( ^ω^)ブーン系小説完結作品集('A`) 〜( ^ω^)ブーンが悪夢をみるようです 第二話「悪夢」〜

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40 名前:ぶん ◆YkpwaPEbXM [] 投稿日:2007/01/13(土) 22:56:22.92 ID:3KUoSH0X0
だいにわ あくむ
いつも通り大学に行き、いつも通りに勉強をする。
もう自分の講義がないことから帰ろうとするとき、クーが話しかけてきた。
川 ゚ -゚)「どうした・・・・?具合でも悪いのか・・・・・?」
僕の顔色がよっぽど悪いのか彼女は心配していた。
( ´ω`)「・・・・・・・・」

41 名前:ぶん ◆YkpwaPEbXM [sage] 投稿日:2007/01/13(土) 22:57:48.20 ID:3KUoSH0X0
そう言えば・・・・・彼女はオカルトマニアだったよな・・・・。
もしかしたらなにか知っているのかもしれない。
そんなことから僕は彼女にこれまでの夢の出来事をすべて話した。
( ´ω`)「僕は・・・・・精神がおかしくなってしまっているのだろうか・・・?」
僕は彼女の顔を覗き込む。
彼女は真剣で、かつ冷静な表情をしていた。
川 ゚ -゚)「・・・・・」
彼女はノートパソコンをとりだし、起動する。
僕は黙ってパソコン画面をみていると彼女は2ちゃんねるに接続していた。

42 名前:ぶん ◆YkpwaPEbXM [sage] 投稿日:2007/01/13(土) 23:00:53.25 ID:3KUoSH0X0
( ´ω`)「2ちゃん・・・・ねる・・・・?」
川 ゚ -゚)「・・・・・」
彼女はなおも黙る。
彼女はオカルト板のあるスレッドをクリックした。
そのスレッドの名前をみて、僕はいやな予感がした。
『死ぬ程洒落にならない怖い話をあつめてみない?』
このスレッドのまとめサイトをひらき、彼女はある話をクリックする。

43 名前:ぶん ◆YkpwaPEbXM [sage] 投稿日:2007/01/13(土) 23:03:37.09 ID:3KUoSH0X0
川 ゚ -゚)「この話を・・・・見てみろ」
題名は『記憶を追ってくる女』
僕はその話を見た後、しばらく呆然としていた。
川 ゚ -゚)「なんだか・・・・お前の話に似ていないか?」
その話の大雑把な内容はこういうものだった。

44 名前:ぶん ◆YkpwaPEbXM [sage] 投稿日:2007/01/13(土) 23:06:07.80 ID:3KUoSH0X0
ある女の子が昔の自分の夢を観る。
夢を観るたびにどんどん現実に近づいていくというものであった。
しかし、ブーンの夢とは違う点が一つあった。
それはその女の子の夢には必ず不気味な女がいること。
(;^ω^)「僕の夢には・・・・こんな人出てきてないお・・・・」
川 ゚ -゚)「ブーン、本当に観ていないのか・・・・?」
(;^ω^)「・・・・・・」
そう言われると自身がない。

45 名前:ぶん ◆YkpwaPEbXM [sage] 投稿日:2007/01/13(土) 23:16:02.01 ID:3KUoSH0X0
川 ゚ -゚)「とりあえず次にまた例の夢をみたらよく観てみろ」
正直、もうこんな夢なんか観たくない。
もうこの夢が怖くて怖くてしょうがなかった。
だって次の夢は・・・・・・・
そんな願いも虚しく、その夜に悪夢を観てしまった。

46 名前:ぶん ◆YkpwaPEbXM [sage] 投稿日:2007/01/13(土) 23:20:19.87 ID:3KUoSH0X0
母「ブーン!!どこにいるの!!」
母の声が家の中に響く。
お朝ない頃の僕は自分の部屋で呆然としていた。
( ^ω^)「・・・・・・・・」
部屋はおろか家の中には何も無い。
机も、テーブルも、本棚も、椅子も、テレビも、何も無かった。
そんな部屋を見つめていたら母が部屋に入ってくる。

48 名前:ぶん ◆YkpwaPEbXM [sage] 投稿日:2007/01/13(土) 23:21:57.81 ID:3KUoSH0X0
母「ブーン、この家に残りたい気持ちはわかるけど・・・・・引っ越さなきゃいけないの・・・・・」
( ^ω^)「・・・・・」
家の中にある荷物はもう引越し先に送ったらしい。
あとは僕たち家族がこの家を出て行けばいいだけだ。
母「さぁ、行きましょう」
僕は母の手を握り締めながらこの家を後にした。
車にはもう父が乗っている。

49 名前:ぶん ◆YkpwaPEbXM [sage] 投稿日:2007/01/13(土) 23:24:08.00 ID:3KUoSH0X0
父「遅いぞお前ら」
僕と母は車に乗り込む。
父「この街とも・・・・お別れか・・・・」
父の表情はどことなく寂しそうだ。
いや、父だけではない。母も、幼い頃の僕もそんな表情をしていた。
車が動き出す。
その移動中に葬式をしている家を見つける。
ここの家は・・・・・・・ここの家はしぃちゃんの家・・・・・・。
ここで、しぃちゃんの葬式をしているんだ・・・・・・。

51 名前:ぶん ◆YkpwaPEbXM [sage] 投稿日:2007/01/13(土) 23:26:20.42 ID:3KUoSH0X0
( ^ω^)「・・・・・・・」
幼い頃の僕はその家を見つめている。
ついこの前までいつも一緒に遊んでいた友達・・・・・しぃちゃんの家を。
そして僕もしぃちゃんの家を見ていた。
僕はとてもやるせない気持ちになってくる。
(:^ω^)「・・・・・・・・ッ!?」

52 名前:ぶん ◆YkpwaPEbXM [sage] 投稿日:2007/01/13(土) 23:28:17.44 ID:3KUoSH0X0
しぃちゃんの家の窓に誰かいる。
女だ。
明らかにこの世の者ではない雰囲気を出している。
その女の表情は遠くてよくわからない。
腰までの長い黒い髪。白い着物を着ている。
その女が僕たち家族を・・・いや、僕をずっと見つめていた。
そこで空間が歪む。

53 名前:ぶん ◆YkpwaPEbXM [sage] 投稿日:2007/01/13(土) 23:30:40.23 ID:3KUoSH0X0
(; ゚ ω゚)「ッハァアア・・・・ッ・・・・!!」
僕はふと自分の顔を触っていた。
自分が生きているかを知りたくて。
(; ゚ ω゚)「いた・・・・お・・・・確かにいたお・・・・・・・」
黒髪の女が。
(; ゚ ω゚)「・・・・しぃちゃんが死んだ後から・・・・・でてきた・・・・」
と、いうことは
(; ゚ ω゚)「しぃちゃんの・・・・・怨念・・・・?」
もはや僕の考えは確固たるものになっていた。
僕は急いで大学に行き、クーに会うことにした。

54 名前:ぶん ◆YkpwaPEbXM [sage] 投稿日:2007/01/13(土) 23:34:11.02 ID:3KUoSH0X0
川 ゚ -゚)「どうしたブーン?また悪夢でもみたのか?」
( ´ω`)「・・・・・・観てしまったお・・・・」
そして僕はクーにまた夢の内容を話した。
その内容を静かに聞いていたクーは、口を開いた。
川 ゚ -゚)「ブーン・・・・一回イタコのところに行ってみたらどうだ?」
( ´ω`)「・・・・イタコ?」
川 ゚ -゚)「そうだ。イタコとは霊などを自身に乗り移らせてその言葉を語ることができる者のことをいう」
( ´ω`)「そのイタコから・・・・・しぃちゃんが僕に言いたかったことを聞けってことかお・・・?」
川 ゚ -゚)「お前も彼女が言いたかったことが聞きたいだろ?」

55 名前:ぶん ◆YkpwaPEbXM [sage] 投稿日:2007/01/13(土) 23:41:20.27 ID:3KUoSH0X0
僕は静かにうなずく。
川 ゚ -゚)「よし、決まりだ。授業が終わったらイタコのところに行こう。」
( ´ω`)「・・・あてはあるのかお・・・?」
川 ゚ -゚)「ここから少し遠いが私の知り合いにイタコがいるから大丈夫だ」
授業が終わり、クーのバイクに乗る。
走ること30分。
周りの景色は山や畑ばっかの田舎だった。
川 ゚ -゚)「よし、ついたぞ」
新手神社。
ここの神社の名前のようだ。

56 名前:ぶん ◆YkpwaPEbXM [sage] 投稿日:2007/01/13(土) 23:43:03.81 ID:3KUoSH0X0
川 ゚ -゚)「渡辺〜〜!!いるか〜!!」
クーが神社に向かいそう言うと巫女がのっそりと出てきた。
从'ー'从「クーちゃん!!久しぶりだねぇ!!元気にしてた?」
川 ゚ -゚)「久しぶりだな渡辺。実はみてほしい人がいるんだが・・・」
从'ー'从「その人はどこにいるの?」
川 ゚ -゚)「ほら、ブーン!!こっちに来い!!」
物陰に隠れていた僕は渡辺と呼ばれる巫女のところに行く。

57 名前:ぶん ◆YkpwaPEbXM [sage] 投稿日:2007/01/13(土) 23:44:54.71 ID:3KUoSH0X0
( ´ω`)「・・・・こんにちわですお」
渡辺は挨拶を返すことはなく僕の顔、姿をまじまじにみる。
最初は穏やかな顔だった渡辺だがどんどん表情がこわばっていく。
从'ー'从「あなた・・・・・・」
渡辺が静かに口を開く。
( ´ω`)「・・・・・・・?」
从'ー'从「よく今まで生きていたわね」
嫌な汗がどっと出てきたのがわかった。




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