( ^ω^)ブーン系小説完結作品集('A`) 〜('A`)ドクオが王様になるようです 第五章〜再起動〜

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81 名前:愛のVIP戦士[sage] 投稿日:2007/02/05(月) 00:39:25.91 ID:b1FVtzcH0
第五章〜再起動


('A`)「やっとすべてがそろった」
('A`ミ「そうですね」


('A`)「あとは俺が死ぬだけか」
('A`ミ「しかしそれではツン様へのプロポーズは?」
('A`)「かわいそうだがしかたのないことだ」


('A`ミ「…」
('A`)「頼むからそんな顔をするな、こっちまで悲しくなる」
('A`ミ「しかし、これではあまりにも酷すぎます」
('A`)「そうでもないさ、今までの戦いのように
    荒れ地を残すのではなく平和も残す」


('A`ミ「しかし荒れ地も残ります」
('A`)「爺はうるさいな…そうだな兵士全員にこの巾着を配れ」


('A`ミ「何がはいってるんです?」
('A`)「それはな…ツンの好きだったコスモスの種だよ」
('A`ミ「…」
('A`)「俺たちが死ねばその体の血肉を使ってこの花を咲かせる。
    死体の山はコスモスの山に変わるさ」
('A`ミ「それでツン様はお喜びなられるでしょうかね…」
('A`)「悲しむだろうね…でもそれでもやらなければいけない!」


82 名前:愛のVIP戦士[sage] 投稿日:2007/02/05(月) 00:39:58.18 ID:b1FVtzcH0

('A`ミ「まさに預言書のとおりですね」
('A`)「この予言は少し違うところがあるがね」
('A`ミ「そうですか?」
('A`)「まず最初に、この偉大な悪ってところだが父は偉大な馬鹿だったな」
('A`ミ「たしかに」
('A`)「それにもう一つ、誰も理解しないというのも嘘だ。
    現にお前とツンはこのことを理解している。」
('A`ミ「さようですね」
('A`)「俺としては、悲惨な最期という奴を待つだけなんだがね。」
('A`ミ「…」


83 名前:愛のVIP戦士[sage] 投稿日:2007/02/05(月) 00:48:24.49 ID:b1FVtzcH0

('A`)「決戦は明日だ」
('A`ミ「わかっております」

('A`)「月が綺麗だな」
('A`ミ「はい」
('A`)「なんだかガラスが曇っているようだ、あまりうまく月が見えない」
('A`ミ「何を言ってらっしゃr…そうですね、もう何も見えないくらい曇ってます」

('A`)「あとで拭かないとな」
('A`ミ「あとでやっておきましょう」
('A`)「すまない」
('A`ミ「では今夜はこれくらいでお休みになられてください」
('A`)「そうだな」
('A`ミ「ではお休みなさいませ」

(-A`)「今日は特別眠い」
('A`ミ「…」
(-A-)「このまま目が覚めないでほし・・・zzz」
('A`ミ「坊ちゃま」
(-A-)「zzz」
('A`ミ「なんとしてでも悲惨な最期は私が食い止めます、
    たとえこの体を犠牲にしようとも…」
(-A-)「zzz」


85 名前:愛のVIP戦士[sage] 投稿日:2007/02/05(月) 00:51:00.71 ID:b1FVtzcH0
その日一通の手紙が出された

あて先はツンの元であった。


お元気ですかツン様
この手紙をあなたが読んでいる頃には、すべて終わっていることでしょう。
私は、今この手紙を書きながら明日の戦いの準備をしています。
明日の戦いで私は死ぬでしょう。
いえ死ななくてはいけません。
故にもう会うこともできないでしょう。
だからこうして今手紙を書いています。
私の作戦が思うように動いていれば、きっといいことが起きているでしょう。
私の作戦が失敗しても、いいことが起きているでしょう。
もしあなたの元に、坊ちゃまが行きましたらこう伝えてください。



あなたは最高の王であり孫でした。


毒男国国王ドク様付き執事マンドクセー・d・セバスチャン






そして運命の決戦の日当日


86 名前:愛のVIP戦士[sage] 投稿日:2007/02/05(月) 00:53:04.73 ID:b1FVtzcH0

('A`)「諸君!!我々はこれを最後の闘いとする!!死力を持って敵を殲滅せよ」
l;;'A`!「オー」
('A`)「諸君は最高だそ!!して私についたことを誇りに思ってくれ」
l;;'A`!「オー」
('A`)「では全軍突撃!!」
l;;'A`!「オー!!」


('A`)「すまない、みんな…」


87 名前:愛のVIP戦士[sage] 投稿日:2007/02/05(月) 00:53:34.32 ID:b1FVtzcH0

( ^ω^)「今度の情報は確かかお?」
( ゜Д゜)「本当みたいだぞゴルァ!!」
( ^ω^)「それならいいんだお」
( ゜Д゜)「しかし待ち伏せとは暇だぞゴルァ!!」
ξ゚听)ξ「うるさい人ね」

ドクの作戦は、ドクの手によって連合国に知れ渡っていたのである。

l;;'A`!「ススメー」

そんなことをまったく知らない練炭兵たちは死の道を進んでいくのであった


88 名前:愛のVIP戦士[sage] 投稿日:2007/02/05(月) 00:55:36.59 ID:b1FVtzcH0
ザッザッザッザ



( ^ω^)「きたお」
( ゜Д゜)「こりゃすげーぞゴルァ!」
( ^ω^)「全軍だお全軍来ただお」
( ゜Д゜)「こっちも全員突撃だゴルァ!」

l;;'A`!「ナニ?ナマエカランカイッパイキテルヨ」

(`・ω・´)「今度は負けないシャキーン」

l;;'A`!「ウシロカラモキテルヨ」

(^^)「さてさて」

l;;'A`!「ウワァァァーニゲミチガナイヨォォ」
(^^)「死んでください」
l;;'A`!「ギャ」
(`・ω・´)「帰るんだ」
l;;'A`!「イテ」
(^^)「消えてください」
l;;'A`!「ヒデブ」
(`・ω・´)「もうくるな」
l;;'A`!「アベシ」
( ^ω^)「死ぬんだお」
l;;'A`!「ウッ」


こうして何もできないまま毒男国の練炭兵たちは散っていったのであった。



第五章end




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