたらしい。
一瞬だけこちらを見、また帰宅の道を進み始めた。
川 ゚ -゚)「ガキュンガキュン!!エターナルフォースブリザードアイテハシヌ!!
ペ・ペ・ロ・ン・チ・イ・ノ!!ソマソマ!モエ!モエ!アヤネー!」
様々な擬音語を発する彼女。その中で、俺は日本語らしいものを聞き取ることができた。
だが、それを逢えて片仮名表示とし、金属感を出すことで、ダイナミックさを表現していることが
素人の俺からでも分かることができた。
川 ゚ -゚)「チュパ!チュパ!アアモウガマンデキナイ!ドスズコガォォッォォ!!
サミュントラーチェ!!フォフェフ!!!」
彼女が立ち扱ぎを始めた思えば、今度はまた座りだした。
さらに発せられる芸術和音、それらは全てのリズムとして繋がっていた。
華麗で流麗
そんな言葉が俺の脳裏に浮かんだ。
それも仕方がないと思えるほど、彼女の姿は可憐だったのだ。
俺の視界も、聴界も、自身の心までもが、彼女に埋め尽くされ始めていた。
52 名前: スカイダイバー(鹿児島県)[] 投稿日:2007/04/10(火) 22:00:28.73 ID:BWPBH4QN0
川 ゚ -゚)「さ ら に こ こ で ! 」
_ミ`ー‐、
`⌒丶、'ー-、_ + 十
 ̄\―ヽ._ 二_‐-
\ \  ̄ ‐-  ̄二二_ ―_,r'⌒ヽー、
 ̄\ ̄ \‐- ╋__..ニ -―― ´ ̄ __... -―一┘
+ ニニ ー--\ ⌒Y´ ̄ `丶 __,. -‐二´  ̄ ― +
 ̄\ ! =,. -‐ 二_ /ヽヽ
_ ヽ.._ ノ /ヽヽ \
 ̄ 〉 ー- ノ三二 + \ _
十  ̄―/ ,' /二  ̄ _ _ ∠、
ニー/⌒∨ / 二/ /⌒'l  ̄ ∠、 oノ
_ / l /二 / ,イ |二_ oノ /
/ /| / .ノ川〈. ′ / | _|__ ╋ / /^ヽノ
 ̄_/ _/_ヽ_,川川川_,/ | |_ /^ヽノ
彡ニ ,ノ __(川川川川)_ 〈__ 三ミ +
+ `⌒  ̄川川川川川川
自転車から飛び降り、回転を始めるクー。
既に俺の心は、奴に魅了されていた。
54 名前: スカイダイバー(鹿児島県)[] 投稿日:2007/04/10(火) 22:02:09.30 ID:BWPBH4QN0
川 ゚ -゚)「ゴゴゴゴゴ・ゴーー・rrrrrゴッルゴグゴ!!
ゴール!!!!!!」
ゴールである白家(ハワイトハウスとよむ)のドアを開くクー。
審判である内藤ホライゾン……もとい荒巻さんが出迎えてくれた。
/ ,' 3 「スピード90点
ダイナミック100点
芸術100点
合計290点じゃ」
(;'A`) 「つ、強い……!」
300点のうち290点を抑えたクー。
初心者の俺が、この点数を叩きだすことは不可能に等しかった。
川 ゚ -゚)「あきらめるか?」
(;'A`) 「……」
('A`) 「ああ、俺の負──
( ^ω^)「ちょっと待つお!!」
55 名前: スカイダイバー(鹿児島県)[] 投稿日:2007/04/10(火) 22:02:50.87 ID:BWPBH4QN0
川 ゚ -゚)「内藤……」
( ^ω^)「この勝負、僕が受けて立つお!」
/ ,' 3 「! お主は……あの全国大会出場の……!」
( ^ω^)「内藤ホライゾンだお!」
('A`) (あれ……なんとなくブーンと雰囲気が違うな)
それもそのはず……この内藤ホライゾンは、この世界のブーンとは違うのだ!!
彼は異世界から現れた少年、そう、別人なのだ。
川 ゚ -゚)「く……ついに世界交差が始まってしまったか!」
( ^ω^)「それじゃイクお!!」
/ ,' 3 「スタートじゃ!!」
56 名前: スカイダイバー(鹿児島県)[] 投稿日:2007/04/10(火) 22:04:03.73 ID:BWPBH4QN0
...____
..| |
( ^ω^) | |
( つO |
( ヽノ .| |
し(_) | |
 ̄ ̄ ̄ ̄
( ^ω^)「どこでもドアー」
( ^ω^)「これでスピードは100点確実!」
( ^ω^)「ダイナミックさと芸術を出すためにも……!」
( ^ω^)「イクお!」ガチャ
57 名前: スカイダイバー(鹿児島県)[] 投稿日:2007/04/10(火) 22:04:53.80 ID:BWPBH4QN0
| ママー 石けん取ってー
ヽ─────────y────────
┃ !____!____!____!____!____!____!____i____i____i____.( ⌒ ⌒ ⌒ ⌒ ⌒ ⌒ ⌒ ⌒)
┃__!____!____!____!____!____!____!____i____i____i____ ( .)
━━━┛__!____! _..., - ー - 、__!____!____ (:::)___i____ | ⌒ ⌒ ⌒ ⌒ ⌒ ⌒ ⌒ |
._!____!____i_. /: : : : : : : : : \ !____ // ____i____ | | | | | | | | |
._!____!____i . _/: : : ;;; : : : : : : : : :ヽ、__|_|..i____i____ | | | | | | | | |
._!____!____i.. | : : : / ) :_ノ^): :ノ^_):丿__┃ i____i____ | | | | | | | | |
._!____!____i. | : : :/ / ヘ_ ヘ_| __┃ i____i____ | | | | | | | | |
._!____!____i.. | : : | | (゚| |(゚| |. __┃ i____i____ | | | | | | | | |
._!____!____i.....ヽ,-i -′ 、-′| .__ ┃∞.__!.___ | | | | | | | | |
._!____!___ . _ _| ヽ _′ ノ ____ ╋┻┓...__ | | | | | | | | |
._!____!_ /::: `ノヽ、 ヽノ /:ヽ.__...┃_i____!...__ | | | | | | | | |
 ̄ ̄ :゙'--- ′ __| `.−┬´ \;.ノ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ /⌒| | | | | | |
::: ::::/ ヽ - ` ー 、:::::::::::::::::::::::::::::::/ ./|.. | | | | | |
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58 名前: スカイダイバー(鹿児島県)[] 投稿日:2007/04/10(火) 22:06:02.74 ID:BWPBH4QN0
( ^ω^)「あ、間違えたお」
/ ,' 3 「なんとすばらしい……これは芸術100点じゃな!」
しづかちゃん「キャ、キャー!エッツィー!!!」
ドス!! ギャクジョメス!
ドメドメチョモンメ! ズタドキダオ!
ソノキチョチョチョ! アボカド!アボカド!
イッドノナカカラシズカチャン!!
ソレハサダコダヨ!! イインダヨー!
グリーンダヨー!!
/ ,' 3 「すばらしい!ダイナミックも100点で、300点満点じゃ!」
59 名前: スカイダイバー(鹿児島県)[] 投稿日:2007/04/10(火) 22:06:57.12 ID:BWPBH4QN0
帰宅対決に突然現れた内藤ホライゾン、彼は実はこの世界のブーンだった。
しずかちゃんの風呂覗きによりフルボッコされたブーン。
放課後を保健室で過ごし、その後復活したのは言うまでも無い。
そう──いうまでもないのだ──
第4話「内藤ホライゾン=ブーン=荒巻=しずかちゃん」莞
【関連】
一気読み
第一話
-
第二話
-
第三話
-
第四話
-
番外編
-
第五話