64 名前:愛のVIP戦士[sage] 投稿日:2007/02/05(月) 00:20:43.60 ID:b1FVtzcH0
第四章〜誘拐
ξ゚听)ξ「ぁ゙ーもういったい何なのドクは、連絡もろくによこさない、
城にも入れないなんて」
ξ゚−゚)ξ「まぁまぁ」
ξ゚听)ξ「それに、この戦い方はドクの父ジョルジュに似た攻め方だけど
違うところもあるわ」
|ョA`ミ
ξ゚−゚)ξ「そこまでお調べになったんですね」
ξ゚听)ξ「あたりまえよ」
ξ゚−゚)ξ「心配なんですね…ドク様のことが」
ξ゚听)ξ「そう…って違います」
|ョA`ミ
ξ゚−゚)ξ「隠さなくてもいいのに」
ξ゚听)ξ「隠してなんかいません」
ξ゚−゚)ξ「ではそういうことにしておきます」
ξ#゚听)ξ「キーー」
ξ゚−゚)ξ「…(さっきから誰かに見られている?)」
ξ゚听)ξ「どうかしたの?」
|ミ
ξ゚−゚)ξ「!!」
ξ゚听)ξ「ねぇ」
ξ゚−゚)ξ「ツン様お茶のお変わりを入れてまいります」
ξ゚听)ξ「えぇいいけど」
65 名前:愛のVIP戦士[sage] 投稿日:2007/02/05(月) 00:20:58.12 ID:b1FVtzcH0
ξ゚−゚)ξ「何か用ですかセバスチャン?」
('A`ミ「おやおやもう見つかってしまいましたか」
ξ゚−゚)ξ「用件はなんですか?」
('A`ミ「あいかわらずお美しいですな」
ξ゚−゚)ξ「なんですか?」
('A`ミ「そうですね目的はツン様の誘拐です」
ξ゚−゚)ξ「誘拐ですか…」
('A`ミ「まったくうちの坊ちゃまにも困ったものです」
ξ゚−゚)ξ「ではさっさと誘拐していってください」
('A`ミ「いいんですか?」
ξ゚−゚)ξ「表面上はそとで私とアウトドアを楽しんでいるということに
しておきます」
('A`ミ「ご迷惑おかけいたします」
ξ゚−゚)ξ「では行きましょうか」
('A`ミ「そうですね」
66 名前:愛のVIP戦士[sage] 投稿日:2007/02/05(月) 00:21:16.39 ID:b1FVtzcH0
ξ゚−゚)ξ「ツン様お茶が入りました」
ξ゚听)ξ「ありがとう」
ξ゚−゚)ξ「今回のお茶は特製ブレンドですよ」
ξ゚听)ξ「本当、いつもと違うわ、なんだか眠くなりそうよ」
ξ゚−゚)ξ「それはもちろん睡眠薬を少々ブレンドいたしましたからw」
ξ-听)ξ「それで眠いわけね」
ξ゚−゚)ξ「眠たくなりましたらここにお休みください」
ξ-听)ξ「ありがと」
ξ゚−゚)ξ「いえ」
ξ--)ξ「zzz…」
ξ゚−゚)ξ「相変わらず寝顔も可愛いですね…じゅるり」
('A`ミ「まったくです」
ξ゚−゚)ξ「早く運んでください」
('A`ミ「では2日後にお届けいたしますね」
ξ゚−゚)ξ「よろしく」
67 名前:愛のVIP戦士[sage] 投稿日:2007/02/05(月) 00:21:46.43 ID:b1FVtzcH0
('A`ミ「さてさて誘拐成功ですか」
ξ--)ξ「zzz…」
('A`ミ「ツン様ツン様起きて下さい」
ξ゚听)ξ「んぁ?」
('A`ミ「お目覚めいかがですかな?」
ξ-听)ξ「・・・?」
('A`ミ「ツン様?」
ξ゚听)ξ「なに?」
('A`ミ「突然のことで申し訳ありません、あなたを誘拐してまいりました」
ξ゚听)ξ「あらそう」
('A`ミ「驚かないんですね」
ξ゚听)ξ「わーたいへんだわー(棒読み」
('A`ミ「まぁそんなこと良いんです。ツン様はこれから少しの間、
寝たふりをしてわれわれの会話を聞いてほしいのです」
ξ゚听)ξ「なんで?」
('A`ミ「坊ちゃまが話したくないことを話されれからです」
ξ゚听)ξ「…わかった」
('A`ミ「物分りが良くて助かります」
ξ゚听)ξ「ふん」
('A`ミ「では坊ちゃまを呼んでまいりますゆえ寝たふりを」
ξ゚听)ξ「はーい」
68 名前:愛のVIP戦士[sage] 投稿日:2007/02/05(月) 00:22:47.75 ID:b1FVtzcH0
('A`ミ「坊ちゃんツン様の誘拐に成功いたしました」
('A`)「マンドクサイ中ご苦労」
('A`ミ「いえいえ」
('A`)「しかし…」
ξ--)ξ「zzz…(何で私がこんなこと」
('A`)「可愛い寝顔だな」
ξ///)ξ「ボッ」
('A`)「なんかいま赤くなんなかった?」
('A`ミ「気のせいですよ…」
('A`)「そうか」
('A`ミ「そうです」
70 名前:愛のVIP戦士[sage] 投稿日:2007/02/05(月) 00:23:31.06 ID:b1FVtzcH0
('A`)「しかし、今からこいつを騙すと思うと良心が痛むね」
('A`ミ「いやならおやめになればどうですか?」
('A`)「それはできない相談だな」
ξ--)ξ「(さてどうやって騙すつもりかな?」
('A`ミ「しかし、本当に良いのですか?オリーブ国を攻めるなど」
('A`)「そうでもしないとこの眠り姫、戦おうともしないだろ」
('A`ミ「しかし、それではこちらには何のメリットも…」
('A`)「いまオリーブを攻撃しなかったらのちのち面倒になる」
('A`ミ「面倒とは何ですか?」
('A`)「この国が滅んだときに、オリーブだけが他の国と離れてしまう」
('A`ミ「しかし、絶対中立を誓っている国ですから、他の国も手は出さないのでは」
('A`)「この国がいなくなったら、残っているのはわずか2つの国しかない。
そんな中での絶対中立に何の意味がある?」
('A`ミ「ですが後からでも協力体制をとれば問題はないのでは?」
('A`)「あとから入ってきた者よりはやく入った者のほうが
優遇されるのはわかるだろ」
ξ--)ξ「…」
('A`ミ「…」
('A`)「こいつの国は今、協力体制の中に無理やりでも入れておかないと、
こいつ自身が辛い思いをすることになる」
('A`ミ「解りました」
('A`)「では起こすとするか」
71 名前:愛のVIP戦士[sage] 投稿日:2007/02/05(月) 00:28:10.40 ID:b1FVtzcH0
('A`ミ「もしもしツン様おきてください」
ξ-听)ξ「んぁ?」
('A`)「馬鹿な顔だな」
ξ#゚听)ξ「なんですって!」
('A`)「おっとお目覚めは最高のようだ」
ξ゚听)ξ「最悪よ!」
('A`ミ「いきなりすいませんツン様、坊ちゃんがお話があるというので
誘拐させていただきました」
ξ゚听)ξ「あらそう」
('A`)「驚かないんだな」
ξ゚听)ξ「なんだってー(棒読み」
('A`)「こいつウゼー」
ξ゚听)ξ「あらそう」
('A`)「さてツン、君をここに呼んだわけなんだが」
ξ゚听)ξ「なに?私の魅力に気付いてプロポーズしようっての?」
('A`)「よくわかったな」
ξ///)ξ「え!!?」
('A`)「冗談だよ」
ξ#゚听)ξ「キー!!!!!」
('A`ミ「坊ちゃまそろそろ本題を」
('A`)「そうだな…ツン、君の国に対して宣戦布告を行うよ」
ξ゚听)ξ「…なぜ?」
('A`)「理由は…そうだな進軍の邪魔だからだ」
ξ゚听)ξ「あらそう」
('A`)「じゃぁ用件は聞いてもらったし退室願おうかな」
('A`ミ「ツン様私がオリーブ国までお送りいたします」
ξ゚听)ξ「…さよなら」
72 名前:愛のVIP戦士[sage] 投稿日:2007/02/05(月) 00:29:11.11 ID:b1FVtzcH0
('A`)「あぁ用件はそれともう一つ」
ξ゚听)ξ('A`ミ「「え?」」
('A`)「さっきのプロポーズの話だけど、じつは冗談じゃなかったりするんだ」
ξ///)ξ「ボッ」
('A`ミ「ナンダッテー」
('A`)「じゃぁまた合えたらその時は式場で」
ξ゚听)ξ「くぁwセdrftgyふじこlp;@:「」」
('A`)「早く連れて行って」
('A`ミ「わかりました」
75 名前:愛のVIP戦士[sage] 投稿日:2007/02/05(月) 00:31:28.24 ID:b1FVtzcH0
('A`ミ「ただいま御連れいたしましたぞ」
ξ゚−゚)ξ「ずいぶんと早かったのね」
('A`ミ「では私はこれで」
ξ゚−゚)ξ「あらあら忙しい人」
76 名前:愛のVIP戦士[sage] 投稿日:2007/02/05(月) 00:32:38.70 ID:b1FVtzcH0
('A`ミ「ただいま帰りましたぞ」
('A`)「しかし一本とられたな」
('A`ミ「なにがです?」
('A`)「まさかツンをもともと起こしていたとはな」
('A`ミ「なんのことです?」
('A`)「俺が気付かないとでも思っていたのかな?」
('A`ミ「知りませんよ」
('A`)「まぁしらを切るならそれでもいい」
('A`ミ「申し訳ございません」
('A`)「いいんだよ多分俺も聞いてほしかっただろうから」
('A`ミ「しかしですね…」
('A`)「他になにか問題でも?」
('A`ミ「ツン様へのプロポーズですよ」
('A`)「あぁ」
('A`ミ「どうするおつもりです?」
('A`)「なるようになるんじゃないの?」
('A`ミ「なるようになりますかね…」
77 名前:愛のVIP戦士[sage] 投稿日:2007/02/05(月) 00:33:17.59 ID:b1FVtzcH0
この誘拐の後すぐにオリーブ国はvip連合国の傘下に入り
事実上四国戦争は二つの国の戦争になった。
78 名前:愛のVIP戦士[sage] 投稿日:2007/02/05(月) 00:33:40.05 ID:b1FVtzcH0
ξ゚听)ξ「これでよかったんだよね」
ξ゚−゚)ξ「わかりません」
ξ゚听)ξ「でもこれでドクの思い通りにすべてがそろったわけね」
ξ゚−゚)ξ「…」
79 名前:愛のVIP戦士[sage] 投稿日:2007/02/05(月) 00:34:06.02 ID:b1FVtzcH0
こうして預言書の通りに4つに割れた大地は2つになったのであった
第四章end
【関連】
一気読み
第一章 - 第二章 - 第三章 - 第四章 - 第五章
http://ex17.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1170597571/